フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

八年前の大切な日

2010-06-30 21:45:21 | ハロプロ(ベリ&℃)

 「大切な日」。今は所属するグループで最年長になった女の子がそう呼ぶ日は6月30日。今日である。

 八年前の2002年6月30日。ハロー!プロジェクトキッズオーディションの合格者が発表された。最終選考に残っていた15人。その15人が合格した。
 その模様を伝えるハロモニを見たヲタ達がたちまち叫び始める。
 「15人も子供を採ってどうするんだ?」
 しかも、タイミングが悪いというか何というか、ハロプロ全体の人事移動の発表が翌月行われた。ハロプロ創成期から在籍していた平家みちよがハロプロを去る事も発表された。
 キッズが加入するから人事移動が行われるのか、人事移動をするからキッズを採らなくてはならないのか。将来の事を考えれば、子供を採ってじっくりとアイドルとして育てるのは悪い話ではないのだが、ヲタはキッズ加入を歓迎しないムードになっていた。

 2002年夏のハロプロコンサート。開演前にステージに登場したキッズメンバーの自己紹介が行われたが、客席は歓迎ムードにはなっていなかった。まさかこの三年後のハロプロコンサートで、このキッズから結成されたグループがモーニング娘。と変わらない大声援を、この代々木第一体育館のステージで受ける事になるなんて、当時の状況では多くの人は想像すらしていない。

モーニング娘。ハロプロキッズ 後藤真希「がんばっちゃえ!」


 時は更に流れて今。15人いたキッズから三人がハロプロを去り、二つあるキッズ出身者によるグループは、いずれも決して順調とは言えない状況。それでもメンバーは日々を力一杯走る。
 そんな12人にスタッフからしてあげられる事は、充実した活動とステージ。人気というものは色んな活動の積み重ねで出来上がる、アイドルの通信簿みたいなものである。だからこそ、「先生」のような立場の者達の力量も問われる。

 「大切な日」の前日に、キッズ出身者によるグループのひとつ℃-uteの新曲が発表された。前作に続き今回もDVD付きバージョンは二種類。そしてタイトルに虚脱感を感じ、複雑な気持ちを抱きながら6月30日を迎えるのだった。
 現時点ではまだメンバーはブログで新曲の話題には触れていない。リーダーが深夜に更新した「大切な日」という記事が、優しく浮かび上がるのみ。

 <大切な日>
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/464624546

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イングランドの歌声響く

2010-06-30 20:37:08 | サッカー
 日本対パラグアイ戦の話は別記事で書きます。

 イングランドが「あっさり」と敗退した。誤審は気の毒だったけれど、内容的には完敗と言ってよいものでした。ドイツは上手い。改めてそう実感した試合です。試合後、スティーブン・ジェラードの悔しさを滲ませた何とも言えない表情が何とも言えず、彼を応援していた私は、不完全燃焼気味に南アフリカを去っていくイングランド代表を画面越しに寂しい気持ちで見つめるのでした。

 グループリーグの試合で、NHKのアナウンサーによる「今日もスタジアムには、イングランドサポーターによるゴッド・セイブ・ザ・クイーンの大合唱が響き渡るのでしょうか?」とアナウンスを聞きました。試合前の国歌斉唱の時の話です。
 イングランドサポーターと言えば、スタンドにこだまする大きな歌声というイメージ。それはまさに「ロックの国」に相応しい力強さに満ち溢れています。

 1960年代のビートルズ、ローリングストーンズ。1970年代のディープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどのハードロック。1980年代のパンクやニューウェーブ。ブリティッシュロックは世界をリードしてきました。英国のロックミュージシャンの多く、いやほとんどが、イングランドにひいきチームがあります。マンチェスター出身のオアシスのギャラガー兄弟みたく、好きが高じてマンチェスターシティの株主になったミュージシャンまでいます。マンチェスターシティは、アルゼンチン代表テベスやパラグアイ代表サンタ・クルスの所属するチームです。
 こんな話もあります。ビートルズのベスト盤、通称赤盤と青盤と言われている作品。赤盤は初期~中期、青盤は中期~後期の作品が収められているのですが、この赤と青という色はビートルズのメンバーの出身地であるリバプールの街のチーム、リバプールFC(赤)とエバートンFC(青)から来ているという話があるのです。
 私が以前にトヨタカップ(クラブの欧州王者と南米王者が対決する大会。日本の国立競技場で毎年開催されていた)を観に行った時、優勝したレアルマドリードの表彰式のバックに流れていたのは、クイーンの「ウイ・アー・ザ・チャンピオンズ」でした。ブリティッシュロックとサッカーはやはり似合います。

