読者の皆様にお知らせがあります。タイトルでおわかりいただけますように、当ブログを暫く休止いたします。休止と言っても何ヶ月も休む訳ではなく、予定としては来月開催されますモーニング娘。の東京公演あたりで再開したいと考えております。
突然な事ではありますが、実は少し前から検討しておりました。理由は色々ありますが、ハロプロに興味がなくなったという訳ではなく、少し充電をしたいというのが一番の理由です。
はっきり言えば私は今の自分の作り出している文章には満足しておらず、その想いを煮詰めていくために時間を置きたい、そう考えた次第です。
勿論、休んだからといって面白い文章がすぐに書けるようになるかはわかりませんが、色々考える時間が必要だと考えました。
休止中も、他のブログは更新しますので、以下のブログを見ていただけたら嬉しいです。
明日葉通信
(フリーテーマで書いているブログ)
http://ameblo.jp/seasonz/
たびずき
(紀行文を綴っているブログ)
http://seasonz12.exblog.jp/
カナガワ撮り歩き紀行
(自分が撮った写真を紹介しているブログ)
http://seasonz.blog18.fc2.com/
そして、Twitterの方も今まで通り続きます。
また、今回の休止を機会にリンクさせていただいているブログの整理も行いました。管理人とこの一年以内に交流(実際に会う、コメントをいただくなど)をさせていただいた方のブログのみとさせていただきました。
そして、新たにリンクに、
葵月 無幻の記憶
http://jasmine029.blog22.fc2.com/
(Jasmine029さんによる写真ブログ)
を追加いたしました。面白いブログですので是非ともご覧下さい。
ブログ休止中もコメントは受け付けております。今回の記事のコメント欄にてコメントをお寄せください。随時、コメレスをさせていただきます。また、プロフィール欄にあります管理人メールアドレスの方でも意見などをお待ちしております。
という事で、短い間ではありますが、しばしの休息に入ります。よろしくお願いします。
12/12、たまたま某掲示板を読んで、SI☆NAが解散した事を知る。「かいさん」と打とうとしたら「かんさい」になってしまったが、SI☆NAは「ハロプロ関西」のアイドルグループ。と言っても、メジャーな存在ではない。しかも、エースと思われていた子は少し前に脱退しており、しかもその子はNMB48に加入。中心的メンバーの一人だそうだ。
NMBは既に関西の民放テレビ局に出まくりだそうで、AKBの大阪握手会では大阪ドームのステージにも立った。
これからSI☆NAのメンバーはどうなっていくのだろう。ハロプロと名前は付いていたが、ハロプロコンサートにも出られず、ファンクラブでもページは割かれず、外様と変わらない扱いだっただけに、戦略ミスな感も否めない。
解散に合わせたユースト中継はモーニング娘。のユースト中継と被り、解散ライブは℃-uteスマイレージ大阪公演と被るなど、アップフロントグループ内部でも足並みは揃っていなかった。もう少し何とかならなかったのだろうか。
19:07、佐保明梨ちゃんがハロプロエッグの研修を終了し、ハロプロエッグを卒業する事を知る。これからどうするのか?アップフロントガールズとして舞台方面に行くのか?もう少し何とかならなかったのだろうか。
20:10、そのアップフロントガールズ所属の元ハロプロエッグ仙石みなみちゃんがユースト中継をやっている事を思い出し慌てて視聴。仙石さんは映画を語ったりした。一人で映画館に行くのが大好きで、半券を貼り付け、見た感想をノートにまとめているそうだ。舞台女優方面で頑張っている子だけに、演技の勉強にもなるし、良い事です。
21:01、元ハロプロエッグでエッグリーダーだった、のっちこと能登有沙さんのユースト中継を見る。「ハロプロ100曲ライブ」をやるそうで、そういう面白そうな企画は好きです。マイナーだからこその攻めの企画ではないでしょうか。
今日から℃-uteとスマイレージの合同コンサートが始まりました。合同コンサートと聞くと思い出すのは三年前。
【LIVE】Berryz vs ℃-ute #1(Eng Sub)[HD]
あの時はこれがシリーズ化するのではないかと思っていました。一年に一度、Berryz工房と℃-uteが集まって一年分の成長をステージで確かめ合う。同期である二つのグループが紡ぐ成長の物語。
しかし、そのあと不況の影響(?)で開催されません。ああ、悲しきハロプロ不況。あの日ベリキューが舞い踊った横浜アリーナは今やどこかのグループの定番会場(苦笑)。
三年前は℃-uteがメジャーデビュー二年目で、いわゆる二年目のジンクスとやらと戦っていました。新人賞なんて獲ってしまったから、周囲の期待も高まる。そんな期待に応えるために℃-uteは頑張っていた。
そしてBerryz工房は売上が安定(伸び悩みとも言う)、起爆剤になるような何かが必要だった彼女達は「ジンギスカン」で路線をチェンジしてきました。オバマさんが「CHANGE」と言って颯爽と大統領デビューをしたのってこの頃でしたっけ?
