1月9日(火)
昨日の雨から続き約束されたように強烈な北風が吹いております。
気温は上がっているようですが、この風ではやはり寒い以外の言葉はありません。
初釜の待合
初釜の軸ですが、私がまだまだ若かった30代の頃に、骨董市で購入したメクリでした。
骨董屋さんも、どこの誰だか解らないようでしたし、私も解らないまま、寿老人の絵だけで、「初釜に使える」といった事だけで買ってしまいました。
読んで見れば
友人が読み解いてくれました。
「分を踰(こ)えて求めることなく 而して 財を費やさず 陰に徳を積む者は福を得る
焉(いずくんぞ)君の恩 親の恩 而して 行蹟を慎み
天命を守る者は 自から禄を得る 焉(いずくんぞ)
飽食大酒を禁じ 色欲を遠ざけ 氣血を養う者は自ら壽を得る」
嘉永己酉大年朝
↓ ↓
1849年 元旦 落款は「我年六十三」
嘉永2年の元旦に書いたとなっております。
戸川安清(とがわやすずみ)
嘉永2年に生まれた幕臣。11代将軍家斉の時に大隅守、播磨守、長崎奉行、勘定奉行などを歴任し、書画の才を得て将軍の指南となった。
慶應4年82歳で亡くなっている。当時としては長命であったといえます。
今日は、私自身の備忘録的内容になってしまいました。
昨日の雨から続き約束されたように強烈な北風が吹いております。
気温は上がっているようですが、この風ではやはり寒い以外の言葉はありません。
初釜の待合
初釜の軸ですが、私がまだまだ若かった30代の頃に、骨董市で購入したメクリでした。
骨董屋さんも、どこの誰だか解らないようでしたし、私も解らないまま、寿老人の絵だけで、「初釜に使える」といった事だけで買ってしまいました。
読んで見れば
友人が読み解いてくれました。
「分を踰(こ)えて求めることなく 而して 財を費やさず 陰に徳を積む者は福を得る
焉(いずくんぞ)君の恩 親の恩 而して 行蹟を慎み
天命を守る者は 自から禄を得る 焉(いずくんぞ)
飽食大酒を禁じ 色欲を遠ざけ 氣血を養う者は自ら壽を得る」
嘉永己酉大年朝
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1849年 元旦 落款は「我年六十三」
嘉永2年の元旦に書いたとなっております。
戸川安清(とがわやすずみ)
嘉永2年に生まれた幕臣。11代将軍家斉の時に大隅守、播磨守、長崎奉行、勘定奉行などを歴任し、書画の才を得て将軍の指南となった。
慶應4年82歳で亡くなっている。当時としては長命であったといえます。
今日は、私自身の備忘録的内容になってしまいました。