
フリーペーパーに乗せた「広告を見た。」と修理依頼を頂きました。
ジャノメの50年前のミシンです。
当時の価格で48000円。
万国博覧会記念モデルだそうです。
フットコントローラーを踏むとモーターは唸りますが動きません。
手ではずみ車を回しても動きません。
油切れとかで釜が貼りついてるか?と思い、釜を分解しましたが動かないのでお預かり修理です。
どこか油切れしているのか?と思いましたが、原因は糸絡みでした。

地道にほどくのが大変そうだったので、はずみ車とバランサーを外して除去、これで軽く回るように成りましたので、全体に注油して完了。
と、思いましたが一つ気に成るところが・・・

針止めの小さい部品ですが歪んで糸掛けのバネピンも取れていました。
そのままでも使用に問題は無いのですが、廃棄予定のミシンに同じ部品が有ったのでそれを着けました。
お客様も気が付かない部分ですが、私の自己満足(笑)
後は磨いてお届けしてきました。
お客様は「もしかしたら直らないか?」とも思っておられたようですすが、直ってこちらが恐縮するくらい喜んで頂きました。
「直らない。」って言ったら新しいの買って頂けたか?と思わなくも無いのですが・・・
良いんです(笑)
そのうちもっと良い事有るでしょうから。

いつか孫さん用に買って頂けるかも?