 そんなブリティッシュロックの国のサポーターが奏でる応援スタイルは、大音量で響く歌声。雨の多いイングランドは、二部や三部のリーグのチームのスタジアムにさえスタンドには屋根が架かっています。その屋根に歌声が響き渡ります。ギネスブックに「スポーツにおける世界一ボリュームの高い応援」としてリバプールFCのサポーターの声援が認定されているように、イングランドのサポーターは大声で歌う。ひたすら歌う。
 面白いのは、日本みたく誰かがリードをとって、それに合わせて歌う訳ではなく、スタンドの観客の誰かが歌い始めて、周りが「今その歌を歌うタイミングだよな」と同調すれば大合唱になり、「今その歌は違うだろ」となれば沈黙になる。そういうセッションが90分間行われているという事。
 ハロプロの観客が行なうコールにも通じるような、コールリーダーがいない自由空間がイングランドの応援スタイルなのです。

 ワールドカップにやってくるイングランドサポーターは、イングランドの旗である白地に赤い十字の「セント・ジョージ」の旗に、自分の応援するクラブの名前を入れてスタンドに掲げています。こんな事をしている国は珍しいので、画面に映るとついつい読んでしまいますが、有名なクラブ、たとえば「マンチェスターユナイテッド」や「アーセナル」や「チェルシー」や「リバプール」などは見かけず、聞いた事のないようなクラブ名が目立ちます。二部や三部のクラブかもしれません。
 彼らにとってW杯は、日頃のホームスタジアムの何倍もの大観衆と、比較にならないほどのテレビ視聴者の舞台。そこに「愛するクラブ」の名前を示す事により、「我々だってイングランドのサポーターである」というアイデンティティーを誇示する場所なのかもしれないと思うと同時に、サポーターにとってのワールドカップという夢の舞台は、マイナーミュージシャンがアリーナやスタジアムクラスのステージに立つようなものであるのかもしれないとも思うのでした。

 サポーターは12番目の選手であると同時に、オンリーワンなミュージシャンなのではないか?イングランドサポーターを見ているといつもそう思います。
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あの日のパラグアイ

2010-06-29 21:08:38 | サッカー
 W杯は決勝トーナメントに突入しました。今のところはだいたい順当な結果に落ち着いているような気がしますが、今日の試合は順当な結果にならない事を祈ります。

 パラグアイとはよく試合をしているイメージがあり、私も国立競技場で日本対パラグアイ戦を観戦した事があったりする訳ですが、その生で観た試合より記憶に鮮明な試合があります。

 世界の各大陸には、その大陸のサッカーのナンバーワンを決める大陸選手権があります。南米にも南米選手権コパ・アメリカという大会があります。コパとは英語でカップの意味です。
 このコパ・アメリカは南米の国だけではなく、ゲスト出場国という枠があり、1999年にパラグアイで開催されたコパ・アメリカには日本がゲストで招待されました。
 その年の4月にナイジェリアで行われたワールドユース(20歳以下の選手を集めた代表チーム同士の世界大会)で、フィリップ・トルシエ監督率いるU-20日本代表は準優勝という快挙を達成していました。
 その勢いのままにパラグアイに乗り込んだ日本代表。しかし、ホームであるパラグアイは大声援を受けながら、試合開始から猛攻をしかけ、日本はなす術なく0-4で大敗しました。岡田監督の下で1998W杯フランス大会に出場したベテラン選手達を中心とした守備陣は、パラグアイのスピードについていけず、トルシエ監督はこのパラグアイ戦を境に守備陣を、ワールドユース準優勝組を始めとした若手選手に切り替え始めたのでした。

