「十三人の刺客」を見た。「一命」の三池崇史監督の去年公開の映画だ。
以下、ネタバレです。
あらすじは…
播州明石藩の殿様、松平某はリアルグロが大好きな人で、これまで数々の悪行を繰り返してきた。その殿様がこの度、老中の座に就くことが決まった。実の兄である将軍直々の推薦があってのことだとか。
そんな危ない人物が幕政を握るのはマズイということで、御目付の島田という男に老中からの命が下る。「松平某を暗殺せよ」と。島田は腕の立つ仲間を集め作戦を練る。
島田は決戦の場をとある宿場に定め、参勤交代で国もとに帰る途中の松平を誘いこむ。策謀の末、数が減った松平の手勢300人対島田たち13人の血みどろの戦が始まる…
映画の冒頭、明石藩江戸家老役の内田聖陽の切腹シーンがある。上は白、袴は紺色の装束姿で前を寛げ、腹をしばらく撫でた後、柄を払った短刀を腹に突き立てる。切っている間腹は映らないが、効果音はグチュグチュと聞こえる。もし制服姿の男子高校生の切腹映像が撮れたら、効果音に使いたいぐらい生々しい音だ。腕の動きでおそらく十文字に切っていることが分かる。
同様に松本幸四郎の切腹シーンがある。胸から上の映像と効果音。そして、介錯した瞬間に首をすり抜ける刀。刀は通り過ぎてるのにまだ首は繋がってるみたいな感じの。
そのシーン以外にも流血シーンは全編に散りばめられている。血飛沫、血溜まり当たり前、刀は胸を貫き、首もコロコロ飛ぶ。松平某が行う残虐行為のシーンでは、両腕両足を切断された裸の若い女が出てくるシーンもある。
そういえば、この映画に出てくる人妻はみんな白塗り、眉無し、お歯黒だ。江戸時代はやっぱりみんなこうだったんだろうか。ちょっと不気味だ。
そういえば、炎のついた薪を背負わせた牛のCGは残念だったな。
松平某役の稲垣吾郎がいい雰囲気醸し出していた。島田の仲間の一人「山の民」の首に小太刀を投げつけた後、「良いことを言う男だ。褒美に我が小太刀をくれてやった」というセリフを、本当に小太刀を授けただけのような爽やかな口調で吐く。首に小太刀をもらった山の民役の伊勢谷友介は当然即死。
…しかし物語のラスト、山の民は平気な顔をして生き返っている。「クマやイノシシにやられたのに比べたら屁でもねぇ」みたいなことを言って、ウパシという山の女を捜しに去っていく。夢でも幻でもないようだ。時代劇のはずなんだけど、この山の民関係のシーンだけSF映画か何かのような雰囲気が漂う。
三池監督に白虎隊の映画を撮ってほしいな。
「最後の忠臣蔵」「日本のいちばん長い日」など、こちらでゴッコ様がご紹介して下さったものをレンタルしてきては楽しんでおります。昨今の大河ドラマでは、なかなか壮烈な切腹シーンなどは観ることもできませんものね。切腹以外での斬首などの流血シーンなんてもってのほかです。脚本的にも、変にホームドラマ化してしまった大河ドラマは全く面白くないです。すでに、プレイのネタにするようなシーンは、映画にしか求めることが出来ないのかもしれませんね。それも、監督や脚本家の意向次第ですが。
ところで、ゴッコ様はモンハン3Gは買うのですか?私は、体験版をダウンロードして数回プレイしましたが、下画面のタッチ操作、以外にいい感じでしたね。少し慣れればPSP版と比べて違和感なく操作出来るのではないでしょうか。そんな印象を持ちました。
去年公開されたいくつかの映画にはリアルな魅力的な切腹が見れましたね。また感想を描くつもりです。
去年の「龍馬伝」の武市の三文字切腹シーンは例外中の例外ですね。最近の大河では期待できそうにないです。来年の「平清盛」は時代が遡り過ぎで切腹は見れないかもしれないし。
モンハン3Gはアマゾンで買いました。さっき届いたので今からやりま~す☆楽しみ~~