亜弥コンレポート三部作、いよいよ今回は後編です。今回は亜弥ちゃんのトークの事などを。
以前の亜弥コンは、なんとなくステージと客席との間に見えない壁があるように感じられたのですが、今回の亜弥コンはステージの亜弥ちゃんと客席のヲタとによる雰囲気作りが抜群でした。
亜弥ちゃんはこの日の昼公演、梅雨みたいな天気でどうもスッキリしない、最近はボーっとしてしまう、という話をしました。
ある日、コンビニで携帯をなくしたと思い捜したが出てこない、諦めて帰宅したら充電器に刺さっていた。
冷蔵庫に水をしまった筈が、間違えて手元に置いてあった携帯を冷蔵庫にしまっていた。しかも、見たら着信していた。ここで笑いが起き更に、冷蔵庫の中でも着信するのか!というオチまで付けて、亜弥ちゃんは話していく訳です。
そんな会話の端々に、ツッコミどころな場所で客席から絶妙なタイミングで「え~~っ」という声が入るのです。その度に亜弥ちゃんがムッとしたり、照れたりしながら、すぐさま切り返しをするという流れになっています。
この「え~~っ」がこのツアーのひとつのキーワード?と思うほど、「え~~っ」一つでライブの雰囲気が変わりました。亜弥ちゃんが客席と同じ目線で会話を楽しんでいて、何よりも「え~~っ」と言われる事を楽しんでいるのが良いです。
そんな「え~~っ」ですが、アンコール前の「次の曲が最後の曲です」に対しての大きな声での「え~~っ」には、嬉しそうに「そう言って貰えるのが嬉しい」と笑顔でした。
こうしてトークでは、客席との間に良い意味でのお約束を確立した亜弥ちゃんですが、歌の方も相変わらず好調でした。
生演奏コーナーでの声の伸び方、抑揚の付け方、自分のボーカルスタイルを確立しつつあります。そんな歌声とマッチする演奏。生演奏隊のお姉さん達も、すっかり客席にはお馴染みになってきたようで、狼にファンスレまで出来た人もいます。
そんな今回のツアーは大成功。何より、亜弥ちゃん一推しでないようなヲタでもかなり楽しめるライブ。歌・トークなどでも、ヲタも一般層も問わず観客を楽しませるこのツアーは、一見さんでも「また来よう!」と思わせるライブでした。
また、カントリーのメンバーとも楽しそうに喋っている亜弥ちゃん。亜弥ちゃんがステージで他のハロメンと楽しそうに喋っている姿は新鮮。
そんな亜弥ちゃんが、里田まいを「マイマイ」呼びするのは、キッズ系ヲタには「マイマイと言えば萩原舞」という固定観念からか、意表を突かれた感があるようですが、里田は元々ヲタからも「マイマイ」呼びされていたマイマイの元祖なので、ノープロブレムです。
春ツアーは残すところ、あと仙台と東京だけになりましたが、今回のツアーで秋ツアーも楽しみになってきました。春ツアーの余韻と秋ツアーの予習のためにも、今ツアーのライブDVDは必見の一本になりそうです。
今回のBGM 笑顔に涙 / 松浦亜弥(アルバム「ファーストKISS」収録)