今スマイレージはまさにあの時の℃-uteと同じ状態。しかし、二年目に入ってセールスをアップさせていた℃-uteに対してスマイレージは安定(伸び悩みとも言う)。タイミング的には今ここで何か起爆剤を打つ時期でもあります。
℃-ute達を見てスマイレージは何を思うのか?ベリキューと違い、それほど仲良しバトルである必要はなく、ちょいガチバトルなくらいに意識しあってほしいなと、淡く期待しているんですが。
正直なところ、現在の℃-uteも先輩の余裕とか見せつけている場合でもなく、まず自分達のファンがスマイレージを見て流れないようにする事から意識しないといけません。℃-uteも「これから」が大事なんですよね。二年目のスマイレージに比べたら余裕はない。
ただ正直なところ、ファンサービス的な意味合い以外で今のハロプロが合同コンサートやるメリットって、実はあまりないような気もするのです。ハロプロコンサートも同じ。
なんというか、今大切にしていきたい事は狭い枠に閉じ籠らない事かなと思います。それは他アイドルとの交流も勿論だし、他分野との交流もそう。これは作り手側の問題でもありますよね。多分、スマイレージを(音楽面ないし映像面で)手がけてみたいという外部の方はいると思うし、ステージでスマイレージや℃-uteと共演してみたいという人はまったくいない訳はないと思います。
異種交流は身内ユニットだけでなく、外部とやってこそですよ。
ももいろクローバーコンサートを観て改めて感じたのは、女性ファンが多い事。「可愛い」、「面白い」が重要な好き好きキーワードなんだろうなと思うけれど、可愛くて面白いなら他にもいる。そして、やはり女性ファンの多いハロプロは「可愛くて」はあっても「面白い」かは難しい。面白い子もいるけれど。
少し前に友人に「アイドリング!!!ってなんで女性ファンが増えないのだろう?」と聞いた事がある。返ってきた答えは「尊敬出来る存在じゃないからじゃない?」でした。
アイドリング!!!は「可愛くて」、「面白い」と思うけれど、それだけではダメなのか。私はふと思った。ハロプロに於いてもわかりやすい例があった。
今はそうでもなくなってきましたが、少し前まで℃-uteは女性ファンが多いが、Berryz工房はそうでもないという図式がありました。これはおそらく、℃-uteは面白さよりカッコ良さが前に来ており、Berryz工房はカッコ良さより面白さが前に来ているからだと解釈していました。つまり、憧れの対象としての魅力の部分は、面白いよりカッコいいに憧れる人が多いであろう、それを前に出した℃-uteが女性ファン人気を得たのだ。そう思っていました。今もその思いは変わりません。
ももクロちゃんを見ていて思うのは、実は面白いにカッコいい部分がさりげなく見え隠れしているのが大きいのではないかという事。そこに惹かれる。ただ可愛く、面白い事をやっているだけでなく、そこに体力を生かしたパフォーマンスが加わる。面白いとカッコいいのバランスが絶妙なのです。
そんな事を去年から思ってきたけれど、モーニング娘。に9期メンバーが加入した現在、ももクロちゃんみたく、「可愛く」、「面白く」、「カッコいい」の三拍子を表現出来るグループがハロプロにも現れたとワクワクしています。
ももクロちゃんの「カッコいい」は「凛々しい」と同じ意味を併せ持つと思っていますが、モーニング娘。の9期メンバーだけでも、可愛くて面白くて凛々しいを四人で表現出来ているように思います。
そうなると作り手のセンスは責任重大ですよ。さやしーの凛々しさを活かせる演出、ずっきの面白さを活かせる演出、プロデューサーさん、重荷なら若いクリエーターに任せてみてはいかがですか?彼女達の良さを活かすには、親年代の人の演出が正解を導き出せるとは到底思えないのです。
~前回の続き~
ももクロちゃんの良いところはチームワーク。年齢の違いが全然感じられないくらい仲良し。ピリピリした変な空気がない。だから見ていて楽しくなるのだろう。実際、メンバーも楽しそうに歌い踊っている。演者が心から楽しんでいるステージが楽しくない筈はない。
「Chai-Maxx」はプロレスラー武藤敬司の決めポーズが振り付けに入っているのだが、まずバックダンサーとして物真似タレントの神無月さんが出てきてももクロちゃんと踊る。そこまではまあわかる。予想の範疇。しかし、スタッフも一緒にステージを楽しんでいるももクロちゃんは一味違う。なんと本物が出てきた!
