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2023年5月2日(火) 旅の二日目となる今日は、レンタカーを借りて壱岐のスポットを巡る予定。
貸してくれたのは、軽のハイトワゴン。
北に向かって走る途中に見つけた神社にも立ち寄ってみる。
住吉神社。
旅の安全を祈願。
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今日のメインの一つ、辰の島遊覧船乗り場に到着。
風もなく絶好の遊覧船日和。 どんな景色が迎えてくれるのか、楽しみである。
海の透明度の高さには驚かされた。
穏やかな海。
今は潮が満ちているということで、浅く狭い水路を抜けて外海にも出ていただくことができたのは、ラッキーであった。
芸予諸島の海とはまた異なる雰囲気を楽しむことができた。
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次は猿岩。
近くには砲台跡も。
へえ、こんな雰囲気だったのだなあ。
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昨日の寿司屋さんでお薦めされた、湯ノ本温泉にも立ち寄ってみた。
茶色いお湯で、とても体が温まる温泉であった。
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鬼の窟。
古墳の中に入ってみることができるのは、とても貴重な体験である。
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月読神社。
良い雰囲気の社である。
お参りし、
茅の輪潜りもさせいただいた。
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男嶽神社。
多くの猿の置物が。
あまり見たことのない植物も。
ここには展望台が隣接しており、せっかくなので登ってみた。
新緑が美しく、絶景が楽しめる。
パノラマ写真も。
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小島神社。
ちょうど潮が引いていて、歩いて渡ることができた。
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一支国博物館。
ここにも展望台があるようだ。
見学が終えた後、展望台からの眺め。
次に訪れる予定の、原の辻遺跡も見える。
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原の辻遺跡。
青空の下、歩いて見学。
船着場跡の模型も。
当時はこれが最先端の土木工事技術だったようである。
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岳の辻。
ここが壱岐の最高峰であるとのこと。
比較的フラットな地形の壱岐の様子が良くわかる。
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鬼の足跡。
少し歩くと到着。
こんな眺め。
ここは海沿いの草原で、とても気持ちが良いスポット。
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壱岐は比較的小さい島なので、レンタカーを借りて8時から15時で行きたいスポットを全て巡ることができた。
たっぷりと壱岐の自然と景観を楽しめ、大満足の1日であった。
いよいよ明日は対馬への移動である。 楽しみだ。
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2023年5月1日(月) 今日から7日間の旅に出る。
秋に定年退職となる私は、昨年秋からこの一年を旅を楽しむ年にすると決めていた。
昨年秋は、妻と二人で仙台への旅を楽しみ、今年に入ってからは沖縄独り旅を2回、そして第四弾となる今回は行きたくてもなかなか行くことができなかった壱岐&対馬の旅を企画してみた。
特に対馬は、『あるくみるきく』で有名な民俗学者である宮本常一の『忘れられた日本人』にも記述があるため、是非とも訪ねてみたいと思っていたのである。
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新幹線とバスを乗り継ぎ、博多港に到着。
地図を見ると、心がワクワクしてくる。
今回の往路で利用するフェリーが入ってきた。
初日は、一等室での壱岐までの旅。
チケットには貸切ではないと明記されているが、一等のお客さんが少なければ、小部屋が実質的に貸切状態になるので快適な船旅が楽しめる。
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昼過ぎに壱岐に到着。
いよいよ初となる壱岐上陸である。
チェックインまではまだ時間があるので、ホテルに荷物を預けて街を散策。
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商店街の中には、こんな神社も。
ネット情報で知ってはいたが、実際に見るとかなりのインパクトである。
そこからしばらく坂を登り、お昼ご飯を食べるお店へ。
予約はしていないのだが、人気店と聞いている壱岐牛の弦さんへ飛び込みである。
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せっかくなので、ビールと壱岐牛ランチを注文。
塩、タレ、ポン酢が準備された。
店員さんによると、塩とワサビで食べるのがオススメだそうである。
運ばれてきたのは、こんなに美味しそうな壱岐牛!
これを焼いて塩とワサビで食べると、『いやあ美味い!』 絶品である。
ビールをグビリ、壱岐牛をパクリ。 至福のひととき。
初日のランチから大満足!
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ここから再び歩いて街へと戻る。
海も近い街のそばに、こんな渓流があるのには驚いた。
想像していたよりも高台があり、結構な急斜面の階段も。
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ホテルにチェックインし、シャワーを浴び、スキンヘッドを剃り上げるとスッキリさっぱり。
夕方には、予約していた寿司屋さん『乃もと寿司』さんへ。
今日のカウンターは私一人で貸切状態。
まずはビール。 久々の恵比寿ビールである。
刺し盛りも注文。
すると大将が、『骨のついた刺身も試してみますか?』
『ええ、お願いします』
一番左側が、その骨のついた刺身である。
食べてみると、微かな骨の歯応えが感じられる新鮮な味わい。
『壱岐では、小魚の骨つきの刺身が地元の味なんですよ』との事。
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魚を食べると焼酎も欲しくなる。
大将のオススメの銘柄をまずは一杯。
刺し盛りの次は、特上にぎり。
茶碗蒸しもいただいてみた。
大将曰く、壱岐の魚は美味しいのだけど、アナゴだけは対馬に勝てないのだとか。
『何が違うんですか?』
『壱岐は水深が浅い。 それに対して対馬は100mを超えるところもあるので水温が低く身が締まる』 『対馬に行ったら、ぜひ穴子を食べてみるといいですよ』との事。
『はい、対馬で予約している居酒屋さんで絶対食べてみます』
焼酎をおかわりし、大満足の晩御飯となった。
『ご馳走様でした。 また来ます!』
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まだ明るい街を歩いてホテルへ戻る。
途中で購入したのは、壱岐発だという麦焼酎。
ホテルでしばし壱岐焼酎をチビリチビリと呑りながら、旅の初日を独り振り返る時間は至福のひととき。
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さて、明日はレンタカーで壱岐巡りである。 楽しみだ!
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先日の記念日は、せっかくだからということでかなり前から地元のフレンチレストランを予約していた。
ここは、昼夜とも一組限定の完全予約制のお店である。
呉にあるのを知ったのは昨年で、いつか訪れてみたいと思いつつ、タイミングを見計らっていたのである。
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今日は俺たち夫婦で貸切。
カウンター席をお願いしたので、目の前でシェフが調理や盛り付けをされるのを見ながら楽しめるのも良いところ。
まずはシャンパンで乾杯!
数えてみると、35回目の記念日であった。
山あり谷ありであったが、もうそんなになるんだなあ、と感慨もひとしお。
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まずは手で摘んでいただく、二種類のおつまみから。
これはシャンパンにはぴったりだ。
これまで、こんなに器と盛り付けの美しさを感じたお店は初めてである。
内装についても気になったことがあったので伺ってみると、シェフの方の想いとこだわりを知ることができたのは嬉しい限り。
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温められたパン。
ちょうど良いタイミングで供される、地元の食材を使った季節を感じる美味しい料理。
それにしても、器と料理のバランス/コントラストが素晴らしい!
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グラスワインを追加で注文。
ワイングラスについても伺ってみると、ワインの種類によって口径や形を使い分けると、より一層そのワインの良さが引き出されるとのこと。
実際に比べさせていただくと、妻も俺も、その違いに驚いた!
