さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

たのしんで種まく人の春うらら

2013-05-02 | 日記

この畑地は、かつては鶴沼川の氾濫原で豊かに肥えた集落の大事な野菜畑でした。でも今は大きく変わりました。楽しげに農作業する人たちを見てください、畑地には乗用車が2台、それに自転車が数台と軽トラが1台見えています。

乗用車と自転車が入っている畑地、それはこの広く豊かな畑地はもう農家の生産地ではなくて町の人たちが楽しんでする農業の畑地になっているということなんです。

 働いていらしゃる方は60歳を越えて現役を離れられたご夫婦とか、社長の奥さんなど町の皆さんが乗用車や自転車でおいでになって農作業を楽しんでいらっしゃるんです。もちろん集落の畑地ですから農家の奥様方も2~3人は一輪車で畑地においでになっていますけど営農ではなくて自家用の野菜作りを楽しんでいらっしゃるようなんです。

 でも、いわゆる遊びの家庭菜園ではありません。町のスーパーなどでは見られない新鮮で大きく立派な白菜や、大根や、ネギや、自然薯、トウキビ・・・などいろいろな畑作物が栽培され、皆さんは立派な一人前の野菜作り農業を楽しんでいらっしゃるんです。散歩の帰りなど誇らしげに新鮮で太い大根や重そうな白菜などを自転車につけてお帰りになる町のおばさんやおじさんの笑顔にお会いして「立派ですね」と挨拶を交わすことがよくあります。

  春の耕耘は農家の方のトラクターを頼んだり、この社長さんの奥さんのように小型の耕耘機をつかったりなさっているようです。


  お仕事に熱中なさっているご夫婦の姿が楽しそうです。


 この畑地の風景は今は大きく変わりつつある農村の一端なんですね。