とある設計事務所のスタッフダイアリー

兵庫の輸入住宅建築設計事務所・セルビーハウジングのスタッフがふと感じたこと、つぶやきを日記にしてみました。

被災建築物応急危険度判定士 ~ 実地訓練

2014-03-20 11:08:07 | 設計事務所がいく!
こんにちは、山口です

昨日、一昨日とセルビー総勢5名で、三重県亀山市まで行きレンガ住宅の勉強をしてきました。
その様子もお伝えしたかったのですが、その前に先週神戸で行われた研修のご報告を先にアップします

研修の内容は、 『被災建築物応急危険度判定士』「実地訓練」 です。

『被災建築物応急危険度判定士』とは、地震により被災した建築物について、被災後の人命に係わる二次的災害を防止するために、余震等による倒壊や、建築物の落下による危険性を速やかに判定するための資格です。

私は2年前にこの資格を取得したのですが、今回は実際にビデオや写真で「被災した建築物」を見ながら、危険度を判定するという実地訓練を受けてきました。

この資格は現在の私の仕事とは直接関係しませんので、今回の研修も行くかどうか迷っていました、
そんな時 『遺体 明日への10日間』 という映画を観ました。
この映画は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県釜石市の遺体安置所を取材したルポをもとに、震災直後の混乱のなか、次々と運ばれてくる多くの遺体に戸惑いながらも、自らも被災者である釜石市民の医師や歯科医たちが、犠牲者を一刻も早く家族と再会させてあげたいという思いから、遺体の搬送や検視、DNA採取や身元確認などのつらい作業にあたる姿を描いた映画です。

その内容は壮絶なものでした。地震の怖さと、それでも現実から逃げない人間の強さを改めて感じた映画でした。

この映画のお医者様のようなことは当然私にはできませんが、私に出来る数少ないことの一つに『被災建築物応急危険度判定士』の仕事があると思い直して、研修を受けに行くことにしたのです。

研修出席者は総勢63名、そのうち約半数が県や各市の「都市計画課」や「建築指導課」などのお役人、
残り半数は私のような民間の設計・建築業者からのボランティアです。

実際の判定の時も2人一組で行動するので、今回も隣の席の方とペアになり、マニュアルに従って被災建築物の危険度を判定しました。

余震が来た時に、建物が倒壊する危険はないか? 窓ガラスや看板、屋根瓦などの落下物の危険はないか? など
多くの項目をA~Cの3段階に判定し、最終的にその建築物が 【危険】【要注意】【調査済】 のいずれに該当するかを判定してそれらを示したステッカーを目立つ場所に貼って回るのです。

判定士の体験談によると、被災後自分の家が大丈夫か不安に思ってらっしゃる住民の方に「専門家の人に診てもらえて安心しました」などの感謝の声をたくさん掛けて頂いたそうです。
責任重大ですね。もし私にその出番が来たら頑張らなければ!! と思いました

その研修を受けた翌日、深夜寝ていると震度3の地震で飛び起きました。 携帯で調べると愛媛県で震度5強の地震!
「これは出番か!!」と思って緊張してしばらく寝られませんでした 

以前見たテレビでも東大の名誉教授の先生が「南海地震」が3月中に発生する可能性があると言われていました。
それが現実にならなければ一番いいのですが、もしもの時は自分のできることを一生懸命やりたいと思います。

と言うことで今できる仕事を一生懸命するために、今から営業にいってきます  



人気ブログランキング!参加中!ワンクリック、ご協力お願いいたしま~す

         みなさーん、ココを押すんですよー

有難うございます。


Facebook始めました!
(株)セルビーハウジング | Facebookページも宣伝



西播地域でこだわりの家を建てるなら


お問い合わせは  得々情報  まで

最新の画像もっと見る

コメントを投稿