『同じワインでも、こんなにグラスで味が変わるんだね。 知らないことがまだまだあるんだなあ』
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スープはお猪口でいただいた。
アイスクリームには、なんと木の芽が添えられている。
『いやあ、まさか木の芽がアイスクリームに合うなんて!』
『ご馳走様でした。 美味しい料理と楽しい時間を過ごすことができ、良い記念日になりました。 また来ます』
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2023年4月9日(日) 今週は、月曜火曜を有給休暇とし、貯まったマイルを使って今年2度目となる沖縄旅へ。
徒歩で駅まで行き、そこからはJRで岩国駅へ。 岩国駅からはバスで岩国空港まで。
今回は、初となる岩国空港からのフライト。
飛行機が滑走路まで移動する間、岩国空港では米軍基地内を走行することになるため撮影禁止になっていることには驚いた。
ただ、飛行機の窓から様々な戦闘機や設備を見ることができるのは興味深い。
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離陸してからしばらくは、柱島群島や周防大島あたりの海の素晴らしい景色を堪能できる。
快適なフライトで、那覇空港に到着。
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ホテルにチェックインする前に、少し遅めのお昼ご飯を兼ねての昼呑みへ。
前回訪れてお気に入りとなった、節子鮮魚店さん。
刺身セットを注文すると、店頭に置かれている保冷ボックスから、オリオンビールを取ってきて独り乾杯。
缶ビールをプシュッと開け、グラスにトクトクトクトク、シュワワワワー。
『いただきます!』 グビリ、グビグビ 『プハーッ、美味い』
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刺身をいただき、
プチプチ食感がたまらない海ブドウをパクリ。
外の景色を眺めながら、再びビールをグビリ。
美しい人を目の前に飲む、オリオンビールの旨いことよ。
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追加の注文は、これまた定番の、
うちなあ天ぷらと、まかない魚汁のミニ。
『ご馳走様でした』 大満足のお昼ご飯であった。
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国際通りからは、前回歩き慣れた道を歩いて移動し、ホテルにチェックイン。
夕食は、前回気に入った33タコライスをテイクアウトし、
部屋でいただいた。
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2023年4月10日(月) 今日は、那覇周辺を観光してみるつもり。
調べてみると、まだ行ったことがないスポットがいくつかあるようなので、バスを使って巡ってみることに。
まずは、首里金城町石畳道へ。
平日の朝で観光客もおらず、通勤通学の地元の方々が時折歩く静かな石畳通り。
ここは、夏の強い日差しを避けて涼むのに良さそうだ。
これが滑り止めの加工なのであろうか。
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続いて、バスを使って識名園へ。
ここも初めて訪れるスポット。
今日は晴れて、絶好の散策日和である。
美しい庭園の景色を眺めながら、ゆっくりと散策を楽しむ。
ここは、お気に入りの場所となった。
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バスで那覇まで戻り、銭湯へ。
サウナで汗を流し、頭をスキンヘッドに剃り上げると、これまた前回お気に入りとなった『あかさたな』さんへ。
前回と同じ席に座り、瓶ビールと4番を注文。
泡盛もゆっくりといただいた。 至福のひと時。
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再びバスで1時間余り、アメリカンビレッジへ。
ここは多くの観光客で賑わっていた。
確かにアメリカのショッピングモールの雰囲気である。
ショップには興味のない俺は、海沿いの景色が気に入った。
海を眺めながら、しばしのんびりとした時間を堪能。
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2023年4月11日(火) 今日が沖縄滞在最終日。
朝からバスを乗り継いて、糸満市場入口へ。
乗り継ぎのバスを待つ間、しばし散策。
石敢当。
スイジガイ。
糸満市民憲章。
収穫したサトウキビを屋上に運び上げているようだ。
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乗り継いだバスで向かったのは、ひめゆりの塔。
入口で購入した花を捧げさせていただいた。
最近改修されたという記念館も見学させていただき、生き残られた方々の証言ビデオも様々見せていただくことができた。
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バスを乗り継ぎ、那覇に戻ってきた。
沖縄で最後の食事となる今日のお昼ご飯は、昨日に引き続き『あかさたな』さんへ。
今日は、瓶ビールと3番を注文。
ここでは本当にリーズナブルな料金で、美味しい沖縄料理をいただくことができる。
『ご馳走様でした。 また来ますね』
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貯まったマイルを使い、おきなわ彩発見NEXT地域クーポン&特別割引も活用して、お得な旅を楽しむことができた。
俺のスタイルなら、沖縄でもレンタカーなしでバスと徒歩だけで十分楽しむことができることも再確認。
秋には還暦を迎え、サラリーマン生活も一区切りとなるため、今年は貯まった有休や貯まったマイルを使って、おおいに旅を楽しむつもりである。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2023年4月1日(土) 天候に恵まれそうな今日は、相当久しぶりとなる江の川でパックラフトを使った日帰りリバーツーリングの予定。
早朝に家を出て、全て下道を走り、島根県の川本町へ。
駐車場にマツダ6を停め、パックラフトを背負って歩き出す。
三江線の廃止によって廃駅となった川本駅。
春の日差しで暖かい川沿いの歩道は、他に誰もおらず静かな空間。
河原まで降りる道を、独りでトボトボと歩いていく。
昨年初めてパックラフトを導入してから錦川の川下りは楽しんでいるが、パックラフトを使った江の川の川下りは初めてなので、久々にドキドキわくわく。
30年前にカヤックを始め、元々はシーカヤックへの興味だったのだが、初めてとなる中古のフォールディングカヤックを購入したショップの方に、『テクニックを磨くなら川下りがいいよ』と教えてもらい、最近できた施設だと紹介いただいた『カヌーの里おおち』の様々なツーリング企画に参加していたことを懐かしく思い出す。
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今日持参したのは、MRSのNomad S1D。
錦川で使っているココペリ・ローグに比べると、スケグがあることも含めて直進性が高いのが特徴。
江の川の中流以降の川下りでは、激しい瀬はなく瀞場をしっかり漕ぐシーンが多くなるので、今回はこのパックラフトを選んだという訳である。
このパックラフトは、コーミングやデッキリギングなどハッとさせられるような様々な工夫がなされており、お気に入りのパックラフト。
スターンには、小さな防水バッグを収納できるような便利なスペースもあり、川下りにピッタリだ。
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準備が完了し、9時過ぎに川本町の河原から出艇した。
今日は風もなく、日差しもたっぷりで暖かい春の朝。
久々となる江の川に漕ぎ出すと、懐かしい『江の川の匂い』が!
そう、錦川では特に匂いは感じないのだが、江の川では昔も確かにこんな匂いがしていたなあ、と懐かしく思い出す。
直進性が良く、そこそこスピードも出るMRS Nomad S1Dで、ザラ瀬も楽しみながらのリバーツーリング。
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今日の足元のウエアリングはこんな感じ。
前回のダム湖漕ぎで気になった足元のスペースは、安いインフレータブル枕を購入し、今回フットレスト代わりにインストールしてみたが、これがなかなか良い感じで格段に漕ぎやすくなった。
自分に合わせてカスタマイズしていくのも、楽しみの一つである。
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いやあ、江の川の川下りは楽しいなあ。 本当に絶景続きである。
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今日一番波の高い瀬。
それでも、のんびり楽しめるレベルである。
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途中で、一旦パックラフトを左岸に引き上げた。
今日は風がほとんどないが、万が一の風で飛ばされないよう、おもしを入れておく。
歩いて堤防の上まで登り、橋を渡る。
見えてきたのは、コインレストラン・かわもと。
橋の上からだと視点が高く、これから漕ぎ進む江の川の景色も楽しめる。
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コインレストランに到着した。
今日のお楽しみの一つは、ここで販売している自動販売機のうどん。
よく見ると、『かしわうどん』と書かれている。
350円也で、コインを投入して注文した。
思ったよりも短時間で出てきたのは、このうどん。
よく見ると、鶏肉に加え、刻みネギはもちろん、揚げやとろろ昆布、しっかりした厚みのある蒲鉾が二切れ、そして驚きは木の芽。
出汁の味も良く、想像以上の美味しさに驚いた。
提供されている方が、美味しいうどんを食べてもらいたいと思っておられる気持ちが伝わってくる、素晴らしいうどんであった。
『ご馳走様でした』 次回は、ラーメンを試してみようかな!
