☆中国元がアフリカで採用される?
ケープタウンを出発して19日目。ここジンバブエのビクトリアフォールまで5,600キロを超えました。滝の近くのホテルに3泊して、車もスタッフも、そしてメンバーもここで8名を残して入れ替わり、新しい仲間を加えて14名でナイロビ目指して出発します。
ジンバブエは10年ぐらい前に5,000%を超えるハイパーインフレに襲われて、とんでもない通貨を印刷し流通させました。例えば50,000,000,000ジンバブエドル(500億ZD)。昔のドイツのようにジャガイモを買うのに札束を手押し車に積んでいったようです。今では自国の通貨を諦めてアメリカドルか南アフリカランドを使っています。町中では当時の高額(高桁)のお札がお土産として売っています。何でも商売にしますね。私も買ってみました。
なお最近のニュースによるとジンバブエでは中国が債権を放棄して人民元をジンバブエ通貨として採用すると伝えられています。恐るべし中国。
☆ビクトリアフォールでラフティング
アフリカは冬のため水量が多いので、滝の真下でなくて少し離れたところからスタートします。それでも全長18キロ、2時間半掛かりました。同じツアーの21歳のお嬢さん2名と挑戦。若さ溢れる二人、川まで降り時にはなんと裸足です。外国人は本当に裸足で歩く人が多いです。
さあ出発、激流です。みんなでワイワイ言いながら漕いだり、
川へ飛び降りたり、再びボートに戻ったり、びしょ濡れですがめちゃくちゃに楽しい。みんな笑顔です。
☆さようならカリーナさん
ドイツから来られた21歳のお嬢さん、カリーナさん(写真右の二人目)はビクトリアでお別れ。ツアーの初日にバスの中で初めて隣同士に座って話をしました。今まで南アメリカなどを一人で旅して来られたそうです。旅費は給料が他の仕事より高い、ホテルできつい仕事をして貯めてきたそうです。21歳ながらたいしたものですね。
他にも21歳の若者が3名いますが、旅の費用について聞いてみました。スイス人のガイ、デイビットとルークは、高校を出ると政府のプログラムがあって、幼稚園などで補助として半年間働くと結構な額の給与がもらえるので、そのお金で来ているそう。「親からの援助は?」と聞くと、不思議そうな顔して「全くありません」と答えたのが印象的でした。この2名はこの後半年後に大学に行くそうです。こんな制度日本にもあると進路の多様性と幅が広がっていいですね。もう一人のオーストラリア人のサマーちゃんも、旅行好き。普通の仕事の他に夜はベビーシッター、土日は水泳のインストラクターを掛け持ちして稼いだそうです。誰も親のスネをかじっている子はいません。
さてお別れのディナーも終わり部屋に戻っていると、カリーナが、明日速く立つので今夜挨拶に来てくれました。なんと礼儀正しいお嬢さんなのでしょうか。
☆大地が崩れ落ちる?ビクトリアフォール
唸りを上げて流れ落ちるビクトリアの滝。地元では「モシ・オア・トゥンヤ」(雷鳴のとどろく水煙)と呼ばれている。滝壺に落ちた水は水煙となって150m以上も上空に舞い上がり、滝の公園を散策していると降り注ぐ飛沫でびしょ濡れ。あまりの迫力に濡れていることも忘れてしまいそう。
☆思い切ってヘリコプター
ビクトリアフォールの美しさと迫力に魅了され、上空から見てみることに。近くのツアー会社で値切り倒していざヘリへ。上空からみるビクトリアはさらに迫力を増していました。
☆若者はバンジージャンプへ
滝の向かい側のザンビア側に渡る途中に世界一高いバンジーのジャンプ台があります。スイスガイのルークが挑戦するというのでみんなで応援に。見ているだけでも足が震える。後で聞いたところによると何年か前にロープが切れた事故があったらしい。それでもやっているんだ、外国は自己責任だからなぁ・・・・・。さすがに今回私は挑戦できませんでした。
明日から11日間連続でキャンプ生活。しっかりとシャワーを浴びて栄養補給しておきました。
次の日ホテルから出ようとすると日本語が聞こえました。南アフリカのコムラッズマラソンに出場する方たち。レースの前に観光に来られたらしい。後で聞いたら私の仲間も2名レースに出たらしい。地球は狭いね。
☆毎日500キロ移動!サウス・ルアングア国立公園へ
続く