 その時のパラグアイ代表には、当時まもなく18歳になろうかという若いフォワード、ロケ・サンタ・クルスがいました。サンタ・クルスの縦へのスピードはとんでもなく速いもので、日本で言えば高校三年生の年齢の選手に日本代表のベテランたちは振り回されました。
 パラグアイと言えば守備が堅いチームというイメージがあり、当時のスター選手もフォワードとかではなくゴールキーパーのホセ・ルイス・チラベルト。そんな守備のチームパラグアイが見せた圧倒的な攻撃力。日本で行われた親善試合では良い勝負をしていた相手が、ホームでは別人のような切れ味鋭いサッカーを見せる。これが世界というものなのかと、私はテレビの前で愕然としながら画面を見つめていました。

 パラグアイが守備に強いのは地図を見ると理解できます。周りを他国に囲まれているのです。つまり海がなく山の国であり、常に他の国の侵攻を意識せざるを得ない地理関係に置かれている事が、代々の国民のDNAに刻み込まれているからではないでしょうか。

 地続きで周りを他の国と接している国パラグアイ。国土の周りを海に囲まれている国日本。
 境遇の異なる国がW杯でぶつかるのも醍醐味。11年前に日本の守備陣を翻弄したサンタ・クルスと再会出来るのもW杯の醍醐味。ただし、結果まではトレースする必要はありません。
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ガキさんとさゆみん

2010-06-28 22:33:57 | ハロプロ(娘。)

 モーニング娘。の舞台「ファッショナブル」が終わりました。自分は観に行けなかったのですが、出演者の皆さんとスタッフの皆さんお疲れ様でした。
 今回の舞台には℃-uteの中島早貴ちゃんがゲストとして参加していました。なっきぃは℃-uteの舞台でもなかなか良い演技をしていたし、矢島舞美ちゃんと一緒に出演した舞台でも、目立つ役ではない割には良い存在感を出していました。
 そんななっきぃがモーニング娘。達に囲まれて、どこまで存在感を出せるか?それも大事でしたが、気になっていたのは溶け込めるのかどうか。
 女優を目指すならこれはマイナス要素だと思うのですが、なっきぃは人見知りが激しいイメージがあります。舞台の稽古が始まった当初も、ブログに舞台の稽古の話題がなかなか出て来なくて気を揉みました。
 そんななっきぃに早速声を掛けてツーショット写真を撮りブログに上げてくれたガキさんとさゆ。二人はは天使に見えましたよ。
 そんな天使二人の歌を。

弱虫 opv  モーニング娘。(新垣里沙、道重さゆみ)

 これは力作ですね。モーニング娘。PV担当班の皆さん見てください。

 ガキさんやさゆは決してエースタイプではないし、本人もそう自覚しているっぽいですが、やはりグループというものはこういう人がいなくては成り立ちません。サッカーにたとえるなら、みんながフォワードではなく、守備をする人、相手のパスをひたすら抑える人、そういうタイプの人も必要です。そういうタイプに味のある人がいてこそグループは輝きます。
 モーニング娘。も同じ。みんなが高橋愛である必要はないのです。新垣里沙や道重さゆみもいなくてはイケマセン。

 ガキさんもさゆも早い段階でなっきぃとのツーショットを載せたという事は、自分の存在がグループにおける潤滑油のような存在である事を理解しているからこそ、なっきぃを受け入れる先鋒役を務めたのだと思います。そこまで考えていなかったとしても、無意識にそういう結果に導いたと言えます。守備と攻撃をつなぐ人のように。

 先日、ファッショナブル大阪公演の後、メンバーと共演者の皆さんとで食事会を開いたみたいでしたが、ブログ画像を見るとなっきぃも楽しそうにしていました。その写真を見て、なっきぃもなっきぃなりにモーニング娘。に溶け込んで、大変ながらも楽しい日々を送れたのだなと嬉しく思いました。
 違うグループの舞台に上がるというケースはハロプロでは珍しいケースですが、こういう試みはお互い良い刺激になるという事で、今後も実施してみてほしいと思います。
 ただし、前売り開始段階でちゃんと発表してください(苦笑)。そうしないと「客寄せ」と受け取られるし、今回のなっきぃの出演はそう言われても仕方がない発表の仕方でしたね。それさえちゃんとしていれば、まったく問題ないと思いました。