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江の川沿いも桜が満開。
川の浅瀬には、大きなコイが。。。
河原へ降りる荒れた道を下っていく。
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おやつ代わりのうどんを堪能し、再び川へ。
日差しが強くなり、あまりの暑さに長袖の袖を捲って半袖状態で漕ぎ進む。
錦川と比べるのは酷であるが、それでも江ノ川の透明度も思っていたほど悪くはない。
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それにしても、今日は本当に天候に恵まれ、最高の川下りである。
どうやら今年は川下りがメインの年になりそうな予感!
コロナの影響も含め、アウトドアを楽しむ人が増えたり、他所者を排除する浜も増えたりで、なかなか出艇しにくい状況が増えてきていることも、シーカヤックツーリングに出かけようというモチベーションの低下に繋がっているように感じている。
それに比べると、川下りの自由さはなんだろう!
久々に、リバーツーリングの楽しさに目覚めてしまったようである。
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今日は天気が良いからか、多くのカメが甲羅干しを楽しんでいた。
親子で甲羅干ししている姿も多く見かけることができたが、こんなに多くの亀を見たのは初めてである。
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昼前になると、そろそろ今日のゴールが近づいてきた。
あの橋の手前で上陸するとするか。
無事に久々となる江の川ツーリングを終えて、パックラフトを引き上げた。
パックラフトと畳み、パッキング。
荷物を背負って川沿いの道を歩く。
橋を渡り、
漕いできた川の景色を眺め、
バス停へ。
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バスが来るまで少し時間があるので、ベンチに座って休憩しつつ、お昼ご飯。
今日は、コンビニで買ってきたおむすび二つを、家から持参した温かいお茶でいただいた。
散策して見つけた酒屋さん。
三江線の名残の標識。
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13:20のバスが到着。
乗り込むと、乗客は俺一人。
終点の川本町に到着。
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天候にも恵まれ、最高に楽しかった久々となる江の川中流ツーリング。
いやあ今年は本当に、川下りにハマってしまいそうである!
俺は今年の秋で60歳になるが、なんだか65歳や70歳になってもこんな気軽な川遊びを楽しんでいそうな気がしているのは不思議なものだ。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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週刊天気予報で快晴となっていた今日は、朝早くリモートワークを終え、ロードスターをオープンにして錦川へ。
今回は、先日と同様ロードスターにパックラフトを積んできた。
灰塚ダムではロードスターで直進性を重視したMRSのパックラフトを持参したが、今回はリバーツーリングということで川下りで使い慣れたココペリ・ローグを積んできている。
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北河内駅の周辺は、桜がしっかりと咲いて春爛漫、
錦川鉄道の時刻まで少し時間があるので、しばし独り静かに花見を楽しむ。
少し風があるが、日が当たると暖かい春の朝。
俺以外には誰もいない北河内駅で、列車を待つ。
先日の新聞で、錦川鉄道も赤字で持続可能性が議論されているとか。
確かに俺が川下りでこの駅を使うときに、他のお客さんが待っていた記憶はない。
自転車輪行旅で使わせていただいていた三江線が廃線されてしまった苦い記憶もあり、錦川鉄道の将来も心配である。
これが無くなったら、列車で回送できなくなるのでソロでの川下りは難しくなるなあ。。。
ただ、利用者が学生とごく一部の車が使えない高齢者、そして青春18きっぷ時期の鉄道マニアにほぼ限られていた三江線に比べると、シーズンにもよるが観光客の利用が一定程度あるのが錦川清流線の強みであり、生き残る道のヒントなのかもしれないとも感じる。
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到着した列車に乗り込み、いつものように川の流れをチェックしながら南桑へと向かう。
今日は、今年漕いだ2回よりも少し水量が多いので、ルート選択は楽になりそうだ。
それにしても、いつみても清流の錦川。
列車の高い視点から、主な瀬の状態はほぼチェック完了。
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もうすぐ南桑である。
南桑駅に到着し、橋を渡って左岸に渡り、堤防の階段を降りて河原に降りる。
パックラフトのセッティングは慣れたもの。
さっとインフレートしてシートをセットし、川に漕ぎ出した。
しばらく下ると、川の水に冷やされたパックラフトに空気を補充するため、一旦河原に上陸する。
それにしても今日は最高の川下り日和。
寒くも暑くもなく、風もほぼなく、心置きなくリバーツーリングを楽しむことができそうだ!
空気を補充し、再び川に漕ぎ出す。
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瀞場ではゆったりと流れながら景色を楽しみ、
ザラ瀬では、ちょっとしたスリルを楽しむ。
瀞場と瀬の繰り返しが、シーカヤックとは違う川下りの醍醐味の一つ。
海の場合は基本的に、穏やかなら穏やかな海が続き、風が吹いて荒れたらどう足掻いてもそう簡単にラフなコンディションのエリアから脱出することは容易ではない(ただし瀬戸内海の場合は、潮流の厳しい狭い海峡は瀬と位置づけることもできるので、少し川に近い状況はあるのだが)。
ところが川下りでは、江ノ川でも錦川でも四万十川でも、瀬の次には瀞場があり、瀞場の後には瀬が待っているので、緊張するシーンとリラックスできるシーンが交互に現れるので適度なリズムでツーリングを楽しむことができる。
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そこそこ波の高い瀬。
前回より水量が多い分だけ、瀬を下る楽しみが高まっているようだ。
それにしても、絶好の川下り日和。
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今日も大量の鴨。
桜のシーズンの川下りは格別である。
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川下りは、カヤックを始めた30年前から江ノ川や錦川で楽しんでいるが、何回漕いでも飽きることがない。
特に錦川は本当に水が澄んだ清流で、かつては春には九州などからショップ主催のツーリンググループや個人のグループなどが川下りと河原でのキャンプを楽しんでいた時期もあったが、ここ数年は他のカヤッカー/カヌーイストやパックラフターを見かけることはあまりなく、独り静かに川下りを楽しむことができるのはとても好ましい状況である。
桜や菜の花、椿の花を眺めながら、快晴の青空のもと、穏やかな流れにのって静かにプカリプカリと川を下るのは、正に至福のひととき。
ホリエモンが、『人生は壮大な暇つぶし』と言っていたが、まさに俺もそう思う。
人生の意味など深刻に考えても答えがある訳はなく、日々を一生懸命に、そして丁寧に生きること、そして寿命が尽きるその時に『ああ、楽しくて良い人生であったなあ!』と思えるように生きることだけが意味があることだと考える。
そう思うと、春の川下りというのは、とても楽しい人生の暇つぶしの一つなのではなかろうか。
川面には、椿の花が一輪流れている。
椿の花は、暇つぶしのために川を流れている訳ではなかろうが、俺も今日は椿の花と同じように自然と一体となって、心穏やかに川を流れていく。
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それにしても、こんなに充実した時間を過ごせることは幸せである。
この水で焼酎の水割りをつくってみたいなあと思わせるような清流。
この美しい景色が見え始めると、もうすぐゴールである。
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いつもの河原に上陸。
パックラフトと装備を乾かし、パッキングする。
荷物を背負って、春らしい景色の中を北河内駅に向かう。
『いやあ、天候にも水量にも恵まれて、最高の川下りであったなあ』
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いつものことではあるが、漕いできた川の景色を視点の高い橋の上から眺めるのは嬉しいひととき。
橋の上からなら、下るべき瀬のルートも良くわかる。
それにしても美しい春の錦川の景色。
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北河内駅まで戻ってきた。
ロードスターの助手席にパックラフトをセットする。
帰路も当然オープンドライブ。
最高の春の1日。
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2023年3月25日(土) 今日の天気予報を確認すると、瀬戸内沿いは風がそこそこ強いのに対し、三次や庄原あたりの中国山地付近は風が弱いようである。
じゃあ、ということで今日はマツダ6に久しぶりにSUPを積んで、灰塚ダムでのダム湖漕ぎへ。
予報通り風も弱く、春の休日としては人も少なく、絶好の漕ぎ日和。
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カートップしたSUPを降ろし、漕ぎ出す準備。
そこまで寒くないので、春の漕ぎ出しウエアで大丈夫そうである。
先日の錦川SUP川下り、そして灰塚ダム湖でのパックラフト漕ぎに続き、今シーズン3回目はSUPでのダム湖漕ぎである。
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県北でも桜が咲き始めている。
椿も花が開いている。
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やはりSUP漕ぎは、カヤックやパックラフトとは視線の高さが異なり、漕ぐときの体の使い方も違うので新鮮なパドリングであった。
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出発点に戻り、
SUPをカートップ。
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お昼ご飯は、庄原に向かう途中の蕎麦屋さんでいただいた。
いつもは自動車がいっぱいの一寸蕎麦屋さんが、今日は駐車場がガラガラだったので、久々に立ち寄ってみた。
ざる蕎麦の定食を注文。
美味しい蕎麦と、予想外に美味いおにぎりを大満足でいただいた。
『ご馳走様でした』
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庄原では、立ち寄ったら必ず訪れる西田鮮魚店さんへ。
いつも購入する生タコ刺しに加え、今日はホタテの刺身と魚の内臓の煮込みを購入した。
大満足の週末であった!