本物武藤敬司選手は日本だけでなくアメリカでも一流人気プロレスラーとして活躍された人だから、見せ方とか間とか絶妙だ。一流は異種のステージに上がっても一流のパフォーマンスをするのだ。シャツを脱ぎ捨て上半身を見せた武藤選手のパフォーマンスに会場が大いに沸く。ももクロちゃんも負けじとポーズ。素晴らしいコラボレートに胸が熱くなり、他のファンと同じく、曲の終了後に「武藤コール」を叫んでいた私だった。
スゴいなと素直に思うのは、どういう時でも中学生コンビのしおりん&あーりんが物怖じしない事。しおりんは4月から高校生ですが、とにかくフリーダムな感じ。だからステージが狭く見える。六人しかいないのにだ。
ももクロちゃんは上半身の動きだけでなく、足腰もフル回転。そして良く動く。だから、狭い訳ではない中野サンプラザのステージが小さく見える。
そして終盤、あかりん卒業の挨拶の時間がやってきた。
まずはメンバーが一人ずつあかりんとの思い出を語る。
あーりん
ママ抜きで初めて原宿に行ったのも、カラオケに行ったのもあかりんが相手だった。
れにちゃん
自分のお笑いトークが面白くないと悩んでいた時期、あかりんが一緒に考えてくれた。
しおりん
いつもふざけっこしたりして遊んでいた。今日は絶対泣かない(と言った瞬間から涙)。
ももか
同学年で誕生日も近いし血液型も同じのに、一緒に写メを撮ると未だに緊張する。
かなこぉ
自分は頼りないリーダーだからサブリーダーのあかりんには色々助けてもらった。
それぞれが個性的な思い出話を聞かせてくれる。共通しているのは、みんな目には涙が光っている事だ。
今度はあかりんが一人ずつの思い出話を語る。
あーりん
ステージではとても女の子っぽいけど実はサッパリしていて男の子っぽい。
れにちゃん
周りに気を使う子で繊細な子。これからはもっと自分を出して。ガラスのハートが壊れそうになったら、あかりが守ってあげる。
しおりん
お互い気が強いから時には衝突したりもしたけれど、いつも仲良くふざけあったりしたね。
ももか
ももかはとても真面目で、移動中や楽屋でもちゃんと勉強していて、みんなが遊んでいても勉強する姿勢が立派。
かなこぉ
私が辞めると伝えた時に、かなこに「ふざけんじゃねえ」と怒られた。お互い言いたい事を全部言い合ってきた仲だけれど、かなこにどうしても聞きたかった事があって、「私がももクロを辞めても親友でいてくれる?」と聞いたんですよ。そうしたら「当たり前だろ!」と言ってくれて。
かなこぉの目には涙が溢れている。二人は熱く抱き合った。
青いサイリウムに照らされて、この日のために作られたナンバー「あかりんへ贈る歌」が披露される。モニターには思い出のオフショットが流される。
青いサイリウムに包まれながら迎えたアンコール、メンバー全員青いタンクトップを着て登場。もう何も言わなくてもその意味は伝わってくる。
ツヨク ツヨク
アンコールで歌われた「ツヨク ツヨク」が頭の仲で何度もリフレインされながら私は終演後歩いた。早見あかりさんは最後まで強かった。力強かった。最後にノーマイクで客席にお礼を述べたあかりんの姿は、まさにツヨク旅立つアイドルのものだった。
私はリフレインさせるナンバーを、コンサートのラストに歌った「あの空へ向かって」に変えた。最後の挨拶でかなこぉが叫んだ「皆さん、これからもももいろクローバーと早見あかりを応援してくれますよね?」という言葉を思い出しながら。
あの空へ向かって
セットリスト
第1部「ももクロ☆オールスターズ2011」
01. ピンキージョーンズ
02. キミとセカイ
03. Believe
04. ミライボウル
05. 全力少女
06. ありがとうのプレゼント / 有安杏果
07. …愛ですか? / 玉井詩織
08. 恋は暴れ鬼太鼓 / 高城れに
09. 太陽とえくぼ / 百田夏菜子
10. fall into me / 早見あかり
11. だって あーりんなんだもーん☆ / 佐々木彩夏
12. 恋のダイヤル6700 / マス寿司三人前(有安・玉井・高城)
13. デコまゆ 炎の最終決戦 / デコまゆ(百田&早見)
14. チャイム! / 私立恵比寿中学
15. ザ・ティッシュ~とまらない青春~ / 私立恵比寿中学
16. Chai Maxx
17. 行くぜっ!怪盗少女
18. オレンジノート
---encore---
19. 未来へススメ!
