続・切腹ごっこ

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解剖学的に‥

2007-01-25 | ★男の切腹+グロ
以前のコメントで、ヘソ上を切る方がヘソ下を切るよりも苦痛が大きいという話が出た。自分もそんな説をどこかで読んだことがある。そこで、どういう理由があってそういうことが言われるのか体の造りから調べてみようと思った。

 まず痛さという観点からヘソ上とヘソ下で違いがあるのか。痛覚なのでそのあたりの神経を調べれば何か分かるんじゃないかと思ったが、ヘソ上下部分を支配する神経の種類に違いはなかった。腹の中央の腹直筋は肋間神経に支配されており、その左右にある内外腹斜筋は肋間神経または腰神経に支配されている。もしかしたら神経線維の量か何かに違いがあるのかもしれない。それに神経以外の理由、肉の厚さとか硬さとか内蔵の位置とかが関係しているのか‥。もっと調べてみると面白いかも。

 いわゆる「切腹ショー体験談」の中では腹の切り方は、下腹部から鳩尾まで縦に切り上げることが多い。これは体の造りから言って切り易さの面では利にかなっているのかもしれない。
 腹の中央、腹直筋の縦の溝の部分は白線といって肉ではなくて腱の部分だから比較的薄い。また腹直筋は骨盤とくっついているため、上へ切り上げる、つまり上へ引っ張る力がかかっても安定していることができる。これを逆に上から下へ切り下げると、下へ引っ張る力がかかるので、腹直筋の上端がくっついている肋骨が下へ引っ張られ、背筋に力を入れてないと前屈みになってしまう(と思う)。背筋を伸ばした状態で観客に切り裂かれる腹を見せることができ、なおかつ比較的スムーズに切り進められるこの切り方は、“ショー”向けの切り方と言えるんじゃないだろうか。

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佐藤 達夫
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