今日のお稽古で「花月」でした。「花月」は、お茶の中ではお遊び感覚で行える楽しいものです。

青梅のお菓子
表千家七代如心斎の時代に町屋衆の間で茶の湯を習うことが流行り始め各家元の元に大勢の人が通い始めたそうです。お稽古に通う人が増えると困ったことも起こり始めたそうです。それは、お茶のお稽古は、1対1で行われるために、順番を待っている人達がひそひそと世間話をするために、稽古に集中できなくなってしまったのだそうです。
町衆の弟子が増えることは、利休以来の千家流詫茶を広く普及させる上では嬉しいことですが、家元を悩ませたのは稽古場の雰囲気が弟子が増えるごとに緩んできてしまうことだといいます
如心斎は裏千家を継いだ実弟又玄斎(一燈宗室)と相談しながら考え出されたのが七事式の制定でした。
これは専門的になりますので、今日のお稽古で習った七事式の中の「花月」を紹介したいと思います。
「花月」は、五人で行うもので、五人が花月札(裏に花・月・数字が書いてある)を引き、「花の札」を引いた人がお茶を点て、「月の札」を引いた人はお茶を喫するという事を繰り返し行うもので、今で言うゲームのような事を考え出し、いかに、大勢の弟子達を茶の湯の点前に集中させるかとうお家元の苦心の作でもありました。
今ではすっかり定着してお稽古の楽しみ方のひとつになっております。
静かなお茶室の中で聴こえるのは松風のみ、そして、札が回り、亭主が茶杓を取ると、「花」「月」そして「松」の凛とした声がお茶室に響きます。中々良い雰囲気でお稽古が進みます。そして「仕舞い花」の人が、道具を片付けて終わりになります。

今日の花 タカノハススキ クガイソウ キョウカノコ ウツボクサ ヒベカリム
お疲れ様でした。でも、楽しかったです。

青梅のお菓子
表千家七代如心斎の時代に町屋衆の間で茶の湯を習うことが流行り始め各家元の元に大勢の人が通い始めたそうです。お稽古に通う人が増えると困ったことも起こり始めたそうです。それは、お茶のお稽古は、1対1で行われるために、順番を待っている人達がひそひそと世間話をするために、稽古に集中できなくなってしまったのだそうです。
町衆の弟子が増えることは、利休以来の千家流詫茶を広く普及させる上では嬉しいことですが、家元を悩ませたのは稽古場の雰囲気が弟子が増えるごとに緩んできてしまうことだといいます
如心斎は裏千家を継いだ実弟又玄斎(一燈宗室)と相談しながら考え出されたのが七事式の制定でした。
これは専門的になりますので、今日のお稽古で習った七事式の中の「花月」を紹介したいと思います。
「花月」は、五人で行うもので、五人が花月札(裏に花・月・数字が書いてある)を引き、「花の札」を引いた人がお茶を点て、「月の札」を引いた人はお茶を喫するという事を繰り返し行うもので、今で言うゲームのような事を考え出し、いかに、大勢の弟子達を茶の湯の点前に集中させるかとうお家元の苦心の作でもありました。
今ではすっかり定着してお稽古の楽しみ方のひとつになっております。
静かなお茶室の中で聴こえるのは松風のみ、そして、札が回り、亭主が茶杓を取ると、「花」「月」そして「松」の凛とした声がお茶室に響きます。中々良い雰囲気でお稽古が進みます。そして「仕舞い花」の人が、道具を片付けて終わりになります。

今日の花 タカノハススキ クガイソウ キョウカノコ ウツボクサ ヒベカリム
お疲れ様でした。でも、楽しかったです。