続・切腹ごっこ

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数千人の生贄

2007-12-19 | ★男の切腹+グロ
 「インカ・マヤ・アステカ展」に行ってきた。中南米・南米の文明の遺品を集めた博物展。王の姿を浮き彫りにしたレリーフ、鷲のかぶり物姿の戦士像、親子のミイラ、黄金や翡翠の仮面、変形させた頭蓋骨、マチュピチュの模型等々‥興味惹かれる展示品が盛り沢山!本当はもっと沢山見たかったけど。特にレリーフとか神像系のものを。

 その中で血なまぐさい興味を惹いたのが、生贄の儀式の話。中南米・南米地域では古代から生贄の儀式が行われていた。儀式を行うのは神殿を増築した時や戦勝記念日などで、特に盛大なものでは4日間のうちに数千人の生贄が神々に捧げられ、白い大神殿は血で真赤に染まったという。
 生贄にされたのは戦いに負けた方の兵士や儀礼的な球戯の敗者、または子供(男は10歳ぐらい、女は16歳未満)が選ばれることも珍しくなかったらしい。水の神に子供を生贄として捧げる場合、子供が泣けば泣くほど雨乞いの効果があると信じられていたとか。
 生贄を捧げる、要するに殺す方法でポピュラーなのが胸を切り裂き心臓を取り出すやり方。取り出した心臓はその後焼くらしい(そういえば「インディージョーンズ」シリーズでそういうシーンあったな‥あれは確かインドが舞台だったけど)。他にも縛り首、磔、斬首、叩頭などの方法をとることもあり、捧げる神によって殺し方は決まっていた。

 古代~近世(スペイン人に征服されるまで)メソアメリカ人は人間も自然の一部と考え、太陽は人間の命を捧げることによって保たれていると信じていた。定期的に生贄を捧げることはごく自然なことだったのだろう。「死」の概念も現代日本人とはかなり異なるものだったようだ。
 しかし、新大陸に乗り込んできたスペイン人には生贄の儀式は悪魔の所業に見えたのだろう。主立った都市や神殿は破壊されてしまう。今保存の良い状態で残っているのは、密林の中や高い山頂にあったものがほとんどらしい。天空都市マチュピチュもその一つ。
 彼らはもちろん野蛮だったわけでも未開だったわけでもない(こういう単語自体使わなくなってきてると思うけど)。天体の観測から独自の正確な暦を発明し、精巧な石積みの神殿や大規模な都市を築いていた。

 数十万人単位の都市を築きながら、生贄という儀式が大々的に行われているギャップ(?)にはそそられるものがある。しかも子供まで。
 生まれた時から将来の生贄として大切に育てられ、その日が来ると神々への捧げものとなるべく嬉々として死んでいく少年少女(16~7歳がベストかな)達。儀礼的な球戯に負けたチームの青年が全員男らしく生贄になる、っていうのもいいかも。妄想は尽きない‥

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