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2023年3月19日(日) 晴れて穏やかな予報の日曜日は、NDロードスターにパックラフト・MRS・Nomad SD1を積んで灰塚ダムへと向かう。
シーカヤックやSUP、パックラフトでの水遊びでは、いつもはマツダ6セダンが定番なのであるが、パックラフトならロードスターでいいんじゃね?という事で、オープンドライブも楽しみつつパックラフト漕ぎを楽しむ遊び方を試してみようという訳である。
快晴の日曜日のオープンドライブを楽しみ、ダム湖に到着。
今回新たに手に入れたパックラフトMRS Nomad SD1は、NDロードスターの助手席に綺麗に収まっている。
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助手席から引っ張り出すと、こんな感じ。
正直な話、年齢を重ねてくると重たいシーカヤックをカートップしたり降ろしたりの作業が徐々に精神的な負担になってきているのは確かである。
そういうのもあり、重たいポリ艇のシーカヤックに加えてSUPを導入したのであるが、数年前から錦川での川下りで使っている超軽量のパックラフト旅の楽さと楽しさにハマってしまい、こんな軽いフネでダム湖や海を漕げないかと考えていた。
錦川下りで使っているココペリ・ローグは、川下りの途中で漕ぐ手を止めるとフネがクルリと回ってしまうので、やはりリバーツーリングが限界で海やダム湖で使うのは無理だと感じていた。
しかし最近ネットでいろいろ調べてみると、直進性に振ったパックラフトが登場しており、MRSのNomad SD1などは上手くいけば湾内や穏やかな海では使えそうな予感!
じゃあ、瀬戸内ならではの『シーパックラフティング』開拓に向け、新たに導入して灰塚ダムでその実力を初トライアルしてみようという訳である。
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まとめていた荷物をばらし、
船体布をを広げてみる。
展開し、
電動エアポンプでインフレート。
直進性重視の大きめのスケグを取り付け、
スプレースカートを捲ってシート座面を膨らませる。
しっかりとした作りのシートバックを取り付け。
これまた工夫された構造のコーミングを取り付けると、
最後に手動ポンプでしっかりとインフレートすると、
完成である。
今回は、4分割パドルとインフレート方式のPFDも新たに導入したので、ミニマムパッキングに貢献している。
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さあ、パックラフトでの初静水面漕ぎ。
どんな性能を見せてくれるのか、楽しみだ!
今日は風も弱く、気温も上がって、絶好の漕ぎ日和。
4ピースのパドルは少し重いものの、シーカヤックでは重量級のFRPアークティックウインドを漕いでいる俺にはそれほどの負担ではない。
それよりも、このパックラフトの直進性の良さに驚いた。
ココペリ・ローグとは全く異なるキャラクターで、パドルを漕ぐ手を止めてもそのまま惰性で直進していくのには驚いた!
流石にカヤックと同じようなスピードは期待できないことに加え、1気室というイザという時のリスクを考えると島渡りなどには慎重な判断が必要であるが、これなら穏やかな湾内や瀬戸内でのコースタルツーリングであれば十分使えそうである。
***
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穏やかな春のダム湖漕ぎを、のんびりまったり楽しむことができる。
久々となる至福のひと時。
お昼ご飯は、コンビニで買ってきたお弁当。
水の上で食べるご飯の美味しいことよ!
このパックラフトは、スプレースカートのデッキがフラットなので休憩しながらの食事にもぴったりであった。
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快晴のダム湖漕ぎを楽しみ、出発地に戻ってきた。
パックラフトを乾かし、折りたたみ、NDロードスターにパッキング。
再び幌をオープンにして、家路についた。
家に戻って燃費をチェックすると、全て下道ドライブ往復で22.7km/L。
相変わらず、燃費は絶好調である。
***
今回は、新たに導入したNomad SD1でシーパックラフティングの実現可能性を確認することができた、貴重で楽しいオープンドライブ&パックラフト漕ぎであった。
これなら、トリシティ125を使ったバイク&パックラフトも実現できるのではないだろうか?
また俺らしい水遊びの新たな世界が開そうで楽しみだ!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年3月11日(土) 寒くて風が強い週末ばかりの1月、骨折した母の介助で明け暮れた2月。
3月になって母の介助もようやくひと段落し、今期の新たなタスクもまとめを終えて最終報告を無事に終えたこの週末、天気予報や水位、潮汐と睨めっこしながら決めた今年の初漕ぎは、もう20年以上通っている清流錦川。
朝まだ暗いうちから家を出て、マツダ6で下道を走り北河内へと向かう。
余裕を見て、予定している列車の約1時間前に到着。
天気予報は晴れだったのだが、到着してみると濃い霧で見通しは悪く気温も低い。
途中でガソリン給油して下道を走ってきたのだが、燃費は17.7km/Lと、2L-6ATのガソリン車としては相変わらず遠出では素晴らしい実燃費である。
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今日はパックラフトなので、こんなにコンパクトなパッキング。
かつては、折りたたみ式とはいえ大きく重いフェザークラフトK-1を背負い、公共交通機関やタクシーを使いながら尺取虫方式で瀬戸内横断していたのが、とても懐かしく思い出される。
あの頃は、まだまだ若くて体力と気力もあったんだなあ!
今年還暦を迎える俺にとっては、パックラフト位の手軽な旅がちょうど良い。
カヤックを始めた頃は、海や川を漕ぎたくて漕ぎたくて仕方がなかったものだが、年齢を重ねると他にも様々な楽しみができるので、寒い日や荒れた日、そして何より気分が向かない日には無理して漕ぎ出したいと思わなくなってきた。
これからも、年齢を重ねながら、その時その時の自分のスタイルで海や川での遊びを楽しんでいくようになるのであろう。
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今日は、09:30の列車で南桑まで移動。
ようやく晴れてきた春の日差しを楽しみながら、列車の到着を待つ。
***
錦川鉄道での移動は、事前に川や流れの状態を下見できるのが、何よりの利点。
去年との流れの違いや、今日の水量、そして年によって変わる安全に下れそうなコースを見極めながらの列車旅。
今日は、少し水も増えてちょうど良さそうである。
***
南桑に到着。
***
ここからは、パックラフトを背負って河原まで徒歩で移動。
風もなく、空も晴れてきて、絶好の川下り日和である。
毎年春恒例となった、パックラフトを使った錦川での川下りを、とても楽しみにしているのである。
***
荷物を広げ、
電動ポンプで空気を入れる。
9割方充填できたら、ホースを使って口から空気を吹き込み、インフレートは一旦完了。
***
コーミング取り付けには少し慣れが必要だが、無事に完了。
クッションとなるシートを取り付け、
シートバックもセット。
腰への負担を減らし、安定して漕ぐために欠かせない、クレージークリークのチェアーをセット。
俺にとっては、これなくしてパックラフトでの川下りは楽しめないのである。
***
完成したパックラフトを運び、荷物をセット。
一旦川に浮かべ、低い水温で充填した空気が冷やされて船体が緩くなったところで、
再び空気を吹き込んで、剛性を高めるのがコツである。
***
それでは出発するとするか!
