アイドルという活動はどこか夏休みに似ているような気がします。限られた年月の中で、女の子がとてもきらびやかに輝く時期を走っていく。ひまわりが咲いて夏が到来して、夕立や少し涼しくなってきた夕暮れの風に夏休みから秋を感じて。アイドルの活動は夏休みに似ているような気がします。
アイドルも、ファンも、この夏休みがずっと続けばいいのにと願います。こんな楽しい日々が永遠であったなら、それはなんと素敵なことでしょう。そう願いながら日々を過ごすから、夏休みはとてもかけがえのない素敵な日々になります。
アイドルというものは数字ではないと思っています。数字では語れないのだと思っています。どれだけの桁の数字を記録するかではなく、人の心にどれだけ残るか。どれだけの思い出を刻めるか。それがアイドルとしての証なのではないかと思っています。
アイドルは、色々なものをファンに届けています。受け取る側によって、それをどういう風に受け止めるかはそれぞれですが、夢や希望や力といった前向きなキーワードがそこに並びます。いつだってアイドルが前向きであればこそ、その届けるものは強くなっていきます。
アイドルがファンに届けたものを、それが強いほどにファンもアイドルに勇気を届けています。辛いことがあってもアイドルはステージに上がります。夢と勇気のキャッチボールは、アイドルがステージに立つ強いモチベーションな気がします。
アイドルは夏休みが終わってもファンの記憶に残り続けます。素敵な活動を続けてきた人であればあるほど、ファンの記憶にいつまでも残り続けます。アイドル活動は永遠ではないかもしれないけれど、記憶は永遠です。
丸山夏鈴『Eternal Summer』PV
ひそかに応援していました。先月ブログでつんくPのことを話題にして、「初めて好きになったアイドルはモーニング娘。とミニモニ。」と綴り、その時アイドルからもらった勇気が今の活動につながっていると、つんくPに感謝の言葉を綴っていたのです。
全身全霊を込めてアイドルとして輝いてきたアイドルがいたこと。ずっとずっと忘れません。その笑顔も、歌も、永遠だと思います。
ご冥福をお祈りいたします。空の向こうでも、アイドルとして輝いていますように。