***
2023年7月14日(金) 週末の金曜日は、仕事を早めに上がって久々の訪問となる生名島へと向かう。
この島にはお気に入りのキャンプ場があり、長年お世話になった管理人さんも居られたので10年程通ったのだが、キャンプ場の管理が変わった後は足が遠のいていた。
今回はキャンプではなく車中泊で、島の旅を楽しむ予定なので、久々に訪問してみることにしたのである。
***
因島の港から、ほんの数分程度と近い距離を懐かしいフェリーで島へ。
生名島から岩城島へと向かい、まずはお昼ご飯。
これまた久々に訪れる、『よし正』さんへ。
今回は、岩城ラーメンをいただいてみることにした。
運んでこられたのは、このラーメン。
カウンターには、食べ方の説明も張り出されている。
初めて食べる岩城ラーメンを美味しくいただき、よし正さんを辞した。
『ご馳走様でした』 今度はぜひ、夜に飲みに来よう!
***
歩いてターミナルまで戻る。
懐かしい、『青いレモンの島』
売店で、妻と自分へのお土産を購入。
芋菓子は妻へのお土産。
そして俺は、『ああ、このレモンで酎ハイを飲むのが楽しみだ』
***
ちょっとだけ生名島のキャンプ場に立ち寄ってみた。
今は再び管理者が変わり、使い勝手がかなり改善されている模様。
これなら、またキャンプに来てもいいかなあ。
***
しばし島内をドライブ。
かつて、長年定点観測していた懐かしいエリア。
弓削島では、フェスパでお風呂に入る。
懐かしい施設で、露天風呂に入り、サウナで汗を流し、水風呂で体を冷やし、それを何度も繰り返す。
フェスパでのんびりまったりと過ごし、完全にリフレッシュ完了。
***
クルマを駐車場の隅に止め、スーパーマーケットで晩御飯を購入。
今日は、野外のベンチで景色を眺めながらの食事を楽しむことにしようか。
港の周辺は、しっかりと整備されてなかなか過ごしやすそうなスポットに変わっている。
***
懐かしい景色を眺め、ビールを飲みながら晩御飯を食べる。
これはなかなか楽しい時間。
ゆっくりとビールを楽しみ、暮れなずんでいく海沿いの景色を眺める。
***
窓を開け、ネットで虫除けをしての車中泊は、朝方には涼しいくらいの快適さであった。
朝食は、昨晩スーパーマーケットで購入しておいた、小さな鶏ムスビ弁当。
朝ご飯をいただいた後は、ベンチに寝そべりkindleで本を読む。
のんびりまったり。
***
弓削島をしばしドライブ。
俺のお気に入りのスポットまで、クルマで走る。
このアップダウンの激しい道を、かつてはMTBでサイクリングしていたのだなあ。
『あの頃は若かった!!!』
朝の芸予諸島の景色は美しい。
***
一旦岩城島に戻り、橋の散策を楽しむ。
少し歩道が狭いが、なかなか眺めの良いウオーキングコースである。
***
久々の訪問となった、生名島、岩城島、弓削島ドライブ&車中泊の旅。
今度は、もう少し涼しい時期にSUPも積んで数日間の車中泊の旅を楽しみたいものである。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年7月5日(水) 明日は朝から移動なので、実質的には今日がバンコク滞在の最終日となる。
予定はフリーなので、朝起きてからの天気と気分次第。
今朝は、せっかくだから市場で朝食を食べてみようか。
朝のチャイナタウンへ繰り出し、店を眺めながらしばし散策。
『うん、ここの肉まんを試してみることにしよう』
肉まん二つを購入し、
市場の近くでいただいた。 『うん、なかなか美味しいね』
***
一度ホテルに戻り、コーヒーと紅茶で一休み。
決定した今日のプランは、チャオプラヤー川を船で遡り、終点のノンタブリーで時間をかけて街を散策してみようというもの。
ノンタブリーには先日も訪れたのだが、その時はチャオプラヤー川の船旅がメインであったため、船着場周辺だけのチェックで終わっていた。
街を歩いて船着場へと向かう。
コンビニの外には、なぜか有料の体重計が!
お金を払ってまで体重を測る人がいるのだろうか?
ホテルから歩いて十数分で、船着場へと到着。
今回は、前回のオレンジラインとは異なり、電動のスマートボートにトライしてみることに。
***
乗り込んでみると、エアコンが効いて快適ではあるのだが、何か物足りない。
外の景色はガラスの窓越しで、風も、街の匂いも、勇ましいエンジン音も聞こえてこないため、まるで新幹線で移動しているようで、オレンジラインのような臨場感が全く感じられないのである。
やはりチャオプラヤー川の船旅は、オレンジラインに限る!
途中で、スマートボートの充電スポットも発見。
ノンタブリーに到着。
この船は、もう少し上流まで行くようだ。
***
先日もお世話になった有料トイレを借りてから、街の散策に出発。
まずはアーケード街を歩く。
そして市場へ。
この市場はかなり広く、またヤンゴンの市場に雰囲気が似ている。
匂いと見た目、そして人々のエネルギーに圧倒される。
これぞ、東南アジア!
***
エンジン修理工場なのであろうか?
相変わらず、電線はカオス状態である。
歩道橋からの眺め。
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お昼ご飯は、道沿いのお店で。
メニューが英語表記でなかったので、Google翻訳の助けを借りて、豚肉麺の中サイズを注文。
少し唐辛子を足すと、とても美味しくいただけた。
***
別の店先で購入したオレンジジュース。
飲んでみると果肉たっぷりでとても美味しかったので、大きいサイズのボトルをホテルに持って帰るため追加で購入。
***
帰りはオレンジライン。
***
船を降り、街へと歩き出すと、そこは夕立の後だった。
ホテルに戻る途中、屋台で今日の晩御飯を買い出し。
ヤンゴンではとても屋台で食事を買おうとは思わなかったが、バンコクを数日歩いてみると、ここなら少ないリスクで食べることができそうだという確信を持つことができたので、トライしてみたのである。
ホテルでいただいた屋台飯は、とても美味しく、屋台で済ませばかなり旅費も抑えられそうなことが分かったのは大きな収穫。
***
最終日の移動。
今日は晴れで、チャイナタウンは朝から活気がある。
ホテルもそうだったが、地下鉄もドリアンは持ち込み禁止のようだ。
地下鉄の車両は広告ディスプレイもあり、日本の都会と変わらない。
エスカレーターは右側に立つのがでフォールトのようで、これは大阪流か。
空港へ向かう列車を待つプラットフォームには、大きなファンがついていた。
いよいよ日本に向けて旅立つ時。
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初めての訪問となったバンコク、あるくみるきくの旅。
ヤンゴンとはまた異なる、東南アジアの人々の暮らしを体感することができ、とても充実した旅となった。
これは、また訪問することになるに違いないと確信。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2023年7月4日(火) バンコク4日目は、唯一予約していた日帰りツアーに参加する日。
線路市場と水上市場に行ってみたいと思って様々調べてみたところ、そこそこ距離があり、結構移動が複雑そうだということで、ツアーを予約していたのである。
朝の6時半前に、ホテルのロビーに現地のガイドの方が迎えに来てくださった。
そこからバンに乗り、高速道路を走って鉄道市場へと向かう。
高速道路でバンコク市内に乗り入れる車線は、大渋滞。
ガイドさんによると、郊外に良い家を建てて、自家用車で通勤する人が多いのだそうである。
***
途中には塩田地帯がある。
ここは海から数キロ離れている場所だそうだが、パイプを使って海水を運んでいるのだとのこと。
***
線路市場に到着。
まずはガイドさんの案内で、市場を散策。
様々な野菜や果物、肉や魚が売られており、それらは地元の人々向けの食材のお店のようだ。
長いドジョウやナマズも。
カエルも売られていた。
***
駅も見学。
自然の木を上手く使った籠で、鳴き声の良い鳥が飼われていた。
駅近くの有料トイレを借用し、近くの川も見学。
地元の方が川エビを釣っていて、のんびりした朝の風景。
***
列車が通過するまでは自由時間ということで、一人で市場の中を散策してみた。
線路脇のお店を観察すると、列車が来る前に台を簡単に退避できるような工夫がされていた。
また、8時になると国家が放送で流れ、全員が起立して動かず聞いていたのにも、王国であるタイの文化を感じることができた。
***
放送があり、そろそろ列車がやってくるようである。
お店の方々は慣れた手つきで屋台を片付け、観光客は地面に引かれた赤線の外まで退避。
列車がやってくるが、驚くほど体の近くを通るのには驚いた。
これは日本では許されないような、貴重な体験であることは間違いない。
***
線路市場の次は、椰子畑の見学。
途中でも様々な所で見かけたこの施設だが、右側は家から出ていただいた悪霊に住んでいただく祠なのだそうだ。
悪霊を家から追い出すだけでなく、それがちゃんと外に住めるようにしてあげるところに、タイの方々の優しさを感じる。
椰子畑の周りには運河が整備されており、昔は通勤や荷運びに使われていたとのこと。
昔からある大家族で住む家。
風通しが良くて涼しく、日本の古い田舎の家に雰囲気が似ている。
***
自由時間にガイドの方と話してみる。
『バンコクの街中で、タナカを塗っている人を時々見かけるんですが、ミャンマーの人達がバンコクにも居ますか?』
『ええ、ミャンマーの人が大勢きていますよ。 タイでは、若い人達が3Kの仕事を好まなくなっていて、工場では多くのミャンマーの人達が働いて産業を支えています』
『そうなんですね』
『もし、ミャンマーの人達が全員国に戻ってしまったら、タイの経済は大変な打撃を受けるでしょう』
東南アジアの国々の中での、タイとミャンマーのポジションが良く分かった。
同時に、これからどんどん人口減少していく日本として、労働力をどう確保していくのかという課題の奥深さを、改めて考えさせられた。
***
ここから再び車で水上市場へ。
車から降りると、まずはエンジン船に乗って市場へと向かう。
市場に到着すると、手漕ぎの小さな船に乗り換える。
この水上市場は、とても独特の雰囲気で、すぐにその素晴らしさの虜に。
せっかくなので、ビールを購入して船上で楽しむ。
ビールは観光地価格だが、この雰囲気で飲むビールは最高に美味しかった!
次回もタイに来たら、この水上市場はぜひ再訪したいものである。
***
ツアーの最後は簡単なお昼ご飯。
幹線道路沿いにある、ローカルな食堂。
ここでいただいた麺は、特にスープが美味しく最後の一滴までいただいた。
『ごちそうさまでした』
途中、塩田の売店にも立ち寄って見学し、帰路へ。
***
ホテルで少し休憩し、チャイナタウンへと繰り出した。
今日の午後は、タイ古式マッサージのお店へ。
ここは、2時間で400バーツとリーズナブルな料金。
まずは着替え、足を洗っていただいてから2階に上がり、2時間たっぷりマッサージを堪能して、スッキリさっぱり。
『いやあ、ここは良いなあ。 次回もぜひ訪れたいものだ』
***
ホテルに戻る途中で見つけたお店で、少し早い晩御飯。
久々の辛くないご飯に、少しホッとする自分に気づく。
雨が降り出した通りを眺めつつ、ビールを飲み、食事を楽しむ。
***
ショッピングモールでつまみを買い出し。
ホテルに戻ると、テレビを見ながらビールを飲むという、今日も俺のバンコクの夜の定番スタイル。
***
(5)に続く。
***
2023年7月3日(月) バンコク三日目の月曜日は、サーラーチャルームクルン劇場でタイの伝統舞踊を観劇するべく、その入場券を得るためにワットプラケオ寺院へ。
朝食は、コンビニで購入した辛いカップ麺と惣菜パン。
朝食を食べると、ホテルを出て街へ。
せっかくなので、他の道を知るとともに街の端々まで観察するべく、昨日とは違うルートでワットプラケオを目指す。
ホテルの近くにはタイヤショップがズラリと並んでおり、古タイヤが道路のカラーコーン替わりに使われていたり、
プランター替わりに使われている。
***
配送中のLINEマンも発見。
***
今日は月曜日なので、朝の道路は通勤ラッシュ。
信号が赤から青になると、まるで目が血走っているように全てのバイクがアクセル全開で飛び出していく。
通勤で我先にとぶっ飛ばすバイクや車が走っている中を、信号のない横断歩道を渡るときは、まさに命懸け。
交通の流れをしっかりと観察し、横断歩道に一歩踏み出した時に止まってくれそうな車やバイクをしっかりと見極め、フロントガラス越しに見えないドライバーとちょっとしたコミュニケーションを取りながら、神経を張り詰めて渡っていくのである。
平日の通勤ラッシュの中を、幾つもの横断歩道を渡って街を歩いていくのは、本当に疲れるものだ。
***
屋台や移動販売台車が通りやすいように整備された、歩道と車道の段差を解消するスロープ。
街中にも発達している運河。
タイの郵便ポスト。
仏具屋さん。
大きなロータリー。
このバスは換気のためか、両方のドアを開けっぱなしで街を走っていた。
ミャンマーのヤンゴンではドア自体がないバスもあったが、バンコクのこのシーンも、日本ではニュースになるくらい受け入れられない状況であろう。
常識というものは絶対的なものではなく、国や文化によって違うものなのだということを改めて実感する。
***
走行する車のすぐ側を歩行しなければならない、緊張感漂う歩道。
エアコンの室外機のためだけの窓。
タイの国防省。
***
ワットプラケオ。
タイの寺院のトイレは、冷房完備でとても涼しいのは印象的。
美しい寺院内を、しばし散策。
***
寺院を出ると、せっかくなので近くにあるカオサン通りへ向かう。
押しボタン式信号のある横断歩道を渡るのは、まさに命懸け。
普段は赤になっていないので、ドライバーもそのつもりで走り抜けるため、歩行者信号が青になっても車が突っ込んでくる。
青信号で渡っていると、ピックアップトラックが急ブレーキを掛けてスキール音とともにタイヤから煙を出しながらなんとか直前で止まった時には、本当に心臓が止まるかと思った。
日本で街を歩いているときに、いかに気を抜いて横断歩道を渡っていたのかを、再認識させられる。
バンコクで横断歩道を渡るのは、本当に命懸けである。
***
十数分歩き、幾つもの恐ろしい横断歩道を渡ると、カオサン通りに到着した。
流石に夜の街だけあり、この時間はまだ開店準備中。
ジジイのバンコク旅では、カオサン通りはこれくらいで十分である。
***
ここからは、GoogleMapを頼りにサーラーチャルームクルン劇場へ。
また新たな通りを観察することができるのが嬉しい。
今回のバンコク旅では、タクシーは使わず、ひたすら歩く。
毎日2万歩程度歩いて、バンコクの街の雰囲気と人々の暮らしを心に刻み込む、『あるくみるきく』の旅。
道端に停められたバイクも、『よいご旅行を』と励ましてくれている。
***
劇場での開演まで少し時間があるので、近くのショッピングモールでお昼ご飯。
ここのメニューは英語表記がないので、Google翻訳を使って読み取り、メニュー表を指差して食べたいメニューを伝える。
カレー三種を選んだので、次はいくつも並べられている多くの種類のカレーから、三種を選んで注文完了。
これがバンコクで初めてとなる、半屋台での食事。
俺は辛いものは好きな方だが、美味しいこのカレーを食べ進むと滝のように汗が流れてきた。
『いやあ、流石に辛いなあ』 でも美味しかった『ごちそうさまでした』
***
少し市場を歩き、喉が渇いたので屋台で炭酸レモンジュースを購入して一息つく。
時間になったので、劇場へ。
館内はエアコンが効いて快適な空間。
平日ではあるが、ほぼ満員となった。
公演中は撮影禁止なので映像は残っていないが(ちゃんとアナウンスもあったのに、どこの国の人とは言わないが、そこそこの人達がスマホで動画を撮影していたのには驚いた)、タイの各地の踊りが紹介され、30分程度と短い時間ではあったがとても印象的な時間となった。
次回も、ぜひここは再訪したいスポットである。
***
どこでも見かける掃除道具。
散髪屋さん。 俺はスキンヘッドで自分で剃るので、散髪屋さんが体験できないのは残念である!
駐車違反の切符?
狭い市場の中を、バイクや自転車が走り抜けるのは、当たり前の光景。
***
晩御飯は、初日の炒飯が気に入ったお店へ。
今日は、ビールとカニチャーハン、そして蟹オムレツを注文。
ここの蟹チャーハンは、俺の大好物となった。
***
帰り道、気になっていた屋台のザクロジュースを購入。
これがなんとも美味しい!
ホテルに戻ると、今夜もキックボクシング&ビールでバンコクナイトを堪能した。
***
(4)に続く。
***
2023年7月2日(日) バンコク二日目。
朝起きて部屋から外を眺めると、薄曇り。
雨季ということで、連日の雨を覚悟してきたのだが、昨日今日はなんとか雨には見舞われていない。
***
朝食は、昨日残りを持ち帰りしたカニ炒飯の残りをいただく。
冷めても美味しい、絶品の蟹チャーハン。
ホテルの中はこんな感じ。
高くはないホテルであるが、部屋の設備も含めて十分満足である。
***
今日はワットポー寺院を訪問してみようか。
まずは朝のチャイナタウンを散策。
流石に市場は既に活動を始めている。
初めて訪問する街の散策は、様々な発見や驚きがあってとても楽しいものである。
そして今回の旅で活躍したのが、Google翻訳。
記号のようにしか見えないタイ語の標識や看板、メニューなどが、Google翻訳を使うことでかなり理解ができるのは本当に便利である。
以前は、Google Mapを使うことで、カリフォルニア出張の休日に独りでバスを3本乗り継いで観光地であるロングビーチを往復することができた。
バスで移動することで、地域の人達が住んでいる地域の雰囲気や、地域の人達のバス内での様子を観察し実感することができ、本当に貴重な経験ができたが、これもGoogle Mapのお陰であった。
今回さらに、Google翻訳という強力なツールが加わったことで、英語圏以外への旅の自由度が格段に上がったことを実感する。
***
街には仕事仕様に改造されたバイクや自転車が多い。
チャイナタウンだからなのか、店先には線香を立てる容器も設置してある。
あるくみるきく
移動販売などする人達のために、歩道と車道の段差を解消するスロープが設けられているのは、生活実態に応じた素晴らしいインフラ整備。
それにしても蒸し暑いバンコク。
マスクの着用は初日の数十分で諦め(現地のタイ人のマスク着用率は7-8割で日本と同じくらいと高いのには驚いた!)、その後は最終日までノーマスクで街を散策。
***
***
今日の最初の目的地である、ワットポーに到着。
外国人料金を支払って、見学させていただいた。
***
大きな寝仏が有名である。
***
ワットポー寺院を訪問した目的の一つは、タイ古式マッサージ。
ここでは、寺院内で本格的なマッサージが受けられるということなので、それを楽しみに来たのである。
料金は、街中より高めの1時間480バーツだが、口コミ評価が高いので期待できる。
結構待ち時間が長いとの情報であったが、今回は開店と同時に入店したため、待つことなくマッサージを受けることができた。
かなりしっかりとしたマッサージを1時間たっぷりと受け、心身ともにリフレッシュして大満足。
ここは来てよかったなあ!
***
寺院を辞して、再び街を散策。
近くにある、静かで綺麗な公園。
木陰でのんびりと過ごしている地元の方々も居られた。
街では、バンパーが外れないように、ロープで止めているクルマも発見。
***
チャイナタウンに戻り、お昼ご飯は麺のお店。
メニューには英語表記されており、オススメの一品とビールを注文した。
まずはビール。
このお店では、ビールを入れるグラスに氷が入ってサーブされたのには驚いた。
そしておすすめという麺。
一口食べると、ピリ辛ではあるがこれが美味しい。
ビールを飲みながら美味しい麺料理をいただき、大満足のお昼ご飯であった。
***
まだ夕方までには時間があるので、事前のチェックで気になっていたチャオプラヤー川のリバーボートを試してみることに。
船着場に向けて、初めての道をGoogle Mapを頼りに歩いていく。
自動車の中古部品を山積みにしたピックアップトラック。
ミャンマーの旅で実感したのだが、新興国では自動車の中古部品はとても重要な消費財の一つ。
電線もすごいカオス状態であり、心の底ではこの光景を楽しんでいる自分がいるのは否定できない。
***
ようやく、チャオプラヤー川の船乗り場に到着した。
せっかくなので遠くまで行ってみたく、オレンジラインのチケットを購入。
乗る距離には関係なく、一乗船で16バーツの料金設定のようである。
とても安い。
ミャンマーのヤンゴン旅では、物価が安くなかなか両替したお金が減らないのに驚いたのだが、ここバンコクでは円安の影響もあってか物価の格差が大きいようで、そこそこのお店でビールを飲み、そこそこの料理を食べると独りでの晩ごはんで2,000-3,000円ほど掛かるのだが、屋台での買い食いやここでの乗船料金はとてつもなく安い。
***
オレンジフラッグの船がやってきたので、ここから約1時間の船旅となる。
チャオプラヤー川は海運が栄えているようで、多くの船が行き交っており、とても活気があるのには驚いた。
約1時間ほどすると、ノンタブリーに到着。
***
ここから少し街の入り口を散策。
バンコク中心街とは異なり、郊外の田舎町らしい雰囲気である。
ここには、ぜひ他の日にゆっくりと訪ねて来たいものである。
船着場の近くにあるトイレは有料。
普通のトイレが5バーツ、VIPトイレは10バーツということだが、普通で良いので5バーツを支払って使わせていただいた。
ヤンゴンでも有料トイレのシステムはあったので東南アジアでは珍しいものではないのだと思うが、日本でも管理や清掃に課題があるエリアなどでは、この有料システムを導入してみても良いのではないだろうか?
***
オレンジラインでの帰路では、この旅初めての夕立が。
その雨もすぐに弱くなり、幻想的な風景を楽しませてくれる。
最初に乗船した船着場まで戻ってきた。
***
街は、雨上がりの景色。
今日の晩御飯は、チャイナタウンのお店でいただいた。
メニューを見て、海鮮焼きすき焼きを注文。
もちろんビールは欠かせない。
席のすぐ横にある磨りガラスには、送風機とそれに取り付けられたリボンのそよぎが映り込んでおり、幻想的な雰囲気を醸し出している。
ピリ辛で美味しい、海鮮焼きすき焼きとビールを、のんびりまったりと楽しむ夕食。
***
食事を終えて店を辞すと、再び夕立が。
バンコクの人々の雨宿り風景。
バス停には、ビニール袋をかぶって突然の雨を凌いでいる叔母さん達も。
***
ホテルに戻ると、今夜もビールを飲みながらテレビでキックボクシングを楽しむ。
還暦直前のジジイ旅には、騒がしく鬱陶しい夜の歓楽街よりも、独り静かにたいを感じるキックボクシングを観戦しながら、地元のビールを飲むのがお似合いである。
***
その(3)に続く。
***
コロナ禍も一段落し、旅の自由度が高まってきた。
仕事の引き継ぎもほぼ終わりが見えてきたことに加え、マイルも貯まっていたので、久々に海外旅に出かけることに。
本当なら、2018年に初訪問してとても気に入り、結果的に2年連続訪問することになったミャンマーのヤンゴンを再訪したいところなのだが、クーデターの影響で治安が良くないらしく当分行けそうにないのはとても残念である。
<ヤンゴン旅の記録>
瀬戸内シーカヤック日記: お盆休みはミャンマー最大の都市ヤンゴンで『あるくみるきく』放浪の旅
瀬戸内シーカヤック日記: ヤンゴン再訪_日本人墓地参拝と『あるくみるきく』
今回も東南アジアをターゲットとし、フライトをチェックしたところ、バンコクなら広島を朝出ると夕方には到着できそうな上にチケットも取れたので、今回は初バンコクに決定。
***
2023年7月1日(土) 夜中から大雨だったので、目を覚ますと交通情報をチェック。
すると、空港までの複数の道路が途中で通行止めとなっている。
これは、バスでは行けないなあ。。。
と言う訳で、急遽クルマでの移動に変更し、余裕を持って広島空港へ。
空港でチェックすると、案の定、空港までのバスは運休となっていたので、夜中に情報をチェックしたのは大正解であった。
今回も、旅の荷物はこんな感じ。
それほど容量は大きくない機内持ち込みサイズのバックパックとワンショルダーバッグ。
この荷物を持ち、航空券とホテル、そして少し離れていて移動が不便そうなスポットを訪れる日帰りツアーを一つだけ予約して、あとはその日の天気と気分で予定を決めようという、ふらり風来坊の旅である。
***
羽田空港でトランジット。
バンコクのスワンナプール空港までは、羽田から約5時間半のフライト。
広島を朝出て夕方にはバンコクに到着するのだから、考えてみれば近いものである。
***
空港からは、エアポートレールリンク。
チケットはICチップ付きのコイン。
こんなところを見ても、新興国とは言えミャンマーとは発展度合いが全く違うことがわかる。
乗り込むと、車内はエアコンが効いて綺麗な車両で驚いた。
マッカサン駅で降り、地下鉄へ。
地下鉄の駅までは屋根付きの通路が整備されており、途中では交差点の様子が観察できる。
***
地下鉄で、ペチャブリからワットマンゴンへ。
この地下鉄は、さらに洗練されていて、車内では動画広告を流すモニターまで設置されており、まるで東京を旅しているような気分。
『うーん、これは。。。』
俺としては勝手に、混沌としたカオス状態の東南アジアを期待してきたのだが、バンコクを選んだのはハズレだったかな? との思いがよぎる。
***
地下鉄の駅を出て、街に出た途端・・・
『あ、懐かしいドブの臭いや。 ああ、やっぱりヤンゴンと一緒で東南アジアだったんだなあ!』、と変なところで安心する。
今回は、チャイナタウンの安ホテルを予約してある。
初めての街を、Google Mapを頼りにホテルに向かって歩く。
ホテルにチェックインし、一休みすると、晩御飯を食べるために再び街へ。
***
バンコク初の晩御飯は、この店へ。
どうやら魚のヒレのスープが有名らしい。
まずは地元のシンハビールで、独り静かにバンコク初訪問の乾杯!
注文したのは、魚のヒレスープと蟹チャーハン。
俺は、カニ炒飯がとても気に入った。
食感が軽くてパラパラのタイ米は、チャーハンにピッタリ合うのであろう。
次は別のビールを注文し、初バンコクの夜をしみじみと味わいながら、ゆっくりといただいた。
食べきれなかったチャーハンは持ち帰りにしてもらい、『ご馳走様でした』
***
夜のバンコク・チャイナタウン。
こんな散髪屋さんも。
途中のセブンイレブンでビールを買い込み、ホテルに戻ると、テレビでキックボクシングを見ながらビールを飲みつつ、バンコクの夜は更けていく。
***
(2)に続く。
2023年6月24日(土) 今日は梅雨の合間の穏やかな週末。
先週から始まった、毎年恒例となる子供たちとのカヤック教室。
雲は多いが少し晴れ間も覗き始め、風もなく穏やかな芸予諸島は絶好の漕ぎ日和。
海は澄んで、気持ちの良いお散歩ツーリングが楽しめそうだ。
***
大人の事情により、今年から漕ぐエリアを変更した。
穏やかな海に、職員さんと部員たちと一緒に漕ぎ出した。
しばらく漕いでいると、遠くから太鼓の音が聞こえてきた。。。
『ん? これは。。。』
***
今朝新聞に出ていた旅に違いない。
二艘の櫂伝馬が陸側に徐々に寄ってきたので、部員達にに声を掛け、危なくないコースで近づいてみた。
すると、そこには懐かしい顔が。
『久しぶり! 今朝の新聞で読んだよ』
邪魔にならない程度に短い会話を交わして旧交を温め、『頑張って!』と送り出す。
自分も企画から参加させていただいた第一回目の時の感動は、今でも忘れられない良い想い出として俺の心に刻み込まれている。
***
ここからコースを変えて再びツーリング。
今日は小潮で流れも弱く、複雑な潮流で要注意のこのエリアでも安心して漕ぐことができる。
昔の石積みを眺めながら、のんびりまったり漕ぎを楽しむ。
部員たちも、海の上に浮かんで休日の海のお散歩を楽しんでいるのが、嬉しい限り。
『じゃあ、そろそろ揚がろうか』
今日は天気にも潮にも恵まれ、思いがけない櫂伝馬との懐かしい出会いもあり、とても充実したシーカヤック部活動であった。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
先週から始まった、毎年恒例となる子供たちとのカヤック教室。
雲は多いが少し晴れ間も覗き始め、風もなく穏やかな芸予諸島は絶好の漕ぎ日和。
海は澄んで、気持ちの良いお散歩ツーリングが楽しめそうだ。
***
大人の事情により、今年から漕ぐエリアを変更した。
穏やかな海に、職員さんと部員たちと一緒に漕ぎ出した。
しばらく漕いでいると、遠くから太鼓の音が聞こえてきた。。。
『ん? これは。。。』
***
今朝新聞に出ていた旅に違いない。
二艘の櫂伝馬が陸側に徐々に寄ってきたので、部員達にに声を掛け、危なくないコースで近づいてみた。
すると、そこには懐かしい顔が。
『久しぶり! 今朝の新聞で読んだよ』
邪魔にならない程度に短い会話を交わして旧交を温め、『頑張って!』と送り出す。
自分も企画から参加させていただいた第一回目の時の感動は、今でも忘れられない良い想い出として俺の心に刻み込まれている。
***
ここからコースを変えて再びツーリング。
今日は小潮で流れも弱く、複雑な潮流で要注意のこのエリアでも安心して漕ぐことができる。
昔の石積みを眺めながら、のんびりまったり漕ぎを楽しむ。
部員たちも、海の上に浮かんで休日の海のお散歩を楽しんでいるのが、嬉しい限り。
『じゃあ、そろそろ揚がろうか』
今日は天気にも潮にも恵まれ、思いがけない櫂伝馬との懐かしい出会いもあり、とても充実したシーカヤック部活動であった。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
2023年6月16日(金) フレックス勤務を使い、今日は昼前に終業。
息子から半年ほど預かることになった軽ワンボックスに乗り込み、とびしま海道へと向かう。
クルマを預かると、すぐにキャリアを取り付けてSUPを運べるようにするとともに、車中泊もできるように準備していた。
パドルは車内に収納できるようにしてみた。
***
今日は風もなく絶好の漕ぎ日和なので、県民の浜から漕ぎ出してみる。
他に誰もおらず、静かな芸予諸島の海。
***
***
仕事を終えた週末の午後に、独り楽しむSUP漕ぎの楽しいことよ!
海の中を観察しながら、ゆっくりと海岸沿いに漕ぎ進む。
1時間ほど、海のお散歩を楽しんだ。
***
軽ワンボックスは、リアゲート近くから電源が取り出せる。
後片付けの潮抜きも便利である。
***
大崎下島のいつものお店でビールをスパークリングワインを買い出しし、岡村島へ。
久々に訪れる展望台。
今日はそこまで暑くなく、風も吹き抜けて快適である。
『うん、やっぱりここの眺めは良いなあ』
***
島をグルリと周り、車中泊の目的地へ。
車中泊仕様はこんな感じ。
寝床は厚めのエアマット。 テーブルとクレージークリークの座椅子。
リアゲートを開けると、眺めが良くて快適な自分だけの空間が出来上がる。
サイドウインドーには、メッシュの網戸を取り付けた。
***
少し遅めのお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、本を開く。
今日のメインは、『北海道探検記(本多勝一)』
大昔に読んで大好きになった本。
久々に読んでみたいと思い、古本で再度購入したものである。
この本の一節を引用する。 『北海道に限らず、世界のどんなところでも、旅行の方法として私が鉄則にしているのは、「広く浅くよりも、狭く深く」という原則である』
俺の旅のスタイルも、『暮らすように旅をする』という事を目指しているので、共感するところ。
思い返せば、当時は本田勝一のルポルタージュが好きで、おそらくそこが原点となり、宮本常一の『あるくみるきく』につながっていったのだと、この本を読み返すと改めて実感させられる。
***
スパークリングワインを開け、珍しい赤い泡を楽しみながら、懐かしい北海道探検記を読み進める。
晩御飯は、スーパーマーケットで買ってきたお弁当。
久々に外で眺める、芸予諸島のサンセット。
この時間帯が一番好きである。
***
夜は窓を開けておくと寒いくらいで、薄いシュラフインナーとタオルケットでグッスリと眠ることができた。
サンライズとともに起き上がる。
独りなら十分な広さで、快適な車中泊を堪能することができた。
***
また一つ遊びのおもちゃが増え、これにSUPやパックラフトを積み込んで、旅をしながら様々な楽しみ方ができそうである。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
息子から半年ほど預かることになった軽ワンボックスに乗り込み、とびしま海道へと向かう。
クルマを預かると、すぐにキャリアを取り付けてSUPを運べるようにするとともに、車中泊もできるように準備していた。
パドルは車内に収納できるようにしてみた。
***
今日は風もなく絶好の漕ぎ日和なので、県民の浜から漕ぎ出してみる。
他に誰もおらず、静かな芸予諸島の海。
***
***
仕事を終えた週末の午後に、独り楽しむSUP漕ぎの楽しいことよ!
海の中を観察しながら、ゆっくりと海岸沿いに漕ぎ進む。
1時間ほど、海のお散歩を楽しんだ。
***
軽ワンボックスは、リアゲート近くから電源が取り出せる。
後片付けの潮抜きも便利である。
***
大崎下島のいつものお店でビールをスパークリングワインを買い出しし、岡村島へ。
久々に訪れる展望台。
今日はそこまで暑くなく、風も吹き抜けて快適である。
『うん、やっぱりここの眺めは良いなあ』
***
島をグルリと周り、車中泊の目的地へ。
車中泊仕様はこんな感じ。
寝床は厚めのエアマット。 テーブルとクレージークリークの座椅子。
リアゲートを開けると、眺めが良くて快適な自分だけの空間が出来上がる。
サイドウインドーには、メッシュの網戸を取り付けた。
***
少し遅めのお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、本を開く。
今日のメインは、『北海道探検記(本多勝一)』
大昔に読んで大好きになった本。
久々に読んでみたいと思い、古本で再度購入したものである。
この本の一節を引用する。 『北海道に限らず、世界のどんなところでも、旅行の方法として私が鉄則にしているのは、「広く浅くよりも、狭く深く」という原則である』
俺の旅のスタイルも、『暮らすように旅をする』という事を目指しているので、共感するところ。
思い返せば、当時は本田勝一のルポルタージュが好きで、おそらくそこが原点となり、宮本常一の『あるくみるきく』につながっていったのだと、この本を読み返すと改めて実感させられる。
***
スパークリングワインを開け、珍しい赤い泡を楽しみながら、懐かしい北海道探検記を読み進める。
晩御飯は、スーパーマーケットで買ってきたお弁当。
久々に外で眺める、芸予諸島のサンセット。
この時間帯が一番好きである。
***
夜は窓を開けておくと寒いくらいで、薄いシュラフインナーとタオルケットでグッスリと眠ることができた。
サンライズとともに起き上がる。
独りなら十分な広さで、快適な車中泊を堪能することができた。
***
また一つ遊びのおもちゃが増え、これにSUPやパックラフトを積み込んで、旅をしながら様々な楽しみ方ができそうである。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年6月3日(土) この週末は、妻と二人で久しぶりの訪問となる『カヌーの里おおち』へ。
本当なら、早めに入ってSUPとパックラフトを二人で漕ぐ予定だったのだが、台風の余波なのか強風と増水でとても漕げそうもない状況。
早々に諦め、少し足を伸ばして川本町のお蕎麦屋さんへ。
『きたみち庵』さん。
ここへは俺が何度か足を運んでおり、季節毎に変わる天ぷらざるそばがお気に入りのお店である。
妻は初訪問ということで、ご案内したという訳。
二人とも、天ぷらざる蕎麦を注文。
かなり待ったが、揚げたて熱々サクサクの山菜や小鮎を含む天ぷらはとても美味しく、大満足!
***
一旦、カヌーの里おおちにチェックインし、初めての宿泊となるトレーラーハウスへ。
荷物を運び込み、中をチェック。
老夫婦二人ならば、ここで暮らせそうなほど充実した設備。
ガスコンロと冷蔵鋼だけでなく、電子レンジや炊飯器、
エアコンまで装備されている。
『これはいいなあ!』
***
温泉に入ろうと、三瓶山方面へ。
ここも俺のお気に入り、『亀の湯』
一人300円を支払って、温い温泉をのんびりまったりと楽しませて頂いた。
***
トレーラーハウスに戻ると、ちょうど晩ごはんのタイミング。
まずはスパークリングワインで乾杯!
今日のメインは、庄原の西田鮮魚店で買い込んできたお寿司とマグロの刺身。
快適な室内で、スパークリングを頂きながら、美味しい握り寿司を堪能した。
***
食後は、少し風が落ちたので外へ出てみる。
備え付けのテーブルと椅子に座り、川面を眺めながらビールをグビリ。
日が暮れ始めると、事前に許可を得ていたので、持参した焚き火台と薪で久々の焚き火を楽しむ。
『いやあ、二人で焚き火を眺めながらゆっくりと時間を過ごすのは久しぶりだねえ』
***
翌朝はゆっくりと起き出し、朝食は近くのスーパーマーケットで買い出してきた出雲そば。
たっぷりのネギ、天かす、いりこ、玉子と具沢山にしてみた。
初めて温蕎麦に入れてみた出汁用の『いりこ』だが、『いりこ出汁』が出てよりツユの一層美味しさが引き出されている。
『うん、これは美味しいね』
***
朝食後、お茶を飲み、散歩をした後は、パックラフトをセッティング。
今日は積載量が限られたマツダ6なので、SUPとパックラフトで妻と二人の漕ぎを楽しもうという魂胆である。
***
9時にチェックアウトし、スタッフの方には、これから水面で遊ばせていただくことを伝える。
妻は、初めてのパックラフト漕ぎ&久しぶりとなるSUP漕ぎ。
還暦直前の老夫婦、だいじょうぶであろうか?
***
妻が、まずは安定しているパックラフトから漕ぎたいというので、私はSUPで漕ぎ出した。
MRSのパックラフトは直進性も良く、妻も問題なく漕ぐことができているようである。
俺も、昨日とは打って変わって穏やかで水量も大幅に減少した瀞場でのSUP漕ぎを楽しませていただく。
一旦下流に向かって漕ぎ、
そこからUターンして上流側へと漕ぎ登ってみる。
***
途中の砂浜で一旦上陸し、妻と交代。
最初はぎこちなかったが、徐々に慣れてきたようで上手くコントロールできるようになってきた。
今日は、1時間ほど漕ぎを楽しんだ後、片付けと着替え。
片付け中には、30年位前にカヌー館に通っていた頃から居られた懐かしいベテランのスタッフの方にお会いすることができ、近況報告や昔の思い出などしばし四方山話を楽しんだ。
『今回は楽しかったです。 また来ますね』
***
カヌー館を後にすると、島根ワイナリーホテルのある潮温泉でゆっくりと体を伸ばし、
作木のカヌー館の食堂でお昼ご飯を頂いた。
『へえ、江の川を眺めながらお昼ご飯が食べられるんだねえ。 これは良いなあ』
***
還暦前の老夫婦が、トレーラーハウスに泊まり、久々の焚き火を楽しみ、翌朝はSUPとパックラフト漕ぎを堪能。
『なかなか良い週末だったねえ!』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年5月27日(土) 旅が続いて、最近はなかなか漕ぎ出せなかったが、久々にマツダ6セダンにSUPを積み込み灰塚ダム湖へと向かう。
9時頃に到着し、SUP漕ぎの準備。
曇り空ではあるが、風もなくなかなかの漕ぎ日和である。
水温も上がっており、今日は今年初めてとなる裸足でのSUP漕ぎ。
『良い季節になったなあ』
***
穏やかな水面を、久しぶりのSUPで気持ちよく漕ぎ進む。
新緑も目に鮮やかで、朝の楽しいダム湖散歩。
***
***
バスやブルーギル狙いのボートも少なく、静かなダム湖。
風がない日は水面が鏡のようになり、独特の景色が楽しめる。
それも俺が灰塚ダム湖がお気に入りとなった理由の一つ。
***
途中で、驚きの発見!
湖面に浮かんでいる小さなブイの穴から、植物が育っているのである。 ブイの底の穴からは、長い根も伸びている。
偶然風で運ばれた種がブイの穴に入り、穴が底まで繋がっているので根から水も吸収できるため穴の中で成長したものであろう。
この限られた環境でどこまで成長できるのか分からないが、頑張って欲しいものである。
***
途中で、甲羅干しをしている亀も発見。
クサガメとは異なり、おそらく外来種と思われる。
***
今日は、1時間ほどのお散歩ツーリングを楽しんだ。
『やっぱり漕ぐのは楽しいなあ』
***
せっかくここまで来たので、庄原市内に立ち寄ってお気に入りの西田鮮魚店で晩ごはんのおかずを購入。
帰りには、途中にあるラーメン屋さんへ。
ラーメン並をいただいた。
『ご馳走様でした』
***
夜は、西田鮮魚店で買ってきた『タコの刺身』、『イカネギ焼き』、『エイ肝』
先日、三次のVinoble Vineyardで購入したスパークリングワインを飲みながら、美味しく頂いた。
SUPを漕いで、スパークリングワインを楽しみながら美味しい晩御飯を食べる。
充実した週末。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年5月19日(金) 昨年秋から開始した、定年退職前の旅三昧の一年も、仙台への旅から始まり、沖縄訪問2回、壱岐・対馬のあるくみるきく旅に続き、北海道の旅へ。
前回の訪問は2016年の4月で、その時に訪れた小樽の政寿司さんがとても気に入ったため、妻ともまたぜひ行きたいね、と話していたのである。
G7サミットで厳戒態勢の広島空港から飛び立ち、新千歳空港からはJRで小樽に直行。
気温は13℃と、広島に比べるとかなり低い。
***
まずはお昼ご飯。
特に決めていなかったが、直感で駅前のラーメン屋さんに飛び込んでみた。
『ラーメン西や』さん。
妻は塩ラーメン、
俺はビールと、こってり味噌ラーメンをニンニクありでお願いした。
このこってり味噌ラーメンのスープがバカ旨で驚いた。
『ご馳走様でした』
初日のお昼ご飯からヒットである!
***
昼からは少し街を散策し、お土産なども購入。
そして、予約していた運河クルーズへ。
ほぼ満員で、多くは韓国や中国からのインバウンド客が占めている。
運河から一旦海に抜け、再び運河に戻る。
運河の北端でUターン。
昔の製缶工場。
古い設備も残っている。
運河沿いでビールを飲んでいるのを発見!
これは、クルーズの後にぜひ訪問せねばなるまい!!!
***
と言う訳で、小樽ビールのお店へ。
晴れてきた運河を眺めながら、のんびりまったりと飲む小樽ビールの美味いことよ!
まさに、至福のひとときである。
***
夕方からは、政寿司さんへ。
今日は、せっかくだからプレミアムコースをお願いしている。
楽しみだ!
最初の一品はウニ。
ウニ漁が解禁されており、ちょうど良い時期に来たとのこと。
前回は4月だったので、寿司ネタから言うとこの季節が良いのだそうである。
雲丹は、醤油要らずでそのままいただいてもしっかりとウニの美味しさが楽しめる。
続いて政寿司名物だというイカ刺し。
なんとも贅沢なことに、うずら卵の卵黄と雲丹を醤油にしっかりと混ぜていただくのである。
『うーん、これは絶品』
***
子持ちのシャコ。
貝にマグロ。
このマグロを塩でいただくと、驚きの旨さ!
焼き物は、なんと鮑。
一緒に焼いてある椎茸も、とても美味しい。
***
最後は、ウニの食べ比べ。
最初は紫ウニ、続いてエゾバフンウニを頂いた。
『もう何も言うことはない』
念願の政寿司訪問は、プレミアムコースで大満足。
『ご馳走様でした。 また来ます』
***
2023年5月20日(土) 二日目は、朝から観光バスでの旅。
集合場所となっている近くのホテルまで歩いて移動し、手続きを済ませてバスに乗り込む。
バスは高速道路を走って旭川へ。
途中のSAで休憩し、
旭山動物園に到着。
***
二種類の動物を一緒に飼育し展示している動物園は初めてみた。
混合飼育は、ちゃんと狙いがあるようだ。
このような設備の動物園も初めてだし、大学と共同での企画も行われているとのこと。
チンパンジーの動きが活発で、これまで見たことのないような様々な生態が、様々な視点から観察できる。
いやあ、これは人気が出るはずだなあ!
***
動物園を出発すると、バスは美しい丘陵地帯『パッチワークの路』を走る。
ここにはセブンスターの木や、ケンとメリーの木などを見る事ができる。
さらに十勝岳連峰の方に向けて走り、
青い池へ。
空は晴れて、絶好の観光日和。
***
続いてファーム冨田へ。
ラベンダーの季節にはまだ早いが、温室でラベンダーを見る事ができる。
ラッキーなことに、ポピーは満開であった。
今回は、この観光バスツアーを予約していて正解であった。
***
夜は、ホテル近くの居酒屋さんで、一杯飲る。
***
2023年5月21日(日) 最終日は朝から雨。
風も強く、かなり体感温度が低い北海道の初夏。
チェックアウトまでホテルでのんびり過ごし、札幌駅でコインロッカーに荷物を預けるとお昼ご飯。
ここ『できたて屋』さんでは、『ご馳走三種』と『三味のフライ』を注文。
妻とシェアして、美味しく頂いた。
***
午後は、JRとバスで北海道博物館へ。
ここの展示はとても充実していて見応えがある。
ここには本当に来て良かったなあ。
***
新千歳空港から広島空港に戻ってくると、少し離れた場所に駐機している外国の飛行機のところに、多くの緊急車両が走り込んできた。
G7サミットの首脳だとは分かったが、帰路で見たニュースによると、
どうやらゼレンスキー大統領を護衛する車列であったようである。
***
2016年以来の訪問となった北海道の旅。
念願の政寿司再訪に加え、運河を眺めながらの最高のビールタイム、旭山動物園や十勝岳連峰の絶景が楽しめた観光バスツアー、充実した展示の北海道博物館などを楽しむ事ができ、想い出に残る最高の週末となった。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年5月6日(土) 今日は、おろしかの宿を出て対馬南部へ。
雨の予報であるが、宮本常一ゆかりの浅藻を訪問予定ということで、気持ちが昂る。
途中、西漕手へ。
対馬の東西を行き交う時、ここで船を乗り換えた場所なのだそうだ。
***
***
そしていよいよ浅藻に到着。
豆酘漁港。
しばし集落を散策。
歩いている人がほぼ居ない静かな集落である。
そして、『浅藻開港の碑』
残念ながら、石碑は文字が読めない状態になっていたが、『忘れられた日本人』を想い出し、今この場に居る事ができていることに感慨はひとしお。
***
雨と風が強くなってきたので、レンタカーの中でお弁当を食べ、天気予報と船の運行状況をチェック。
すると、ジェットフォイルは運行するかどうか分からないとの情報。
明日は、昼過ぎのジェットフォイルで博多まで戻る予定なのだが、出航できないようなら予定が大幅に狂ってしまうので、急遽フェリーに変更すべく、一旦厳原に戻る。
チケット売り場でフェリーへの変更と一等室を確保することができ、一安心。
***
そして今日の宿へ。
最後の宿は、『美女塚山荘』さん。
夕方まで部屋で、かん酎ハイを飲みながら本を読む。
晩御飯は、これまた豪勢なセットである。
これに、ゴマサバが、
貝と鶏が、
更には小イカが追加された。
***
ここでも、宮本常一関連のガイドを頼まれることも多いという宿のご主人や、同宿されていた方との四方山話で楽しいひととき。
ご主人に、『また来ます。 今度はぜひ浅藻のガイドツアーをお願いしますよ』
***
翌朝は、朝食をいただいて宿を辞す。
厳原でレンタカーを返却。
対馬では、4日間で約500kmを走行し、燃費は22.5km/Lであった。
対馬は主要道路でも基本的に片側1車線で、直線部分はほとんどなくカーブの連続。
しかも道幅が狭く、タイトなカーブも多く、それにアップダウンが加わるため、運転にとても気を遣う地域であった。
ここを軽のハイトワゴン、CVTで走るのは、本当にタフなドライブ旅であったなあ。
***
フェリー乗り場の売店で、司馬遼太郎の著書を購入。
フェリーは定刻に出航してくれたが、沖はかなり荒れて揺れる予想だそうだ。
3Fにある一等室のベンチで、酒も飲まず、本も読まず、荒れて大きく前後左右に揺れる中をひたすら外の景色を眺めてやり過ごす。
船酔いや乗り物酔いには強いと自負している俺も、壱岐まで向かう左後方からの大波の区間は平気であったが、
壱岐から博多に向かうルートで真横からの波による大きなローリングには少し手こずらされ、酔いこそしなかったものの脂汗が出てきて少しソファーでウトウトしてしまった。
『無事に帰ってこれたけど、最後は流石にキツかったなあ』
***
人生初となる、壱岐対馬の旅は、コロナ禍も一段落して宿で出会った方々との四方山話/地元の昔話も含めて久々となる『あるくみるきく』の旅を楽しむことができた。
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
***
2023年5月5日(金) この宿に連泊の二日目は、昼前から雨の予報なので午前中にレンタカーで近くを散策する予定。
ボリュームタップリの朝食をいただき、食べきれない残りは持参したタッパーに詰めて今日のお昼ご飯にする。
『じゃあちょっと出かけてきます』
***
まずは、都々智(つつち)神社の海中鳥居。
潮が引いていれば、海の中にある道を歩いて参拝できるようだ。
今日はまだ少し潮が高いので、歩くことができなかったのは残念だが、とても珍しい眺めである。
***
小茂田濱神社。
ここは、かつて元寇がやってきて壮絶な戦が繰り広げられた場所だとのこと。
往時を偲び、手を合わせる。
***
椎根の石屋根倉庫。
ここも、対馬ではぜひ訪ねてみたかった場所の一つ。
芸予地域では見ることのない、対馬ならではの構造の貴重な小屋が残っている。
対馬の資料館でも、このような文化財をもっと展示や紹介をすれば良いのではないだろうか。
***
宿の近くまで戻り、温泉で旅の疲れを癒す。
俺以外のお客さんは、地元のお爺さんばかりであった。
昼が近づいてきたが、幸いにもまだ雨が降らないので、烏帽子岳展望所へ。
ここは宿のおばちゃんが、ぜひ行ったほうが良いよ、とお薦めされていたスポット。
晴れていればさらに良いのだろうが、それでも対馬ならではの絶景である。
宿に戻る途中、昨日立ち寄った神社を通りかかった。
やはり水中にある鳥居の方が、厳かな感じがあるなあ。 昨日の朝来ていて良かった!
***
宿に戻ると、お昼ご飯を食べながら焼酎を飲み、食後はkindleで宮本常一の本を開く。
午後は少しお昼寝タイム。
壱岐対馬に来てから、レンタカーを使いながらも毎日17,000〜20,000歩程度歩く日が続いていたので、疲れが溜まっていたようである。
***
晩御飯は、刺し盛り、
刺身丼、
そして地元料理だという『とんちゃん』
今日も、もう一人のお客さんと二人分とはいえ、とても食べきれないボリューム満点のご馳走である。
***
ビールを飲み、刺身を食べ、とんちゃんをいただく。
『とんちゃん、美味しいですね』
食事をしながら、宿のおばちゃんに話を伺う。
『宮本常一という人の本を読んでいると、昔は集落毎に鍛冶屋さんがおられたということですが、このあたりはどうだったんですか?』
『この人のおじいさんが、鍛冶屋さんをしよったんよ。 あれ作ってくれ、これ直してくれ、言われたら、儲けも考えずにすぐにやりよっちゃった』
『鍛冶屋さんだけじゃなくて、カゴとか作る職人さんもおったよ。 海にウニを獲りに行って、そのカゴに入れて持って帰りよった』
『今はだいぶ減ったけど、私らが子供の頃はイカが沢山取れよった。 私らもイカの皮を剥くのは手伝いよった。 親はイカを干してスルメにしよったんよ』
『晴れた日は天日で、雨の日は小屋で薪で火を焚いてスルメを作りよったねえ』
『長崎の方から船が来て、各集落を回って私らが作ったスルメを買いよった。 またその船は日用品や宝飾品なんかも積んできとったから、母親なんかはその宝飾品を買うのが楽しみじゃったようなよ』
『対馬の人はおっとりしとって、あまり人も疑わんところがある。 爺さんなんかも知らん人でも、家に来てご飯食べさせよったねえ』
『私らも儲けることはあまり考えずに、美味しいものをたくさん食べて喜んでもらいたいいう気持ちの方が強いんよ』 『なるほど、じゃからこんなにご馳走を出していただけるんですね。 納得しました』
***
コロナ禍も一息付き、久々となる『あるくみるきく』の旅となった。
明日は、この旅最後の宿に移り、対馬南部を散策する予定。
宮本常一ゆかりの浅藻訪問も予定しており、楽しみだ!
***
2023年5月4日(木) 今日からは、レンタカーを借りて対馬各地を散策する予定。
8時にレンタカーで厳原を出発し、北へと向かう。
まずは万関橋。
ここは、明治時代に軍艦が東西をショートカットで通行できるよう掘り切られた瀬戸ということで、絶景が楽しめる。
それにしても、ここを開くのは大変だったであろう。
***
和多都美神社
今日は午前中が満潮ということで、早速ここを訪れたと言う訳である。
やはり、水に浮かぶ鳥居の方が荘厳な感じを受ける。
神社を参拝し、料金を支払って奥にも入らせていただいた。
木々が茂り、静かな社。
とても良い雰囲気であった。
***
さらに北上し、日本海海戦記念碑へ。
海岸まで降りてみる。
そこには、生きる力の泉が。
日本海海戦で、沈没した戦艦から命からがら逃げてきたロシア兵たちを、そこで働いていた農婦の人がこの泉に案内したのだとか。
***
途中のショッピングモールで昼ごはんを食べ、車に戻ろうとすると、こんな掲示を見つけた。
宮本常一の功績が書いてあり、嬉しい発見。
その他にも様々な情報が発信されており、中には対馬から朝鮮まで泳いで渡った人の話や、
初代ミス日本が、対馬出身の女性だったという驚きの情報。
さらには興味深い、藻刈舟の話まで。
***
異国の見える丘展望台へ向かう途中、山の中で養蜂しているスポットを発見。
その後何日か対馬島内をクルマで走っていると、様々な場所で養蜂しているところがあったので、とても盛んな様子である。
異国の見える丘展望台。
今日は生憎の曇り空で諦めていたが、肉眼ではうっすらと韓国を見ることができたのは嬉しい限り。
移動の途中では、こんな看板も。
至る所で、ツシマヤマネコを交通事故から守るよう啓発する看板を見かける。
***
対馬野生生物保護センター。
保護されているツシマヤマネコを見学させていただいた。
ここから少し足をのばし、日本最北西端の碑も訪れてみた。
***
藻小屋。
民俗学に興味のある俺としては、ここは対馬でぜひ訪れてみたいと思っていた場所の一つ。
危険なためか、中には入れないよう規制されていたが、外から見学できるだけでも嬉しい。
海藻を畑の肥料として活用するという昔の人の生活の知恵は、細々とではあるが芸予諸島の島の人達も受け継いでいる。
***
海人神社。
長い階段を登っていく。
今回の旅の安全を祈願。
***
移動途中、集落を少し散策してみた。
石積みの壁。
衛星を利用していると思われる、携帯の基地局。
立派な門構え。
高床式の小屋。
屋根の上には、強風対策なのか石が置かれているところも。
やはり芸予諸島の集落とは雰囲気も異なっており、なかなか興味深い散策であった。
***
夕方、予約していた民宿『おろしかの宿』さんへ。
部屋に入る頃、雨が降り始めた。 ちょうど良いタイミング。
夕食は、多くの刺身や地元の『ろくべい汁』、
そしてサザエも。
『前はサザエも、3つも4つも出してお腹いっぱい食べて貰いよったんやけど、値段が上がって一つだけになったんよ。 ごめんね』と宿のおばちゃん。
『いやいや、刺身もこんなにあって、サザエもあって、食べきれんくらいですよ。 嬉しいです』
ビールを飲み、焼酎を飲み、仕事で長期滞在しているという同宿の若い人とも会話を楽しみながら、美味しい食事をたっぷりといただいた。
『ご馳走様でした』
***
明日もこの宿に連泊しながら、対馬中部を楽しむ予定。
『雨が降りませんように!』
***
2023年5月3日(水) 旅の三日目となる今日は、昼過ぎのフェリーで対馬に渡る予定。
ホテル付近の散策は初日に済ませていたので、空いている午前中をどのように過ごそうかと考えてみたところ、レンタサイクルかバイクを借りての散策か、二次離島となる原島・長島・大島に渡るフェリーで離島周遊するかのプランが浮かんできた。
壱岐に来るのはそう簡単ではないので、せっかくだからなかなか行く機会のない二次離島を訪問してみることに。
***
ホテルから歩いて数分のところ、橋の袂に小さなフェリー乗り場がある。
時刻表をみると、郷ノ浦を08:20に出発すると原島、長島を経由して09:10に大島に到着するようだ。
折り返しとなる大島出発が09:30なので、20分ほど上陸できる事になる。
調べてみると、フェリー乗り場の近くに大島神社があるのでそこには参拝することができそうだ。
安い料金でなかなか訪れることができない離島を巡ることができるのは、遊覧船に比べるととてもリーズナブルな旅である。
***
時刻になるとフェリーは出港。
今日も晴れており、絶好の船旅日和である。
お客さんもそれほど多くはなく、静かな船内。
途中、近くでマグロの養殖と思われる生簀も見えた。
目的地の島も近くに見える。
***
このフェリーで、新聞も運ばれていた。
また携行缶を使って島で使うガソリンも運べるようである。
大切な生活インフラとなっていることを実感した。
***
大島の港に到着。
大島神社まで散策。
急な階段を登り、
もう一段高いところに拝殿が見えてきた。
良い雰囲気の神社である。
旅の安全を祈願。
***
フェリー乗り場まで戻る。
今後来ることがあれば、海水浴場で海を眺めながらビールでも飲み、のんびりまったりしたいものである。
定刻に、郷ノ浦まで戻ってきた。
なかなか訪れることができない壱岐の二次離島の景色を眺め、生活インフラとしての船の役割を知るることができ、とても楽しいプチ『あるくみるきく』船旅となった。
***
お昼ご飯は、地元で人気らしい中華料理屋さん『福壽飯店』さんへ。
気になっている、スペシャル皿うどんとビールを注文。
待ち時間は結構長かったが、ビールを飲みながら待つ。
これが、スペシャル皿うどん。
ボリュームがたっぷりあるが、これはなかなか美味しいなあ。
ビールを追加で注文し、とても美味しくいただいた。 『ご馳走様でした』
***
フェリー乗り場に移動し、対馬へ渡るフェリーに乗り込む。
今回も一等席で、ゆったりと移動。
午後からは曇り空。
ただ海は穏やかで、揺れも少なく快適な船旅。
一等チケットがあれば、
横になれる船室だけでなく、3階にある展望デッキも使うことができるのは嬉しい限り。
ほぼ定刻に、対馬に到着した。
徒歩でホテルへと向かい、チェックイン。
***
晩御飯の時間まで少し余裕があるので、ホテルの周辺をしばし散策してみた。
万松院へ。
ここはとても趣のある寺院であった。
***
対馬博物館。
ここでは、展示室を出た後に嬉しい発見が!
宮本常一も参加した9学会調査に関する情報。
宮本常一が尽力して成立したという離島振興法。
そして、『しま』へに掲載された記事。
対馬を訪問したかった動機の一つが、かなり以前に読んだ宮本常一が著した『忘れられた日本人』であったので、とても嬉しい展示であった。
***
街をしばし散策し、
開店時間に予約していた『対玄』さんへ。
まずはビールで独り乾杯。 『グビリ、グビグビ。 プハーっ、旨い』
ゴマ鯖。
穴子の刺身。
対馬の地焼酎。
***
穴子の白焼き。
『いやあ、これは最高に美味しいなあ!』
炙りしめ鯖。
アナゴ天とイカゲソ、アオサの天ぷら盛り合わせと、アオサの味噌汁。
『ご馳走様でした。 とても美味しかったです』
壱岐の寿司屋さんでもオススメされた対馬の穴子料理をたっぷり堪能し、大満足の対馬初日となった。
***
明日からレンタカーで対馬巡りである。
楽しみだ!