今年も、さすが清流錦川。
***
毎年初めの川下りは、もう25年以上楽しんでいるとはいえ、やはりドキドキワクワクする!!!
ザラ瀬とトロ場の繰り返し。
***
南桑以降の錦川ではそれほどひどい瀬はなく、もちろん油断は禁物ではあるが、余裕を持ってなんちゃってスリルを味わうことができるのが、ロートルとなった俺にはちょうど良い。
瀞場では、ポットに詰めて持参した温かいブラックコーヒーをゆっくりと楽しむ。
パックラフトが近づくと、多くのカモが川面から飛び立ち、なかなか壮観な眺めである。
***
***
鴨の大群。
大きな岩。
他には誰も居ない静かな春の錦川。
25年前と変わらない、錦川の清流。
特徴的な川辺の岩石。
***
ここまで来れば、もうゴールは近い。
菜の花と桜で、春を感じさせる長閑な景色。
最後のザラ瀬。
いつもの左岸に上陸する。
今日は、約2時間の川下りを楽しんだ。 大満足である!
***
荷物を干し、
パッキングして、
河原から駅までの道を歩く。
菜の花が満開である。
筍の季節も近いのであろうか?
暖かい今日は、桜ももう咲いているのである。
***
無事に北河内駅まで戻ってきた。
やはり、春の錦川下りは最高である。
仕事も母の介助も落ち着いたこの春は、錦川に何度か通うことになりそうだ。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年2月11日(土) この週末は、広島で始まっているピカソ展へ。
今朝は家での朝食は抜いて、妻と二人、朝のバスで広島市内へと向かう。
せっかく久し振りに広島市内に出かけるのだからと、お気に入りの一蘭で朝ラーメンを頂こうというプラン。
流石に朝の時間はお客も少なく、美味しいラーメンを静かにいただくことができた。
確かに安くはないけれど、このスープは時々食べたくなるし、食べると毎回失望することなく安定感を持って満足できるのである。
『ご馳走様でした』
***
ひろしま美術館へ。
まだオープン前の、静かな佇まい。
シャッターに、この絵が描かれているのは知らなかった。
***
9時の開館と共に入場。
今回も、撮影禁止の作品以外は撮影できるのは嬉しい限り。
日本の美術館や博物館も、ようやく海外と同じような扱いになりつつあるようだ。
印象派の絵画が好きな俺は、以前は時々ひろしま美術館を訪れていたのだが、これまたコロナ禍の影響でしばらく足が遠ざかっていた。
今回は、ピカソの青の時代とその後ということで、楽しみにしてきたのである。
ピカソというと、ゲルニカのイメージが強烈なのだが、今回の展示を見ることで、基本的なデッサン力がしっかりした上で、さまざまな試行錯誤にチャレンジした結果、私が持っていたピカソのイメージの作品も描くようになっていったことを知ることができた。
***
***
これはピカソではなく、俺が好きなモーリス・ド・ヴラマンクの作品。
いやあ、これは良い展示であったなあ。
***
本通りを散策しつつ、今日のもう一つの目的である、『肉のますゐ』さんへ。
11時の開店とともにお店に入る。
今日は、ロース寿き焼き二人前とご飯一人前、そして瓶ビール。
サービスとんかつはもちろん美味しいのだが、以前ここでいただいた『とり寿き焼き』が美味しかった。
今回は牛肉でということで、ロースすき焼きをお願いしてみたのである。
***
このお店では、店員さんがすき焼きをきっちりと調理していただけるのが嬉しい。
適度に煮込んだら、あとは美味しくいただくだけである。
グレードとしては低いロースすき焼きではあるが、煮込んでも柔らかいままの肉がとても美味しく、少食の俺にはご飯なしでもすき焼きとビールでちょうど良い量である。
ビールの次は、久々の日本酒。 肉のますゐブランドの冷酒である。
***
サービスとんかつを持ち帰りでお願いし、美味しいロースすき焼きを完食。
『ご馳走様でした』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年2月3日(金) チームメンバーと一緒になって取り組んできた今期の大仕事を無事に終え、有給休暇を使って久々となる3泊4日の沖縄一人旅に出かけることとした。
厳寒の広島空港から飛び立ち、那覇空港へ。
荷物はいつものように、機内持ち込みサイズのザックとウエストバッグという組み合わせ。
これが俺の旅のスタイルである。
(参考)ヤンゴン旅でもザックとペリカンケースという同様のスタイル: 瀬戸内シーカヤック日記: (再掲)お盆休みはミャンマー最大の都市ヤンゴンで『あるくみるきく』放浪の旅
那覇空港からおもろまちのホテルへは、ゆいレールと徒歩。
***
ホテルにチェックインし、荷物をおくと、歩いて国際通りへと向かう。
曇りの予報であったが、なんとか晴れ間も顔を覗かせてくれた。
日が照ると、少し汗ばむくらいの感じになり、厳寒の東広島とは大違い。
牧志公園では、寒緋桜が咲いている。
***
国際通りを歩き、ネットで気になっていたお店へと向かう。
今日の遅いお昼ご飯は、節子鮮魚店さん。
運よくテーブルが空いていたので、まずはメニューをチェック。
さしみセットというのがあったので、まずはこれに決定!
***
ビールは、店先に置かれた氷が入ったケースから自分で取ってくるスタイル。
久々の沖縄旅のスタートに、オリオンビールで独り乾杯!
刺し盛りと牡蠣が運ばれてきた。
刺身も美味いが、海ぶどうが絶品! 『ああ、これぞ沖縄呑み』
***
沖縄天ぷらを追加注文。
店内の雰囲気と、テーブルからの眺めが、俺のストライクゾーンど真ん中!
これは、良い店を見つけたなあ。
追加のオリオンビールの後は、泡盛のお湯割。
そして、気になっていた『まかない魚汁(小)』もお願いした。
これが、具沢山で旨いのなんの!!!
『ご馳走様でした』
久々となる沖縄旅の最初のお店は、大正解のセレクトであった。 良い旅になりそうな予感。
***
翌朝は、バスで糸満へ。
目指すは、糸満海人工房 資料館。
海洋文化に関するフィールドワークが趣味の一つである俺に取っては、今回の旅のハイライト。
***
(参考)ホクレア号が沖縄に到着した時のブログ:
瀬戸内 シーカヤック日記: 沖縄編-4日目(1)_浜比嘉島の”おばあ” (2)
瀬戸内 シーカヤック日記: 沖縄編-4日目(2)_ホクレア号がやってきた!
