去年公開の映画「雷桜」を観た。
この映画にも割と生々しい切腹シーンがあるという話を聞いて。
※以下、大まか過ぎる粗筋。
山奥に住む少女と、徳川将軍の血を引く若殿との身分違いの恋物語。
親藩の跡継ぎである斉道(岡田将生)は幼い頃のトラウマにより精神を病んでしまった。斉道は療養のため訪れた村にある山で、「天狗」と村人に恐れられる少女「雷」(蒼井優)に出会い、二人は恋に落ちる。実は雷は赤ん坊の頃に村からかどわかされた庄屋の娘・遊だった。雷は遊として村に戻り暮らし始める。斉道は遊に櫛を贈り「必ずまた来る」と約束する。
しかし、斉道に紀州藩の姫との縁談が決まる。斉道は遊に別れを告げに来るが、結局二人で駆け落ちすることに。しかし二人は斉道の命を狙う輩に襲われ、駆け付けた家来たちにからくも助けられる。やっぱり斉道は紀州藩に婿入りすることになり、遊は山に帰っていく。斉道はその後病死する。
十数年後…、斉道の家来(庄屋の息子であり、遊の実の兄(小出恵介))が山を訪ねると、遊は斉道そっくりの息子と暮らしていた。
紀州藩との縁談が決まった後、斉道が単身遊に別れを告げに行く時、家来の小出恵介に「お前の命を俺に預けてくれ」とか言うから、単身山に入ったことがバレて小出恵介が責めを負って切腹するのかと期待が膨らんだ。しかも、別れを言いに行くだけならまだしも斉道と遊の二人は駆け落ちを企てる(この時点で斉道の頭から家来(小出)のことは完全に排除されてるのかも…)。案の定、斉道が行方不明になったと騒ぎになり、小出恵介は「どんな処分でも受ける覚悟」と言わざるを得ない状況になってしまう。これは、もしかしたらもしかすると思っていたが…
斉道はなんとか無事に家臣たちのもとに戻ってくる。斉道を諌めるために腹を切ったのは、幼い頃から斉道を養育した家臣(柄本明)だった。多少期待が膨らんだだけに、残念。おじさんの切腹好きな人は見て損はないかも。介錯は小出恵介がするのかと思ったけど、刀を背中に突き通して前に突っ伏した。腹大動脈を突いたということなのか、脊椎を断ったということなのか。
それにしても、精神を病んでいるとは言え、なんと頼りない若殿だろう。こういう環境に生まれついたことがそもそも本人の不幸なのかもしれないけど、そういう若殿に仕える家来たちも可哀想。遊の方がよっぽど男らしい。まぁ、そういう設定なんだけど。
つい、主演二人が男女逆転したらどうだろうと考えてしまった。山男の小屋にやんごとなき姫が迷い込んで、二人は恋に落ち駆け落ちを企てるが邪魔が入り、結局姫は高貴な家に嫁入りし山男は山に帰っていく。なんだろう…ディズニーか何かみたい…、ハッピーエンドじゃないけど。
「雷桜」を含め2010年に公開された5本の時代劇映画は、5本まとめてキャンペーンを行っていたようだ。「武士の家計簿」以外の「桜田門外の変」、「十三人の刺客」、「最後の忠臣蔵」の感想は過去の記事へどうぞ。
切腹トランプ完成ワクワクして待っています
ゴッコさんのブログ覗くばかりでごめんなさい。
上半身肌脱ぎで。褌チラリでのはらきり、萌えます。
youtube 若松孝二、三島で切腹シーンが少し見れます。
これからもよろしくお願いします
切腹トランプの完成が長引いてしまって申し訳ないです; あと少し(?)お待ちを…!
若松孝二監督の新作映画のトレーラーなんですね。迫力のある、いい感じの切腹シーンが見れそうですね~ 途中の第一ボタンまで留めたワイシャツの青年に萌えました。
これからもよろしくお願いします!
途中の第一ボタンまで留めたワイシャツの青年、確かにいいですね。あの青年が、三島とともに割腹自決した森田役なのでしょうか。公開が楽しみな作品ですね。
久しく劇場で映画を観たことはないのですが、この作品は公開初日にでも劇場で観たいと思う作品です。もちろん、私自身もきちんと白いワイシャツを着て、背筋を正して観てしまいそうです。第一ボタンまで留めているという襟元と、お腹に意識を集中させながら。
ワイシャツの青年、いいですよね。真面目で熱くて、でも粗野でなく聡明な好青年が清潔な輪シャツ姿で切腹。そんな妄想が止まりません。
僕もぜひ、ワイシャツを着て見に行きたいです。多分腹とか襟元を無意識に弄ってると思いますw 小さめの果物ナイフか何か持っていって、映画の切腹シーンと同時に密かに腹に突き立てたりすると興奮できそう。