tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶花も外来種が増えたか・・・

2014-05-16 20:38:44 | 茶の湯
5月16日(金)
午前中の穏やかな日和が嘘のように、午後になるともの凄い風が吹き出しました。
いつもの事ですが、草花に与えるダメージは計り知れません。花の茎は折れてしまうし、葉は風にあおられて傷だらけになってしまいます。

今日は自宅でのお稽古です。

   

   西洋オダマキ

最近のオダマキは西洋・・・と付く種類が圧倒的に多くなっております。
「洋物は使ってはいけない」と言われておりましたが、最近では使っている人が多いらしい・・・。

時代と共に変わって行くのでしょうが、近い将来には、日本の楚々とした美しい花が洋物と言われる種類に席巻されてしまうのでしょうか?
外来種はとても強く、日本古来の花のように、ある程度のテリトリーを守りながら生きているのとは違い、どこでも、根を張って繁殖する力を持っております。

動物もしかり、外来種の駆除をしてやらないと、日本の生き物たちが絶滅してしまいかねないからです。

   

   歩々是清風

この時期に掛けたくなる軸です。
総持寺の前貫主大道晃仙禅師にお願いいしまして揮毫して頂いた墨蹟です。

托鉢する雲水が並んで歩いている画に「歩々是清風」という賛があります。如何にもこの季節の感じがいたしますが。

     

   床の間                   オダマキと丁字草

軸も横物と言われるものと、一行物と言われるものとありますが、それぞれ違った雰囲気を持っております。

好き嫌いもあるでしょうが、その軸の特徴的な力でお茶室の雰囲気を決めてくれます。
私自身も最初は1行物ばかり集めておりましたが、最近は逆になって来たような気がいたします。

自分の手元に来た軸を見て見ると、ほとんどが横物ばかりです。

コメント
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