昨日放送してたテレビ東京新春時代劇「忠臣蔵 その義その愛」を観た。
主役は大石内蔵助ではなく、堀部安兵衛(内野聖陽)だ。
浅野内匠頭(市川染五郎)切腹のシーンは、白装束の上から腹に短刀を突き立てた瞬間は顔だけしか映らず。四十六士切腹のシーンは短刀を突き立てる仕草すら無かった。
討ち入り実行までに浪士たちが自刃したりするシーンには、死体とともに血溜まりが作ってあった。
もともとそんなに期待はしてなかったので、特にガッカリすることもなかった。最近のテレビ時代劇ならこれぐらいだろう。
2時間サスペンスの方がよっぽどグロい。果物ナイフが胸に突き刺さったままの死体とか目を見開いたままの首吊死体とか。効果音もいいしね。
しかし、白装束姿で短刀に奉紙を巻いてる映像を見てるだけでじわじわ興奮できる。大石主税の切腹シーンなら短刀を腹に構える前で終わってもそこそこ嬉しかったんだけどな~
今度は大石主税が主役の忠臣蔵を作って欲しいな。片岡源五衛門から浅野内匠頭の最期の様子を聞いて切腹の妄想を膨らませるとか。浪士の誰かから切腹の作法を教わるとか。矢頭右衛門七と切腹の稽古をするとか。いろんな切腹エピソードを盛り込んで。
主税は、事件後最初の評定で血判に加えてもらえない矢頭右衛門七と刺し違えようとする話もあるんだとか。
もりいくすおさんっていう漫画家さんの忠臣蔵ファンサイトが面白い⇒「くすや 個人的忠臣蔵ファンサイト」
大石主税が主人公の忠臣蔵ですか。通常、切腹の命令が下るのは1、2時間前ということでしたから、それだけで一つの単発時代劇になりそうですよね。切腹を命じられるシーンから始まり、切腹の作法を教わったりなど、その時に至るまでの一部始終を描いてもらいたいと思います。一部のマニアにしか受けないでしょうが。絶対、実現しませんね。
映像にしにくかったら、「主税様、年若ながら立派にお腹を召されました。左から右わき腹まで見事一文字に掻き切られた上で、落ち着いて介錯人に声をかけられたとのこの。」みたいにセリフで詳細に情景を語ってくれてもいいんですけどね。その若者の生前の微笑のスロー映像なんかを流して。
切腹の命が下ってからのショートストーリー、見てみたいです。リアルタイムに2時間かけても面白いかも。アップで顔色や表情の変化を映して。