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イベントをネット配信するアイドル

2010-06-27 11:13:10 | ハロプロ2010
 前々回の記事にて宣伝コピペを貼りましたが、ももいろクローバーの結成二周年記念ライブが昨日ニコニコ生放送で配信され、思う存分楽しんできました。
 ニコニコ生放送は、ニコニコ動画と同じようにコメントを書き込めるようになっています。開演10分前からアクセス出来るようになっていたので、早速アクセスして開演までメンバーの名前を書き込んだりしていた訳ですが、その様子がまるで開演前に無人のステージに向かって叫んでいるヲタを思わせて苦笑。いい感じですよね。気分が高まります。
 ライブ中もたくさんの人が観覧していたようで、コメントも大賑わいでした。自分もたくさん書きましたが、慌ててミスタイプもしました。
 有安杏果ちゃんに向かって、「ももこかわいい」と書いてしまいました(苦笑)。すかさず、「嗣永桃子?」とツッコミが入り嬉しかったですが。(嬉しいのか)
 「か」と「こ」を間違えるなんてキー配置的には有り得ないんですが、要するに「ももこ」と打ち慣れているので、手が勝手に動いたんでありや~す(笑)。

 ライブはカバー曲も歌ったのですが、「大人の事情」とやらで、カバーの時は画面上では音声が流れず。BGMには予めスタッフが用意したのであろう「未来へススメ!」のギターソロ演奏バージョンのインストゥルメンタルが流れていました。ステージでは激しく踊るメンバー、音声で流れる寂しげな音色のギター。そのギャップがシュールでした。

 こういうライブ生中継は楽しいし、観に行けない者にとっては嬉しいもの。このももクロライブは小さいライブハウスで行われたので、チケットを入手出来なかった人も多く、その辺りを配慮して実施された企画なのでしょう。
 こういう企画、ハロプロでも是非実施してほしいですね。DVD化されないような公演でも、映像として観たい公演は色々あります。たたとえば、コンサートツアー初日を配信すればツアーの宣伝にもなるし、DVDにはならないメンバーの地元凱旋公演も映像で観てみたい。
 そして、ファンクラブ会員限定のイベントなんて、これこそネット配信するべきものだと思っています。この手のイベントは後にDVD化されてファンクラブで販売されるから、それより先に映像化したくはないという意向もあるのだと思いますが、勿体ぶらずに配信した方が喜ばれるだろうし、それを観てファンクラブ会員になりたいと入会する人も出てくるだろうから、宣伝にもなると思います。
 そして、宣伝になるような面白いイベントにしなくては!と、制作スタッフにも気合いが入ること確実。

 今年二月に行われた℃-uteの、二月が誕生日なメンバー三人(矢島舞美、中島早貴、萩原舞)によるバースデーイベントはファンクラブ会員限定でした。しかも、自分も含め落選者も多かったようなので、サービスでネット配信をしないかなと期待していたものです。でも、実現はしませんでした。

 しかし、遂にファンクラブイベントがネット配信される日がやってきました。最近は事務所もネット配信やネット動画に力を入れ始めていますが、今日行われるスマイレージのファンクラブイベントがネット配信されます。

 「S/mileage Mega Bank vol.2」で、ファンクラブイベント“初”のUstream中継!!

 スマイレージ応援企画~S/mileage Mega Bank vol.2~の「1コーナー」で、Ustreamを使用し、生中継でスマイレージFCイベントの雰囲気を紹介!!
スマイレージの笑顔、初めて見る全国の方へグループのアピール、ファンクラブイベントの魅力、直近のお知らせ、などなど・・・。制限時間内で存分にプロモーションするコーナーです。
オンエアタイムは特定のメンバーがボックスに入ったタイムカードを引き決定します。

【配信予定時間】
6/27(日)
1公演目14:10~14:40の間で、生中継は5分以内となります。
2公演目16:30~17:00の間で、生中継は5分以内となります。
3公演目19:20~19:50の間で、生中継は5分以内となります。
※ネット環境・イベント状況等により、中断させて頂く場合もございます。
 配信URL
http://www.ustream.tv/channel/umileage

