昨日の続き

昨日書いた映画撮影中の事故を起こしたのは勝新太郎の息子だったらしい。
切られたのは頚動脈で、スタッフではなく出演者だという書きこみもあった。

そういえば古畑任三郎の話の中に、俳優が殺陣の稽古中にプロデューサーを事故に見せかけて切り殺す、というのがあった。
犯人の時代劇俳優は小林稔侍だったかな。
殺陣の斬られ役を買って出た被害者（プロデューサー）を、実は用意していた真剣で一刀のもとに斬り捨てる。

昨日紹介した「名優」という短編はなんとなく「世にも奇妙な物語」にでもありそうな話だ。
世にも奇妙な物語にしては捻りが無さ過ぎるかもしれないが。

15年ぐらい前の「世にも～」に『切腹都市ハラキリシティー』という話があった。
日本の会社に来るはずだったアメリカ人のビジネスマンが、パラレルワールドに迷い込むという話。
そこではサムライやゲイシャやニンジャが街を闊歩しており、眼鏡に出っ歯のサラリーマンは、失敗するとハラキリさせられる。
手違いでアメリカ人ビジネスマンを空港に迎えに行かなかった男も、純白の死装束姿で切腹する。
短刀を左脇腹に突き立てたところで介錯人を振り返り介錯を請うが、許されず右脇腹まで引き回した後介錯される。本当に痛そうで、哀れで悲愴な感じがした。
結末はほとんど覚えていないが、切腹シーンだけは覚えている。

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