一昨日、総ページビュー数が10000を超えた。
それに応えてなるべく更新したい。
2ちゃんねるの、切腹をテーマにしたスレッドの書き込みに、「童貞だと切腹を許されなくて斬首になった(といわれている)」というのがあった。
『切腹を明日に控えた少年が、実は童貞だと告白する。
このままでは切腹ではなく斬首されることになるので、関係者が特別の計らいでその夜娼婦を呼び、童貞を捨てさせる。
次の日、晴れて少年は武士らしく切腹して果てることができた‥。』
‥などというストーリーを想像をしてしまった。
それはさておき、この場合の童貞というのはやはり女の経験がまだ無いということだろうか。
それとも男の経験があれば童貞ではないということになるんだろうか。
武士の衆道華やかなりし時代なら、「男女どっちか経験してたら大人として認めるよ」ってことになってたりして‥。
今まで読んだ江戸時代以前の衆道男色の本にはその判断については書かれていなかった。
童貞か否か、言い換えれば大人か否か(という認識)は切腹させるかどうかという決定に、どれくらい影響があったのだろう?
罪の重さによって切腹か斬首か分かれることはあった。
当然武士身分かそれ以外かでも処刑の仕方は変わる。
では、大人か否かでは‥?
中康弘通著「切腹・悲愴美の世界」という本に、8才の少年が切腹で刑死したという記述があるので、必ずしも童貞だと切腹ではなく斬首になるということでもなかったのかもしれない。
もちろんこの少年の例だけではなんとも言えないが‥。
他方、正式な処刑以外なら、例えば戦乱の中の自害などでは幼少の者の切腹もかなりあったと思われる。