 以前にも書きましたが、スマイレージはネットやモバイル端末を活用したサービス展開に力を入れています。個別ブログ、ツイッター、ARコード、YouTube、チャット。
 スマイレージのこういうデジタルメディア展開は大賛成。ここ数年のハロプロは大都市圏、それも関東に住んでいないと辛い、いわゆる現場型アイドルでしたが、こういうデジタルメディア活動なら全国どこに住んでいても楽しめる。海外在住でもOK。
 スマイレージは、「インターネットで会えるアイドル」という道を極めてほしい。そう期待が膨らむ、今回のイベント配信です。

 更に本日の13:00から配信される「岡井ちゃん、寝る!」という番組にも期待です。こちらはどんな内容になるのか見てのお楽しみに的なものだけに、まずは見てみなくてはですね。
 岡井ちゃん、寝る! 配信URL
http://www.ustream.tv/channel/%E5%B2%A1%E4%BA%95%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E5%AF%9D%E3%82%8B
 
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カルチョスタイル

2010-06-26 16:59:19 | サッカー

 グループリーグは波乱がいくつも起こり、いくつかの意外な結果を見る事になりました。これもアフリカ大陸で行なわれている大会ならではの波乱でしょうか。
 なかでも驚いたのが、イタリアが一勝も出来ずに敗退した事です。

 日本で「サッカー」と呼ばれているスポーツは、世界的には「フットボール」と言われています。国によって綴りや発音が異なりますが、それがスタンダード。しかし、例外もあってイタリアだけが「カルチョ」と呼んでいます。
 カルチョとはイタリアのフィレンツェで古来行なわれていた蹴球の祭から来ているようです。昔からイタリアでは、ボールを大勢で蹴りあって、相手の町に設けられたゴールに蹴りこむ祭がありました。蹴りこんだ時点で勝敗の決着は付く流れ。つまり、ゴールを割られるという事は試合終了を意味する。イタリアが非常に守備を重視して、1-0で勝つ事が美しい勝ち方とされるのは、そのあたりに起源がありそうな気がします。
 「鍵を掛ける」という意味の「カテナチオ」を呼ばれるイタリアの守備の堅いサッカースタイルは、素早いプレスで相手からボールを奪い、前線に張る強い攻撃の選手に預ける。その攻撃の選手が「ファンタジスタ」であればあるほど、イタリアの勝利は近くなるのです。
 その勝利の公式に従えば、今回のイタリアはカテナチオが破綻し、ファンタジスタが不発に終わった大会という事になるのでしょう。
 馬に跨り、一人で剣を持って相手の陣地に突撃していくような勇士。イタリアは長らくそういうイメージの選手を排出してきました。パオロ・ロッシ、ロベルト・バッジオ、アッレサンドロ・デル・ピエロ、フランチェスコ・トッティ。
 日本対デンマークの試合における日本のプレイを、本来はイタリアがやらなくてはいけないような試合スタイルだと書いたイタリアのマスコミがあったようですが、きっちり守備をして、人数の少ない勇敢な攻撃陣が相手陣内に攻めていくという、デンマーク戦での日本のスタイルは、確かにカルチョ的であったかもしれません。
 そういえば、イタリアも日本も、古くから国内で国捕り合戦をしていた国でもあります。

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ハロプロメンバーとワールドカップ

2010-06-25 21:25:20 | ハロプロ2010
 今日は早起きしたので眠いです。何故早起きしたかは、言うまでもないですよね。ヤッター!という気分です。試合や大会を振り返るのはまだ早いので、今はまだ何も言いません。

 ハーフタイムに携帯を開いて、「もしや、ブログ更新してるかも」と、真野ちゃんやさゆのブログを開いたら、期待通り早朝から新着記事アリ。真野ちゃんはツイッターで実況もしていたみたいですね。実況とは、テレビを見ながらリアルタイムに感想を高速に書いていく行為で、実況専門の掲示板も世の中には存在します。

 真野ちゃんヲタ気質ですね(苦笑)。でも、そこがいい。

 さゆも舞台の仕事をやっている日々でありながら、リアルタイムで観なくては意味がないと、早起きしてテレビの前で興奮状態。

 さゆもヲタ気質ですね(苦笑)。でも、そんなさゆが良い。

 真野恵里菜ブログの早朝記事
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/462573047
 道重さゆみブログの早朝記事
http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/462573592