瀬戸内 シーカヤック日記: 沖縄編-5日目(2)_はじめての『サバニ』 (2)
***
資料館に到着し、見学料を払い、資料館の前にまずは工房の中を見学させていただいた。
置いてあるサバニについて質問しながらお話を伺い、
今年、奄美までの海旅に使われる予定だというアウトリガー付きのサバニも見せていただいた。
ある仕掛けが付いた沖縄の凧も、初めて拝見。
***
『ありがとうございました。 じゃあ、資料館を見学させていただきます』とお伝えすると、『せっかくだから案内しよう』と言ってくださった。 ありがたいことである。
まずはミーカガンから。
ミーカガンを発明された方のお話に始まり、まだ樹脂などがなかった頃のガラスと枠の間の糸を用いた防水構造、ミーカガンが使う人に合わせたオーダーメイドであること、使う木の種類による加工性の違いなど、興味深いお話を伺った。
そして、ミーカガンの展示スペースに、上原謙さんが写った写真が。
『以前、ホクレア号が沖縄に来たときに、私も偶然沖縄に遊びに来ていてホクレア号到着のお祝いで、シーカヤックの師匠である内田さんや上原謙さんとサバニを漕がせていただいたことがあるんですよ』
すると、『ホクレア号が到着した時は、私も歓迎でサバニを漕ぎましたよ』との事。
まさかこんな偶然があるなんて。。。
ここは、今回の旅で来るべくして訪問した必然の場所であるのだなあ!
***
ユートゥイ。 垢汲み、ベイラーの事である。
この美しい曲線美。
この造形は、サバニの舟底の形状を考慮して効率的に垢が汲み出せるように工夫された機能美なのだ。
説明いただいた方とは、昔は主流であったハイターベイラーの話で盛り上がった!
***
まさにバランスの極地に到達したサバニがこれなのだそうだ。
同じサバニと言っても、シーカヤックと同様に、その長さ、幅、形状、キールの大きさなどによって安定性やスピードは全く異なるとの事。
この舟はバランスが良いので、アウトリガーなしで安定して高速で進むことができたのだそうである。
『大切なのはバランス。 どこかで無理をしてバランスを考えなくなると、アウトリガーで安定させるという変な亊になる』、という一言が心に沁みた。
***
風によって帆の角度や位置を調整できるように工夫された構造。
豚の血で染めた魚網。
豚の血で染めると、魚が魚網を見えずらくなると共に、タンパク質の効果で防水性も上がって網の耐久性が良くなるのだそうだ。
『沖縄は、豚とは縁が深いからこのような工夫ができたんだろうねえ』
***
タンクブニ。
戦闘機の補助燃料タンクを再利用して作られたという、貴重な海洋文化資料。
鉄製の錨が普及する前は、木と石で錨にしていたそうだ。
『本当にありがとうございました。 とても興味深いお話を聞けてよかったです』
***
バスで那覇に戻り、国際通りの近くでお昼ご飯を食べる店を探す。
今回は、ネットではなく現地で見つけたこのお店が、俺の嗅覚フィルターに引っかかった。
『琉球料理 あかさたな』
***
メニューを見て、4番とオリオンの瓶ビールを注文。
少しずつ料理が運ばれてくる。
まずはビールをグビリ!
途中からは、泡盛もいただいた。
ここは、品数も多く、味も雰囲気も良く、偶然で出会ったのだがお気に入りのお店となった!
『ご馳走様でした。 美味しかったです』
***
午後は、沖縄県立博物館へ。
特別展も拝見したが、やはりここの常設展はなかなか見応えがある。
晩御飯はホテルで、刺身と海ぶどう、そしてソーメンチャンプルー。
***
三日目の朝は、少し早くホテルを出て、バスで小さな港へ。
バス停を降りてから、徒歩で約20分ほど。
今日の午前は、ホエールウオッチングに参加。
双胴船で慶良間近くの沖に移動し、ブローを探して移動を繰り返す。
あまり近くではないが、何度もブローを見ることができ、尾ビレや頭が海面から。
初めてのホエールウオッチング体験であった。
吹きっさらしの船上で東風に当たり続け、冷え切った体でバス停まで歩く。
お昼ご飯は、途中のお店で、ビールなしで宮古そばをいただいた。
バス停の目の前は、三線屋さん。
***
ホテルに戻ると、揺れる船と冷たい海風で疲れ切った体を休め、kindleで本を読む。
疲れたので、晩御飯はスーパーで購入した沖縄産特選刺身とゆし豆腐でビールと焼酎を楽しむ。
***
最終日は朝から大雨。
10時前にホテルをチェックアウトし、近くのスーパーでお昼ご飯。
33タコライス。
注文したのは、正統派からは外れるかもしれないが、姉妹店と提携により産まれたというバターチキンタコライス。
タコライスの思い出はほぼないのだが、一口食べた時にその美味しさに驚いた!
『へえ、タコライスってこんなに美味しかっんだ』
この店も、次回の再訪が決定!!!
***
国際通りを散策して、島ラッキョのお土産を購入した後は、那覇市歴史博物館へ。
かつての那覇の姿を知ることができる、貴重な資料。
展示物は多くはないが、立地も良く訪れる価値あり。
***
久々の訪問となった沖縄ぶらり旅。
糸満海人工房ではディープなフィールドワークを楽しむことができ、節子鮮魚店での美味しい昼飲みや博物館見学など、充実した『あるくみるきく旅』を堪能した。
還暦目前の今回も、ザック一つでタクシーは使わず、バスと徒歩で昔から変わらない俺らしい旅。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
この冬は、畑で大根が豊作である。
40代の頃は、全く畑仕事には興味がなく、親が畑で野菜を作っていても『野菜なんかスーパーで買えば安いのに、あんなに手間掛けてしょうもない』なんて思っていた。
それが、数年前にコロナ禍が始まり、ほぼ在宅勤務になった今は、畑があることのありがたさを実感しているのだから驚きだ。
***
在宅勤務で早朝から働き、午後は会議などがなければ結構早い時間に終業できる俺は、平日はほぼ毎日、いりこと昆布で出汁をとって味噌汁を作るのだが、この具材のメインは畑で収穫した野菜である。
季節季節で種屋苗を植え、日々の成長を見守り、季節季節の野菜を収穫し、日々の味噌汁の具にしていただける幸せ。
たまねぎ、長ネギ、大根、チンゲンサイ、白菜、キャベツ、トマト、ブロッコリー、スナップエンドウ、などなど。
これらの野菜は、味噌汁の具としてだけではなく、もちろん主菜にも使っている。
平日の晩ごはんの担当は俺なので、鍋にしたり、炒めたり、煮たり、日々工夫しながら様々な簡単手抜き料理を楽しんでいるのである。
***
以前は、家で料理したり、畑仕事をしたりするよりは、旅に出たい、海で遊びたい、という気持ちがとても強かったのだが、コロナ禍でライフスタイルを変えざるを得ない状況の中で大切なことに気づいたように思う。
それは、自分で畑で野菜をつくり、それを使って感謝しながら日々の料理をして家族で食べることのありがたさ。
このような日々の積み重ねこそが幸せなのだと、実感している。
先日ネットで見た、『人間は何を食べてきたか』という古いドキュメンタリー番組。
そこでは、一年365日の三食を全く同じ料理を食べている民族が紹介されていた。
また、そこで暮らしている父や母は、畑で期待通りの収穫があり、一年間家族を食べさせていけることが何よりの幸せであると、嬉しそうに語っていた。
『生きる』ということは、まさにそう言うことなのだと、還暦を目の前にして、俺もようやく気づくことが出来たようである。