20. 走れ!
21. ツヨクツヨク
第2部「早見あかりFINAL そして…」
オープニング:ももいろクローバー参上!!
01. ももいろパンチ
02. 全力少女
03. ココ☆ナツ
04. words of the mind ~brandnew journey~
05. きみゆき
06. ピンキージョーンズ
07. ミライボウル
08. Believe
09. 気分はSuper Girl
10. 走れ!
11. キミとセカイ
12. Chai Maxx
13. 未来へススメ!
14. オレンジノート
15. あかりんへ贈る歌
16. 行くぜっ!怪盗少女
---encore---
17. ツヨクツヨク
18. あの空へ向かって
日曜日、中野サンプラザの上空は雲に覆われて白かった。ここ数日、春らしく穏やかな青空が続いていたの に、今日は青空が見えないなんて。私は残念に感じながら、会場前に咲いていた桜を眺めていた。
ブルーな人が去っていく日に、空はブルーではないのは、みんながブルーにならないようにと空が気を遣っているに違いない。
入場列が凄い。何重にも折れ曲がり歩道にまではみ出している。ハロプロ中野公演では久しく見ていない「人のボリューム感」がそこにある。女の子の姿がやたら多く、年齢層も幅広く平均年齢が若い。あらゆる事が新鮮な気分なまま、私は中に入る。
開演時間を17分押してコンサート夜の部が始まった。ステージの両脇に設置されたモニターにあかりんが映し出され、メンバーによる思い出語りが入ったVTRが流れる。これだけでも市販品並みのクオリティだ。さすが女優事務所、見せ方をよくわかっている。そして、VTR終了と共に幕が開く。
ステージには六基の白い階段。階段の上には白い柱が建っていて、そこには巨大なメンバーの写真と名前が貼ってある。その階段から白いドレスに身を包んだメンバー登場。インディーズデビューシングル「ももいろパンチ」が一曲目。
六人はいつも通りに歌い、いつも通りに踊る。強く激しく踊る。あかりんが言う「泣いてもいいです。でも涙を流しても笑顔で」と。笑顔で歌うから、観客も笑顔で楽しまなくてはいけない。でも、そんな事を言ったら余計に寂しくなるじゃないか。案の定、ももかが泣き崩れそうになっている。
ももいろクローバー「ピンキージョーンズ」ライブat石丸電気2010.10
二千人規模のホールの会場で単独公演をするのは初めてな筈なのに、六人はなんと力みのなくしなやかな事か。二階席からだと躍動する動きの流れがよくわかる。多少荒削りな部分もあるけれど、こんなに動けて、こんなに魅せるグループはありふれたものではない。
一曲、一曲がとても早く感じる。ちゃんとフルコーラスな筈だけど、気持ちが高ぶっているのは観客の方なのだ。ステージに向かって気持ち一直線な観客は、イントロでMIXなんて気が散る行為はやらないし、BメロでのPPPHではオーイングなどというステージを見ていなくても出来るコールはせずに、ちゃんとソロをとってるメンバーの名前を叫ぶ。その応援スタイル、慣れ親しんだハロプロでのそれと同じだ。
ももいろクローバーはサブカルチャーの申し子なんかでも何でもない。「アイドル」なんだ。私は清々しい気持ちでステージの彼女達を見つめた。
~続く~
真野恵里菜ちゃん誕生日おめでとう。二十歳おめでとう。
誕生日というものは毎年やってくるものだけれど、二十歳の誕生日というものは一生に一度しかない。自分も二十歳の誕生日の事はよく憶えている。特に素敵な出来事はなかったけれど、今日から二十歳というのは気持ちが引き締まりました。きっと真野ちゃんも今頃そう感じているかもしれません。
真野ちゃんって、見た目は童顔だから年齢よりも幼く見えるけれど、中身はとても真面目でしっかりした子だと思っています。我らが矢島舞美姉さんもブログで二十歳になった真野ちゃんを絶賛しています。
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/568023608
震災の後の真野ちゃんのTwitterでのツイートを読んでいても、ただお見舞いコメントを述べるだけではなく、社会と自己との関係性を省みたり、原発について自分なりの考察をしてみたりしていた様子が滲み出ているツイートでした。