 朝も早くから更新する二人に敬意を表して、ハーフタイムにコメントを書きましたが、試合が終了してからも改めて書きました。終了後は岡井ちゃんにも書きました。
 岡井ちゃんの記事がワールドカップが始まってから、コメント数が大変な事になっていますね。昨日の記事なんて凄すき(笑)。
 その昨日の記事 (コメント数にも注目)
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/462467486

今まで℃-uteブログに寄せられるコメント数はずっと愛理がダントツに多かったのですが、ワールドカップが始まってからは岡井ちゃんです。サッカーに便乗してるだけじゃんと言われそうですが、みんな岡井ちゃんとサッカーの話がしたいという事ですよ。広い心で見守ってください。

 ハロプロブログとワールドカップ。各メンバーに於ける、ワールドカップへの距離の取り方がなかなか面白いところです。このあたりをメンバー別に色々考察していくと、なかなか深い話が書けそうです。でも、今回は短いですがこの辺で。眠いので(苦笑)。いや、このあと面白いカードがあるから起きていないとイケマセン。ブログとワールドカップの両立、ハロプロメンバーも大変ですね。

 ※お知らせ 明日都内で行われる「ももいろクローバー結成二周年ライブ」が、ニコニコ動画で生中継されます。ももクロちゃんを捜査している方で、ライブに行けない方は是非。自分も楽しみです。
 ライブハウスのキャパシティが小さいゆえに、こういう企画は有難いですね。

◆ニコニコ動画生放送決定!
来たる2周年記念ライブ、チケットが手に入らなかった方、東京以外にお住まいの方に朗報です!
ニコニコ動画さんとのコラボレー ションで、ニコニコ生放送(ライブ中継)が決定しました!

生放送開場:18:20 (予定) 
生放送開演:18:30
内容: ももいろクローバー2周年記念ライブ「最強は ももクロがキメル!梅雨。」の生中継(無料放送)

URL : http://live.nicovideo.jp/gate/lv19805029

<注意>
・ニコニコ動画は、会員登録制です。視聴方法などはニコニコ動画HPをご参照ください。
・配信される動画を、許可無く2 次利用することはできません。
・接続ユーザーの数や視聴環境に よっては、つながりにくい状況もあります。

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アイドルユニットサマーフェスティバル

2010-06-24 20:55:21 | ハロプロ(ユニット)

 事務所の垣根を越えてアイドルが集まってコンサートをやらないかな?と、このブログに少し前に書きましたが、遂に実現します。8/30、8/31の二日間、東京渋谷のC.C.Lemonホールです。出演は、SKE48、スマイレージ、bump.y、ももいろクローバー(五十音順)。
http://www.helloproject.com/event/1006231300_event_smileage.html
 フレッシュアイドル揃い踏みという感じですね。東京女子流がいればバッチリなラインナップだったと思いますが、四組という事は一組ずつの持ち時間が多く取れますから、色んな歌が歌えます。スマイレージはシングル曲全部歌いそうですね。

 主催はニッポン放送、東京ニュース通信社(月刊BLT)だそうです。なんか、NHKもアイドル合同ステージを企画しているという噂を聞きましたので、今後こういうコンサートは何回か期待出来そうですね。

 さて、このコンサートはハロヲタ的にはどうなんでしょうか?夏と言えばハロプロコンサートもある訳ですが、やはりハロコンの方が大事。こういうハロプロ以外と絡むコンサートなんて興味ナシですか?
 自分はとてもワクワクしています。チケット、申し込んでみようと思っています。チケット価格がハロコン並みに高いですが、自分としてはハロコンより期待してしまいます。(メンバーの皆さんすいません)
 正確に言えば、期待と言うか「現実」を観たいし味わいたい。
 スマイレージのステージングは勿論生で観ているし、メジャーデビューシングル「夢見る15歳」も生で観ています。だからこそ、スマイレージがどこまで魅せる事が出来るのかを、外の舞台で観てみたいのです。ハロコンだと、どうしても新人という扱いになってしまうから、彼女達が突き抜けて魅せる事は難しい。うまく言えないけれど、いや言っちゃいけないけれどかな(苦笑)、スマイレージがハロコンで先輩より目立つ事は考えにくいのです。
 これは、スマイレージが先輩方より魅力がないという意味では勿論ありません。