さすがに、番組で紹介された民族のように毎日三食同じ料理で暮らすというところまで達観はできないが、ヶの日は一汁一菜で、ハレの日はチョッピリ豪華な食材を使ったり外食したりを楽しみながら暮らしていきたいと想っている。
***
この冬、豊作となった大根。
家に持ち帰り、良く切れる包丁で、干し大根や、半干し大根に。
一日から二日程度干した半干し大根は、味が濃縮されて鍋や漬物にすると絶品である。
葉の部分も、もちろん鍋や漬物に大活躍。
大根おろしも大量に作り、一部は冷凍保存し、おろし汁は味噌汁に入れるとこれまた美味しいのである。
***
2022年12月15日(木) 今日はハレの日として、先日俺一人で牡蠣を楽しんだ『いろは』さんに、妻と行くことに。
先日同様、昼前に終業してから出発しようと思っていたのだが、妻が今日の午前中のローカルテレビ番組で、『いろは』が紹介されるという情報を発見。
確かに、前回訪問時に、テレビの取材を受けて今度放送されるとは聞いていたのだが、まさか訪問予定日に放送されるとは思っていなかった。
『今日は、お客さんが殺到するかもしれんから、早めに出発しようや』
というわけで、開店時間頃に到着するよう仕事を切り上げ、家を出た。
今日はJRが工事のため、広駅から代行バス。
これはこれで、いつもと違う車窓の景色が楽しめて、ちょっとした旅気分が味わえる。
***
今日も、もちろん牡蠣三昧。
今回は妻と二人でシェアできるので、注文する品数が増やせるのが嬉しい。
まずはビールと生牡蠣。
これは妻も大満足。
牡蠣丼。
生と違ってこれまた旨い。
ビールの次は、にごり酒。
前回は頼なかったカキフライ。
ここのカキフライは、衣が邪魔しておらず、牡蠣の美味しさが堪能できる。
牡蠣天。
牡蠣天は塩に限る。
これまた前回注文しなかった酢牡蠣。
今日は、『いろは』さんの牡蠣料理を全ていただくことができた。
***
食後はしばし近所を散策。
牡蠣の季節。
帰りのバスの時間の頃には、平日の昼だというのに店の前で人が待っている状況に。
『今日の訪問予定時刻を早めたのは正解だったなあ』
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2022年12月1日(木) この週末は、妻と二人で仙台へ。
ANAのマイルが貯まっており、本当はお気に入りとなったミャンマーのヤンゴンを3度目の再訪を果たしたいところなのだが、思ってもいなかったクーデターに加え、他の地域を含めてコロナ禍でマイルを使った海外放浪旅もままならないので、妻が行ったことがないということで前からリクエストされていた仙台へ旅することにしたのである。
金曜日を有給休暇とし、木曜日の夜の飛行機で仙台へ。
***
12月2日(金) 今回泊まったホテルチェーンの朝食は、どこで食べてもほぼ一緒なので旅感がなく、今朝は早朝から営業されている地元の立ち食い蕎麦屋さんへ。
『そばの神田』 朝から大勢の人が、ここで朝そばを食べている。
ここの『朝そば』は、温玉ほうれん草入りで、なんと380円也。 激安である!
美味しい蕎麦でお腹を満たすと、観光へ。
***
るーぶるバスで、まずは瑞鳳殿へ。
静かな雰囲気の中、ここではまだまだ紅葉を楽しむことができた。
***
再びるーぶるバスで、仙台城跡へ。
ここからの眺めは抜群。
伊達政宗像は、修繕中とのことで見ることはできなかった。
***
ここからタクシーで、お昼ご飯を食べるために仙台市内に戻る。
ネットで見つけていたホテル近くの牛タン屋さんまでお願いしたのだが、なんだかタクシー運転手さんのレスポンスに違和感が。
移動の車中で様々お話を伺っているうちに、運転手さんのおすすめは別の店であることが判明。
『スミマセン。 じゃあ、その店に送っていただけますか』
そこからは、運転手さんの牛タンに対する熱い話が繰り広げられた。
『いやあ、その店でいただくのが楽しみです』
***
送っていただいたのは、『太助』
仙台牛タンの元祖なのだとか。
早めに到着したので、幸運にも2番目に並ぶことが出来たのだが、その後行列は伸びるばかり。
『うん、やっぱり人気なんだなあ』
***
ここの牛タン定食は、牛タンの枚数だけの違い。
妻は4枚、私は5枚でお願いした。
積み上げられた牛タンの塊から、一枚一枚取り出して炭火で焼かれていく。
『いただきます』
『おお、これは香ばしくて柔らかくて、本当に美味しいなあ』
ビールをグビリ、牛タンをパクリ。
ビールの後は日本酒をグビリ。
『ごちそうさまでした!』 タクシー運転手さんのおすすめに従って、本当に大正解であった。
***
午後は、晴れてきたのでJRで松島海岸へ行くことに。
木々が多く、美しい仙台市内。
松島海岸で、しばし散策。
***
まずは瑞巌寺へ。
とても荘厳で良いお寺であった。
***
観光船で、松島湾を一周。
ここは波も穏やかだし、島も多くて、シーカヤックツアーをやるには絶好の場所であるなあ。
***
ずんだ揚げパン。
***
ホテルに戻り、一休みするとタクシーで弘寿司さんへ。
今回の旅の食は、ここがメインである。
カウンターに座り、ご主人の説明を伺いながら、美味しいつまみと寿司をいただくことが出来る。
サンマが良くないということで供された、イワシ/鰯の刺身が絶品!
『いやあ、驚きました。 イワシの概念が変わりました』
***
しっかりとした技術、築地で磨いたという食材の目利き、そしてお客さんに楽しんでもらおうという遊び心があり、四方山話を楽しみながら、最高の食経験をさせていただくことが出来た。
『ご馳走様でした! また来ますね』
***
土曜日の予定は決めていなかったので、天気予報とグーグルマップを見ながら、女川へ行くことに。
ハイブリッドディーゼルカーで、まずは石巻へと向かう。
石巻へは仕事で来たことがあるが、女川は初めてである。
***
石巻から女川への列車まで、たっぷり時間があるので、しばし町を散策し、スーパーの休憩スポットでコーヒーを飲んで休憩。
女川ではICカードが使えないということで、ICカードの乗車履歴をキャンセルしてもらい、改めて切符を購入した。
***
ここからは、1両編成の、のんびりまったり列車旅。
女川駅に到着すると、駅ナカの温泉へ。
温泉から出ると、海まで歩いてみた。
海のそばには、東日本大震災遺構として、旧女川交番が残されていた。
最初は写真を撮っていたのだが、歩きながら震災の記録を読み進むうちに、なぜか涙が溢れてきて写真を撮ることが出来なくなってしまった。
本当に、想像することが出来ないような恐ろしいことが、ここで起きたことを想うと胸が締め付けられる。
***
港には、瀬戸内海では見ないような漁船が。
これはサンマ漁の船であろうか?
海洋文化好きの血が騒ぐ。
***
今日のお昼ご飯。
はらこ飯釜飯定食と寿司を、妻とシェアしていただいた。
食後にしばし散策し、再びここに戻って牡蠣と地酒。
***
仙台市内に戻り、ビルの無料展望台へ。
今日の晩御飯は、せり鍋で有名な『いな穂』さん。
人気店のようで、予約なしではなかなか入れない模様。
季節ごとに異なる鍋が楽しめるようだ。
冬はセリ鍋。
***
お通しが美味しいので、かなり期待できそうである。
ビールの後は日本酒。
白ネギ焼き。
初めてみる、ビワミンという九州の健康酢の焼酎割りもいただいてみた。
そして、セリ鍋。
本当にセリだけを、根っこまで食べるのである。
〆は雑炊。
『いやあ、美味しかったなあ』
今回の仙台飯プランは大正解であった!
