続・切腹ごっこ

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世が世なら

2006-02-27 | ★男の切腹+グロ
ライブドアの献金疑惑メールを発表したが、それがどうもガセかもしれないということで窮地に立たされた民主党議員。
今が江戸時代で彼が武士なら、今頃切腹しているかもしれない。

前に「
切腹 日本人の責任の取り方」という本を読んだせいでそんなことを考えた。
例え疑惑がガセかどうか結果が出なくても、相手に付け込む隙を与えてしまったということで腹を切るかもしれない。
或いはそれを上の人間から強要されるかもしれない。
1人の腹によって、悪くなった状況を治め、相手が付け込む所を無くすのだ。
同時に上の人間への責任追及の道を断ち切る。

この場合の切腹は刑の執行ではなく自殺なので、自宅で行われるはずだ。
介錯は血縁者が引き受ける。切腹したことを上に報告した後、家督は息子が継ぐか親類から迎える養子が継ぎ、家は存続する。

その前にもう一人切腹するかもしれない人間がいる。
疑惑をかけられた幹事長の次男だ。
江戸時代の武士は恥辱を受けた時も切腹するからだ。
名誉毀損で訴える代わりに、死をもって「自分は潔白だ!」と告発するのだ。

そうなると疑惑をかけた本人も、疑惑が本物だと証明できないと立場が苦しくなる。
自然に切腹した方がよいという空気になる。
そして双方に1人ずつ死者が出たところで、「おあいこだ」ということになり疑惑はうやむやになる‥。

これはあくまでも「今が江戸時代だったら」の話。

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