 自分達とキャリアや年代が近い者が集まるステージなら、スマイレージも思う存分力を発揮出来ると思うし、その思う存分力を発揮している姿が観たいです。
 これは他のグループにも言える事です。SKEの皆さんも、ももクロちゃんも、遠慮なしに力を発揮してくる事でしょう。ガチンコバトルです。フレッシュアイドルの現在の力がはっきりわかるステージになると思います。

 なんか抜かしたよね?とツッコミが来そうですが、bump.yは予備知識がありません(汗)。あの桜庭ななみちゃんが在籍しているそうです。動画を見てみましょう。

桜庭ななみ・若手女優6人「bump.y」、ネットを飛び出し初舞台

 歌はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=z3FnX8N5Bxo

 いかがですか?bump.yも気になりますが、自分はまだSKEを生で観た事がないので(一度イベントを観てみたいとは思っています)、SKEもとても気になります。スマイレージヲタの人々も、SKEのパフォーマンスは気になるところでしょう。

SKE48 3rdシングル「ごめんね、SUMMER」2010年7月7日発売MV


 なかなかではないですか?ハロプロヲタも油断しているとSKE率いるピノキオ軍に心を撃たれてしまいますよ。

SKE48 3rdシングル「ピノキオ軍」2010年7月7日発売MV

 (個人的にはこのPVと曲が気に入りました)
http://www.youtube.com/watch?v=XxpDHWIh5Rc&feature=channel

 ピノキオ軍は大丈夫だと余裕見せていても、週末ヒロインにハートを狙い打ちされる危険性があります。

ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」PV


 ももクロちゃんを生で観た自分が警告しておきますが、ももクロちゃんは手強いです。気になったら無理をせず、おとなしくハートを盗まれた方が安全です(苦笑)。

スマイレージ - 夢見る 15歳


 勿論、スマイレージも負けないステージを見せてほしいですね。こういう場に、まさに「ハロプロ代表」として打って出ていくスマイレージ、なんだかカッコイイではないですか。
 ハロプロという枠の中だけで評価を得るだけでなく、こうやって外に出ていく。ハロプロヲタではない人にも観てもらう。素晴らしい機会だと思うし、参加にゴーサインを出したスマイレージスタッフにも拍手を送りたいです。

 さて、どんなコンサートになり、各グループがどんな評価を受けるか。非常に興味深く、非常に楽しみです。

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Like a Shooting Star

2010-06-23 21:10:12 | ハロプロ(ソロ)

 一昨日は、℃-uteの岡井千聖ちゃんももいろクローバーの高城れにちゃんの誕生日でした。誕生日おめでとうございます。
 岡井ちゃんと言えば、℃-uteブログの岡井ちゃんが書く記事が最近すっかり「サッカーブログ」と化して、なかなか面白く読ませてもらっています(苦笑)。日本代表の試合を話題にするのは他のメンバーも、他のアイドル達もあちこちで書いていますが、日本以外の試合の事も書いていたりして、それも楽しませてもらっています。
 そんな岡井ちゃんへのリクエストは、W杯が終わっても時々でいいからサッカーの話を書いてほしいという事。Jリーグや海外サッカーも観て、その感想も書いてほしい。岡井家がスカパーと契約しているかはわかりませんが、是非「サッカーヲタアイドル岡井千聖」を一つの売りにしてほしいです。

 誕生日というめでたい話題のあとに書くのは、ちょっと気が引けますが、本日岡田唯さんがハロプロ関西を辞める事が発表されました。

 公式サイト
http://www.up-front-agency.co.jp/artist/okada-yui/schedule_Info.php?id=2439

 岡田唯やんは、美勇伝解散後しばらくして、活動拠点を関西に移していたのですが、ついにタレント活動からの引退を決意したとの事です。「寂しい」という気持ちとともに、「やはり」という気持ちもあります。人気商売のシビアさと現実。アップフロントは面倒見が良いと言われますが、ハロプロに関して言うならば、それは必ずしも当たっていません。当たっているとすれば、それは「元モーニング娘。」な人だけだと思います。