アイドルがそこまで考える事を求めていないという人もいるかもしれませんが、私はそんな真野ちゃんが大好きだし、身の回りに起こっている様々な出来事に興味を持ち、その事について自分なりの意見を持つという事は大切です。アイドルという仕事はクリエイティブなジャンルでもありますから、だからこそ大切なのです。
真野ちゃんが二十歳になって、突然考え方の視野が広がるほど、人の脳は単純ではありません。しかし、二十歳を迎え、その事に対する自覚から、自分の持つ様々な事柄の幅を広げていく事に着手するであろうと私は期待します。自覚は新たな価値観を生むきっかけになる。日々、色々な事を考え悩む人は優先的にそれが得られる。私は「二十歳の真野ちゃん」を待ち望んでいたんだと今日気づきました。
真野恵里菜 2ndアルバム全曲紹介「Tomorrow」
Tomorrow
http://www.youtube.com/watch?v=D8sSWaqGLzw
(とても良いアルバムなので、まだ買っていない方で、アイドルに癒しを求めている方は是非お買い求めを)
Amazonで頼んだ娘。CDが来ません。予約注文が遅かったから仕方がないとはいえ、早く届いてほしい。もう既に購入済みで聴いたり(DVDを見たり)して楽しんでいる方も多いと思います。今回のシングルは割と好評なようで、9期加入も順調なスタートとなったといえそうですね。
先日、モノマネ番組にドリムスのメンバー数名が出演していました。衣装はLOVEマシーンのものです。その光景を見ながら、「なっちはこの衣装を何回着たんだろう?」とか思ったわけです。発売後11年以上が経過したこの曲、懐メロと捉える視聴者もいるであろうその一方で、「モーニング娘。」という看板を守って活動している人達の存在、新しくその輪に加わったメンバーがいる事は視聴者の多くには伝わっていない事実があります。その事自体は事務所の戦略上の問題とか、新人以外の現メンが今までテレビなどで発信してきた姿への評価だから仕方がないとも思いつつ、新曲発売ウイークに現メンバーはゴールデンタイムに出られず、OGにお声が掛かる現実が寂しい。
そういう状況があるからか、現メンバーを応援する人達からはOG達へ厳しい視線が投げかけられてもいます。横取りして!とは思わないまでも、もう少し現メンバーにも分けてほしいという気持ちはある。しかも、ドリムスとして今度は歌の分野でかち合う事になる。いわば、ライバルになる訳です。
でも、 私はドリムスが盛り上がればハロプロにとってはオイシイのでは?とも思うのです。少なくとも、AKB一色みたいな今の女性アイドルシーンに、「AKB以外のアイドル」が割り込むには、わかりやすい起爆剤が必要だし、そのためにはAKBより知名度のある人達がその役目を果たす敵役者ではないかとも思うのです(これは以前も書きました)。
正直、今のAKBの人気規模に割って入り込むには、その人気を切り崩すくらいの勢いでなくてはダメな所にまで来ているのではないか?共存とかは無理ではないかと思います。
しかし、よく考えてみれば、ドリムスと現在のモーニング娘。は路線的には違うし、時代背景も、活動してきた時間の濃さも違います。モーニング娘。という名前の下で活動してきた、活動している者達でありながら明らかに違うジャンル。だからこそ楽しめるし、楽しんだ方が良い。
現在のモーニング娘。が昔のナンバーをコンサートで歌う時に感じる違和感と、ドリムスが「元」モーニング娘。として看板を背負って出てくる事への何とも言えない違和感は同じ方向の感情であるように思いますから、ここは一つ、「長い活動期間が積み上げた歴史があるからモーニング娘。は面白い」というくらいな気持ちで、それこそドリムスを「新しいスタイルのカバー」くらいな見方で見てみると、過去と未来を繋ぐ糸が見えてくるのではないかと思います。その糸が何色か?バラ色です(笑)。
アップフロント所属アーティスト達による東日本大震災義援企画「がんばろうニッポン 愛は勝つ」が始まります。KANさんの大ヒット曲「愛は勝つ」をみんなで歌うもので、勝つという言葉が前向きでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=-qq6slyZUes