帰りには、展望台に立ち寄って仙台の夜景を楽しんだ。
***
***
『牛タンの太助』、『弘寿司』、『せり鍋のいな穂』を楽しんだ仙台旅。 最高であった!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
2022年12月9日(金) 仕事を午前中で切り上げ、バスとJRで風早へと向かう。
曇り空の冬の平日は、JR車内も閑散として、芸予諸島の海を眺めながらの静かな列車旅を楽しめる。
風早駅に到着。
ここにJRで来るのは、この冬もう3度目となる。
***
今日の目的地は、『いろは』さん。
前回訪れた時は、まだ海水温が高いということで、残念ながら牡蠣をいただくことができなかった。
今回は、前日の電話で牡蠣が供されていることを確認済み。
***
まずは瓶ビールをお願いし、『牡蠣天と、生牡蠣は何がありますか?』
『生なら、酢牡蠣か本当に何もつけずに食べる生牡蠣があるよ』
『じゃあ、その何もしていない生牡蠣をお願いします』
ビールをグビリと飲み、生牡蠣をいただいた。
『あ、これは美味しいですね。 まるで海を食べているようだ!』
***
続いて牡蠣天。
俺は最近、カキフライより牡蠣天派に転向した。
牡蠣天は、牡蠣そのものの味を楽しむことができるのである。
『塩、いただけますか』
『じゃあ、この塩を出してみようか』
塩をパラリと一振りし、牡蠣天をパクリ。 『おお、やっぱり塩で食べるのが旨いですねえ』
***
ビールの次は、季節限定という『にごり酒』
『うん、この酒は美味しいな』
最後は、ご飯少なめでお願いした、これまた季節限定の『牡蠣丼』
『生牡蠣』、『牡蠣天』そして『牡蠣丼』と、今日は牡蠣三昧。
一週間の仕事を終え、最高の昼飲みを楽しむことができた。
『次回は妻と一緒に来ることにしよう』
***
2022年12月10日(土) 今日の午後は久々となるコンサート。
三原のポポロで開催される、庄司沙矢香/ジャンルカ・カシオーリ『ヴァイオリンとフォルテピアノで奏でる18-19世紀』
コロナ禍で、コンサートに行くのを自粛していたのだが、そろそろ良いだろうということで、再会最初は俺が大好きな庄司沙矢香を選んだのである。
***
ロードスターの屋根を開けて快適な海沿いドライブを楽しみ、三原でお昼ご飯を食べ、ポポロへ。
久々のヴァイオリンコンサート、楽しみだ!
この公演では、フォルテピアノという楽器が使われている。
休憩時間には、調律しているシーンも見させていただくことができた。
***
コロナ禍で生まれた多くの時間を使って思考と研究を行い、今回のスチール弦ではなくガット弦を使った演奏に新たな境地を見出したのだとか。
今回は最前席で、演奏中の表情までクッキリと見て取れるベストなポジション。
以前聴きに行った庄司沙矢香さんのヴァイオリン・ソロは圧巻であったが、今回の優しいフォルテピアノとのコンビネーションは、それはそれで美しい音色で別世界を見せていただくことができ、コロナ禍後初のコンサートはとても印象深い経験となった。
今日はハレの日ということで、帰宅してからはいつものビールではなく、スパークリングワインで夕食を楽しんだ。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
曇り空の冬の平日は、JR車内も閑散として、芸予諸島の海を眺めながらの静かな列車旅を楽しめる。
風早駅に到着。
ここにJRで来るのは、この冬もう3度目となる。
***
今日の目的地は、『いろは』さん。
前回訪れた時は、まだ海水温が高いということで、残念ながら牡蠣をいただくことができなかった。
今回は、前日の電話で牡蠣が供されていることを確認済み。
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まずは瓶ビールをお願いし、『牡蠣天と、生牡蠣は何がありますか?』
『生なら、酢牡蠣か本当に何もつけずに食べる生牡蠣があるよ』
『じゃあ、その何もしていない生牡蠣をお願いします』
ビールをグビリと飲み、生牡蠣をいただいた。
『あ、これは美味しいですね。 まるで海を食べているようだ!』
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続いて牡蠣天。
俺は最近、カキフライより牡蠣天派に転向した。
牡蠣天は、牡蠣そのものの味を楽しむことができるのである。
『塩、いただけますか』
『じゃあ、この塩を出してみようか』
塩をパラリと一振りし、牡蠣天をパクリ。 『おお、やっぱり塩で食べるのが旨いですねえ』
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ビールの次は、季節限定という『にごり酒』
『うん、この酒は美味しいな』
最後は、ご飯少なめでお願いした、これまた季節限定の『牡蠣丼』
『生牡蠣』、『牡蠣天』そして『牡蠣丼』と、今日は牡蠣三昧。
一週間の仕事を終え、最高の昼飲みを楽しむことができた。
『次回は妻と一緒に来ることにしよう』
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2022年12月10日(土) 今日の午後は久々となるコンサート。
三原のポポロで開催される、庄司沙矢香/ジャンルカ・カシオーリ『ヴァイオリンとフォルテピアノで奏でる18-19世紀』
コロナ禍で、コンサートに行くのを自粛していたのだが、そろそろ良いだろうということで、再会最初は俺が大好きな庄司沙矢香を選んだのである。
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ロードスターの屋根を開けて快適な海沿いドライブを楽しみ、三原でお昼ご飯を食べ、ポポロへ。
久々のヴァイオリンコンサート、楽しみだ!
この公演では、フォルテピアノという楽器が使われている。
休憩時間には、調律しているシーンも見させていただくことができた。
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コロナ禍で生まれた多くの時間を使って思考と研究を行い、今回のスチール弦ではなくガット弦を使った演奏に新たな境地を見出したのだとか。
今回は最前席で、演奏中の表情までクッキリと見て取れるベストなポジション。
以前聴きに行った庄司沙矢香さんのヴァイオリン・ソロは圧巻であったが、今回の優しいフォルテピアノとのコンビネーションは、それはそれで美しい音色で別世界を見せていただくことができ、コロナ禍後初のコンサートはとても印象深い経験となった。
今日はハレの日ということで、帰宅してからはいつものビールではなく、スパークリングワインで夕食を楽しんだ。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2022年11月6日(日) 晴天の予報となった日曜日は、朝から妻とNDロードスターでオープンドライブ。
行き先は、県北の紅葉なのだが、妻には秘密の目的地も二つある。
***
まずは一つ目の秘密の目的地へ。
まだ開店準備をされていたようなのだが、快く店を開いていただき、地元産の松茸を購入。
年に一度の贅沢だが、昨年はタイミングが合わなくて買うことができなかったので、今夜の晩ごはんが楽しみである。
***
途中で見つけた神社へも参拝してみた。
艮神社。
イチョウの黄色が美しい。
境内の雰囲気も良く、すぐにお気に入りの神社となった。
ここの狛犬は、足元に小さな狛犬が絡んでいて、なかなか珍しいのではないかと思う。
***
ここからは、県北の紅葉を楽しみながらの爽快なオープンドライブ。
いやあ、本当にオープンカーって最高だなあ!
***
今日二つ目の、秘密の目的地へ。
狭い山道に入り、こんなところに!という場所にそのお店はあった。
大澤田(おぞた)葡萄酒店。
***
10時の開店とともに、お店に入らせていただいた。
部屋の中には、ワインがぎっしり。
『ビールが大好きなんですが、最近時々スパークリングワインを飲むようになって、今日はここでスパークリングワインを買いたいと思ってきたんですよ』とお伝えすると、スパークリングワインとシャンパンをいくつか選んで説明していただけた。
店主さんは、シニアソムリエということで、ワインやシャンパンについてとても興味深い様々なお話を伺うことができる。
スパークリングワインの世界も、広くて深いのだなあ!
今日は、安価なスパークリングワインから、いつも購入する価格帯からは少し背伸びしたシャンパンまで、3本をセレクト。
『今日はとても楽しかったです。 ぜひまた買いに来ますよ』
***
帰りには、近くにある『奴可神社』へ。
紅葉が最高に美しいのだが、誰も来ていないという奇跡のような絶景スポット!
ロードスターのレッドが、紅葉の下でさらに美しく見える。
***
以前も訪問したことがあるお気に入りのスポットで、しばし至福のひと時を過ごさせていただいた。
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お昼ご飯は、一寸そば屋さん。
久しぶりとなるざるそばをいただいた。
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いやあ、今日はとても充実した1日であったなあ。
そして、晩ごはんが楽しみだ!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?