 アイドル全員がスターになれる訳はない事は勿論理解していますが、自分が見てきたアイドルは一人でも多くスターになってほしいし、スターに近付いてほしい。岡田唯やんの笑いのセンス好きでした。人形劇には毎回笑わせてもらいました。
 でも、話の面白いアイドルは他にもいる。それ以上を見せなければ生き残れない世界。彼女は大阪の子だから、やはり周りも過剰に笑いを期待してしまう。それに疲れてしまったのかもしれない。

 救いなのは上記に貼ったURLの通り、公式に本人からの挨拶文がある事。それすらもなくハロプロを去っていったメンバーもいる事を思えば、まだ救いはあります。

 先日、AKBの研究生メンバーが数名辞める事になり、公式サイトに挨拶文が掲載されていました。どのメンバーも文章に悔しさを滲ませながらも、夢を諦めずに頑張っていきたいという抱負を述べていました。岡田唯やんと一緒です。ファンは寂しい気持ちになりつつも、前向きに去っていくアイドルに拍手が送れる。

 それに対してハロプロエッグは、基本的にはそういう場が与えられないようです。挨拶文を掲載して去っていったエッグメンバーもいますが、その辺りはCDデビューした事があるかどうかの差?と、こちらが推測するしかないくらい、基準は明らかにされていません。それどころか、立場ある事務所スタッフの見解によれば、ハロプロエッグは研修生だから、扱いとしては一般人扱いであり、辞めるからといって挨拶文を発表する義務はないのだそうです。

 私がこの数日色々考えている事は、歩く道や目指すゴールが違ってしまっても、ハロプロに一度は在籍した子は夢を少しでもいいから叶えてほしいなという事。その夢は今いる場所にしかない訳ではないという事。

美勇伝 なんにも言わずに I LOVE YOU (岡田唯 Ver)

 

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純南米的攻撃スタイル

2010-06-22 21:50:15 | サッカー
 戦術や選手起用に長けた監督が指揮を執ると、チームの力が倍になっていく。昨日のチリ対スイスはまさにそんな試合でした。
 前回大会から続く五試合連続無失点で、W杯の連続無失点時間記録を樹立したスイスの組織的な守備。それに挑むチリの監督は、北京五輪でアルゼンチンを金メダルに導いた理論派監督。

 そんなチリの攻撃サッカーを支えていた選手達は、ブラジルやアルゼンチンに比べて南米系な顔立ちの選手が多いようです。
 移民系民族にどんな人達が多いかでサッカースタイルは変わってきます。サッカーはボール一つで出来るスポーツ。だからこそ貧富の差など無関係に世界中で普及した訳ですが、ルールが簡単だというのも良かったのだと思います。そして、シンプルゆえにその国の性格というものが色濃く現れるのです。

 先住民系の人が多いチリは、背は高くはないものの、敏捷さを合わせ持ち、そこにヨーロッパでプレイする選手が各国のリーグで体感してきた組織サッカーがプラスされ、非常にスリリングな、先の動きの読みにくいサッカーをしてきます。
 険しい地形で狩猟をして暮らしてきた南米の人のバイタリティーがプレイにもDNAとして受け継がれ、相手の隙を突いて素早い動きで前に出るプレイは、まさに獲物を見つけ仕留めようとする時の動きにも似て、勇ましさを感じます。それは移民系の人が多い他の南米の国のプレイスタイルより、狩猟民族ならではの獰猛(どうもう)さを強く感じさせます。
 それは、ボールを使って楽しむような華麗な動きのブラジルサッカーや、テクニックとずる賢さをミックスしたアルゼンチンサッカーとも違う。これが本来の南米スタイルと言えるのかもしれません。チリスタイルは南米スタイルの原点。

 チリは初戦で48年ぶりの勝利を挙げました。その48年前とは、自国開催した時のものだそうです。その後、1998年フランス大会では、2引き分け1敗と一勝もしないまま決勝トーナメントに進出した実績もあるチリ。今回も何かやってくれそうな、そんな雰囲気が漂うのは、南米の逞しい雰囲気に満ち溢れた風貌が、ヨーロッパともアフリカとも違う、独特のオーラに包まれているからでしょうか?
 ブラジルよりも、アルゼンチンよりも南米らしさに包まれたチリの雰囲気と、力強く逞しい攻撃サッカー。決勝トーナメントが賭かる三戦目の相手は、ヨーロッパを代表する攻撃サッカーのチームであるスペインです。
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