でも、ちょっと待った。この曲、片思い?な人に向けてKANさんが「心配ないから」、「最後に愛は勝つ!」と励ましている歌じゃないんですか?まあ、多少こじつけで「愛」を恋愛ではなく、人間愛として置き換えれば被災地への応援ソングとならなくもないですが。
そんな訳で私が選んだアップフロントメンバーが歌う義援ソングは、松浦亜弥さんの「笑顔」。
谷村有美×松浦亜弥 - 笑顔
このブログでも何度も取り上げている曲ですが、この曲が被災地への応援ソングにぴったりだという意見をネットで見かけました。その方も主張していましたが、歌詞がぴったりです。
「起こる筈のない事が現実になり」、「愛する者を守るため、立ち上がり歩き続けても疲れはて」、「笑顔になれない悲しい時には」、「生きてさえいれば乗り越える」、「だから負けないで一人じゃないから」。
作詞作曲はアップフロント所属の谷村有美さん。谷村さんもこのプロジェクトに参加していますから、この曲を使うのは特に問題なさそうです。
しかし、実は大きな問題がありました。
「歌うのが難しい!」
そうです。誰でも気楽に歌いこなせる曲ではない。Bメロ「愛する者を~」の部分が高い。声を出すのが大変です。更に大変なのはCメロの「ひたむきな夢も~」の部分。ここは超絶高い。作曲者の谷村さんがこの曲を歌っている動画を見た事がありますが、作った本人でさえつらそう(苦笑)。そんなハイキーな曲を参加者みんなが歌えるのか?森高千里は歌えるのか?小川麻琴は歌えるのか?真野恵里菜は歌えるのか?関根梓は歌えるのか?
私もこの曲が発売された当初、カラオケで練習して何とかついていけるようになった思い出があります。
そんな余計なお世話な話はともかく、この曲の歌詞は今回のような災害に対しての応援としても通じますが、サビの部分の「生きてさえいれば明日が生まれる」は様々な意味にも通じていくように思います。
生きる=存在と捉えるなら、ハロプロの売上が落ちようが、存在していけば、存続していけば挽回のチャンス、というか挽回の権利がある。継続は力なりなのです。
そして、あなたが毎日応援しているアイドルがそこにいる事、みんなの前に存在している事の当たり前の日常。そんな当たり前の日常をふと顧みて、その当たり前の日常を感謝する気持ちは持っていてほしいと想いは広がるのです。
当たり前の日常、まさに被災地の方々は、当たり前の日常を奪われた訳ですから。
好きなアイドルがそこにいるのが当たり前ではなくなる時に後悔がなきよう、自分の想いはしっかり応援に乗せてあげてほしいと、私は思うのです。
℃-uteの歴史を振り返るといくつかの胸が熱くなるシーンがあります。中でも忘れられないのが、日本青年館で行われたファーストコンサート。
同期のBerryz工房に遅れる事三年、ようやくメジャーデビューを果たした℃-uteが、デビューしてすぐに行なったこのコンサート。当時はまだ持ち歌も少なかったから公演時間は短かったけれど、それを埋めるかのように公演終了後に握手会があった。
私が観た夜の公演、昼公演&握手会の疲れもものともせず軽やかに歌い踊る七人。この公演に合わせて発売されたソロTを着た観客達も跳び叫ぶ。
コンサート終了前に行われた挨拶。矢島舞美リーダーによる「ようやくコンサートが出来るようになった」お礼から始まったその時、突然客席から沸き起こった万歳と続いて起きた℃-uteコール。予めヲタがやる事を決めていた訳ではなく、自然発生で起きたそのコールが今でも耳から離れない。それを受けて涙で絶句するメンバー達。いつもはクールなマイマイも泣いていた。
苦労してデビューを掴んだからこそ、観客のコールに熱さがあり、メンバーが流した涙も透明だった。℃-uteメンバーがこの公演のDVDをその後何回見返したのかはわからないけれど、時々自分を見失いそうになったら見返してほしいなと思います。
~CDを出せる事は当たり前ではなかったあの頃。コンサートが出来る事が当たり前ではなかったあの頃。~
℃-uteのみんなはどんな時でも浮かれる事がなく今日まで来ました。もう少し傲慢さがあるくらいがアイドルらしくて良いかもと思う時もありますが、これが℃-uteなんです。そんな℃-uteがアルバムを発売しました。コンサートで万歳が発生した四年前は一枚しかなかったアルバムが、今週で六枚になりました。その積み重ねは、歩いてきた日々そのものです。