tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

ヤマシャクヤクが咲く

2012-04-26 18:26:37 | 徒然日記
朝から雨模様。降ったりやんだりと春の雨です。

今日から少しずつ道具の入替えをしようと始めました。29日に初風炉の茶事を開催しますので、それまでに総て整えなければなりません。

大変な作業ですから、始める前から意気消沈でしたが、庭に出て見ると、秘かに「山の貴婦人」と呼んでいるヤマシャクヤク(山芍薬)が咲き始めておりました。


ヤマシャクヤク(山芍薬)

目立つ花ですから、乱獲されてしまい今では、山の奥深く行かないと見られなくなってしまいました。

深山の樹下の日光のあたらない湿気のあるところに生え、今開かんとする時が一番美しく、この花一種で十分な気品と貫禄を備えた贅沢な花といえます。

山芍薬を古銅の花入れに生けられれば最高の幸せと、ある高名な茶人に言わしめた花でもあります。



蕾 29日のお茶事まで開かないで・・・

この花は、茎の先端に一つしか蕾を持たず、開花してから2日もすると、少しの振動(風)でもハラリと散ってしまうため、使うタイミングを合わせ難い花といえます。

もう一つの鉢が蕾ですので、今度のお茶事に使えるかも知れない。

キンポウゲ科の多年草で、日本特産種でもあります。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする