2017年6月17日(土) このところ続いている、50代半ばも近い中年サラリーマンにはハードな日帰り東京出張から帰った翌日、朝6時に家を出て北へと向かう。
この週末は、土曜日は東風が強いものの、日曜日は穏やかな予報なので、島根半島が漕げそうだということでキャンプツーリングに出かけたのである。
先日は周防大島へ行き、その後はとびしま海道。 はたまた先週はバイクで南の松山へ。 今週はシーカヤック&バイクで北の島根半島へ。
まさに、今日は東へ明日は西へ、風の吹くまま気の向くままの旅暮らしを、週末だけではあるが楽しんでいる。
***
10万キロが目の前のアテンザワゴンは快調に走り、お気に入りの小波海水浴場へ到着。
予報通り東風が強く、今日は自転車に決定。
まずはテントを張り、テントが飛ばないようにキャンプ道具のセットを重しとしてテント内に設置すると、自転車を下ろす。
***
ヘルメットを冠り、グローブを装着すると、出発である。
まずは隣の集落である野波へ。
集落の端にある、日御碕神社に参拝。 『今回の旅の安全をお願い致します』
自転車は、先週末にバイク用の洗剤で洗ったので、20年近く使ってきたとはいえ、久しぶりにピカピカである。
***
野波を過ぎると、チェリーロードへ進路をとる。
ここは、春の季節は桜が美しい海沿いの山道。
途中の看板をチェックし、昭和36年までは、加賀と野波との間を結ぶ定期船があったということを初めて知った。
そうか、昔はこのチェリーロードでさえ開通していなかったのだなあ、と思い知らされる。
俺が産まれる数年前まで、野波や小波は隔絶された地域だったようである。
***
峠を抜けると、快適な下り坂。
今は、紫陽花の季節。
海沿いの道にちょっと寄り道。
良い雰囲気の小さな社を発見。
その付近の地面を見ると、サザエのフタとなる貝殻でいっぱいであった。
近くの畑では、海藻が肥料として活用されていた。
うん、まだまだ海の近くでは、昔からの伝統が息づいているのだなあ。
***
もう少し西に進み、柱島へと向かう。
前から気になっていた柱島。
キャンプもできるといことだが、どんな場所なのだろうか? 楽しみだ。
柱島の浜では、子供達を海遊びさせるイベントが行われていた。
これから海遊びには最適な季節。 安全な海の遊び方を、子供達に是非伝えていっていただきたいものである。
***
自転車を漕いで小波まで戻ると、車に乗って買い出しへ。
いつも訪れるお気に入りのパン屋さん。
お昼ご飯用のパンと明日の朝食用のパンを買い、隣のスーパーで食材を買い込んで、浜に戻る。
途中、加賀付近で海を見ると、風裏で比較的穏やかな雰囲気
『おお、これは漕げるんじゃあないか!』
急遽、キャンプ地で昼からビールという予定を変更し、シーカヤックを漕ぎ出す準備。
今日は、なんといつもの防水デジカメを家に忘れてきた。
昨日の東京日帰り出張で、家に帰ってから夜中にキャンプの準備をしたので、ど忘れしたようである。
買ってきたパンを食べ、お茶を飲んで出発準備完了!
ベーコンとチーズがとても美味しいパンだったので、ビールが飲めなかったのは残念だが、自転車を漕いで更にシーカヤックを漕ぐことができるのは、やはりとても嬉しい。
せっかく日本海まで来た甲斐があるというものである。
***
と言う訳で、今日の写真はすべてiPhoneによる撮影。
***
PFDの胸ポケットにiPhoneを入れ、撮影時には手をタオルで拭いてから慎重にiPhoneを取り出し、撮影するのである。
iPhoneは決してカメラとして持ちやすい形状ではなく、防水でもないので、落としたら一貫の終わりという緊張感。
今日は東風がかなり強いのだが、このエリアは風裏となっており、安心してツーリングが楽しめる。
***
この辺りは、海の青さも際立つなか、狭い海域に小さな島がいくつも点在する絶好のシーカヤックお散歩エリア。
風はあるものの、いい感じでパドリングが楽しめる今日の天気。
さすがに各小島の北側は荒れ気味なので、波の様子を観察しながらコースを修正しながら漕ぎ進む。
***
せっかくなので、午前中に自転車で訪問した柱島の湾内にも入ってみることに。
湾を横切り、加賀の潜戸の近くへ。
そこからUターンして、出発した浜に漕ぎ戻った。
今日は、シーカヤックは諦めていたのだが、こんなにたっぷりと漕ぐことができラッキーであった!
***
キャンプ地に戻り、少し遅めの昼ご飯。
今日は、島根で買い出しをするといつも買い込む出雲そば。
梅雨の晴れ間の美しい海を眺めながら、ビールを飲み、蕎麦を食べる。
最高のひと時である。 リフレッシュできるなあ!
***
夕方になると、晩御飯の準備。
まずは、広島ではほとんど食べることはない、ヒラマサとトビウオの刺身。
これまた美味しい銀河高原ビールをグビリ。
夕日を眺めながら、メインの焼きそばを調理する。
***
少し浜を散策し、パノラマ写真も撮ってみる。
iPhoneらしい楽しい写真タイムである。
***
ここからは夕日堪能タイム。
エビスビールを飲みながら、日本海に沈む夕日をただただ眺めるという、至福のひと時。
今日は、雲に隠れることなく、完璧なサンセットであった。
***
翌朝、5時前に目が覚めた。
外は予報通り風はないようである。
テントから這い出し、荷物を片付け、テントを畳む。
駐車場には、タンデムのシットオントップカヤックが。
挨拶すると、一人の方から『ブログの方ですか?』と声を掛けられた。
『はい』 『瀬戸内シーカヤック日記ですよね』 『ええ、見ていただいているんですか。 お恥ずかしい限りです』
釣り竿とクーラーボックスを積み込まれていたので、『何が釣れるんですか?』と伺うと、
『いいえ、釣りはメインじゃないんです。 穴を見に行こうかと思って』
『じゃあ、多古の7つ穴ですか。 お気をつけて』
様々な場所で、『ブログの方ですか?』と声を掛けて頂くことが時々ある。
ありがたいことだ。
***
少し雲が多いが、今日も漕げそうなので、昨日の浜へと移動。
朝食はまだだが、せっかくだから海の上で朝ごはんといこうか!
今日は雲が多いので、良い写真は期待できないと思い、防水ではないiPhoneは車に置いていくことにした。
久しぶりに、写真を撮らないシーカヤックツーリング。
のんびりまったりと、島根半島らしい断崖絶壁の横を、瀬戸内とは違ううねりを感じながら漕ぎ進む。
お腹がすくと、穏やかなエリアでシーカヤックを止め、景色を眺めながらコーヒーとパンの朝食。
『うん、なかなか良い朝じゃあないか!』
***
岩場に居られたおじいさんに、『こんにちは』と声をかけると、どこから声がしたのかとキョロキョロと岩場の上の方を見られたが、
誰もいないので海の方を見ると俺が目に入ったようで、『こんにちは』と挨拶を返していただいた。
手に、釜のようなものを持っておられたので、『何が採れるんですか?』と聞くと、手に持っている細長い海藻のようなものを指差して、『ウミゾウメン』との事。
見た目は、何かモズクっぽい感じである。
漕ぎ戻ってきて、防波堤の上から釣りをしておられる方に、『何が釣れるんですか?』
『グレです。 でもまだ釣れてないんですけ、予定ではグレが釣れるはずなんです』と苦笑い。
『それは楽しみですね』
穏やかな日本海の日曜日。
人それぞれの楽しみがあるようだ。
***
旅から旅への風来坊を楽しむ、生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
この週末は、土曜日は東風が強いものの、日曜日は穏やかな予報なので、島根半島が漕げそうだということでキャンプツーリングに出かけたのである。
先日は周防大島へ行き、その後はとびしま海道。 はたまた先週はバイクで南の松山へ。 今週はシーカヤック&バイクで北の島根半島へ。
まさに、今日は東へ明日は西へ、風の吹くまま気の向くままの旅暮らしを、週末だけではあるが楽しんでいる。
***
10万キロが目の前のアテンザワゴンは快調に走り、お気に入りの小波海水浴場へ到着。
予報通り東風が強く、今日は自転車に決定。
まずはテントを張り、テントが飛ばないようにキャンプ道具のセットを重しとしてテント内に設置すると、自転車を下ろす。
***
ヘルメットを冠り、グローブを装着すると、出発である。
まずは隣の集落である野波へ。
集落の端にある、日御碕神社に参拝。 『今回の旅の安全をお願い致します』
自転車は、先週末にバイク用の洗剤で洗ったので、20年近く使ってきたとはいえ、久しぶりにピカピカである。
***
野波を過ぎると、チェリーロードへ進路をとる。
ここは、春の季節は桜が美しい海沿いの山道。
途中の看板をチェックし、昭和36年までは、加賀と野波との間を結ぶ定期船があったということを初めて知った。
そうか、昔はこのチェリーロードでさえ開通していなかったのだなあ、と思い知らされる。
俺が産まれる数年前まで、野波や小波は隔絶された地域だったようである。
***
峠を抜けると、快適な下り坂。
今は、紫陽花の季節。
海沿いの道にちょっと寄り道。
良い雰囲気の小さな社を発見。
その付近の地面を見ると、サザエのフタとなる貝殻でいっぱいであった。
近くの畑では、海藻が肥料として活用されていた。
うん、まだまだ海の近くでは、昔からの伝統が息づいているのだなあ。
***
もう少し西に進み、柱島へと向かう。
前から気になっていた柱島。
キャンプもできるといことだが、どんな場所なのだろうか? 楽しみだ。
柱島の浜では、子供達を海遊びさせるイベントが行われていた。
これから海遊びには最適な季節。 安全な海の遊び方を、子供達に是非伝えていっていただきたいものである。
***
自転車を漕いで小波まで戻ると、車に乗って買い出しへ。
いつも訪れるお気に入りのパン屋さん。
お昼ご飯用のパンと明日の朝食用のパンを買い、隣のスーパーで食材を買い込んで、浜に戻る。
途中、加賀付近で海を見ると、風裏で比較的穏やかな雰囲気
『おお、これは漕げるんじゃあないか!』
急遽、キャンプ地で昼からビールという予定を変更し、シーカヤックを漕ぎ出す準備。
今日は、なんといつもの防水デジカメを家に忘れてきた。
昨日の東京日帰り出張で、家に帰ってから夜中にキャンプの準備をしたので、ど忘れしたようである。
買ってきたパンを食べ、お茶を飲んで出発準備完了!
ベーコンとチーズがとても美味しいパンだったので、ビールが飲めなかったのは残念だが、自転車を漕いで更にシーカヤックを漕ぐことができるのは、やはりとても嬉しい。
せっかく日本海まで来た甲斐があるというものである。
***
と言う訳で、今日の写真はすべてiPhoneによる撮影。
***
PFDの胸ポケットにiPhoneを入れ、撮影時には手をタオルで拭いてから慎重にiPhoneを取り出し、撮影するのである。
iPhoneは決してカメラとして持ちやすい形状ではなく、防水でもないので、落としたら一貫の終わりという緊張感。
今日は東風がかなり強いのだが、このエリアは風裏となっており、安心してツーリングが楽しめる。
***
この辺りは、海の青さも際立つなか、狭い海域に小さな島がいくつも点在する絶好のシーカヤックお散歩エリア。
風はあるものの、いい感じでパドリングが楽しめる今日の天気。
さすがに各小島の北側は荒れ気味なので、波の様子を観察しながらコースを修正しながら漕ぎ進む。
***
せっかくなので、午前中に自転車で訪問した柱島の湾内にも入ってみることに。
湾を横切り、加賀の潜戸の近くへ。
そこからUターンして、出発した浜に漕ぎ戻った。
今日は、シーカヤックは諦めていたのだが、こんなにたっぷりと漕ぐことができラッキーであった!
***
キャンプ地に戻り、少し遅めの昼ご飯。
今日は、島根で買い出しをするといつも買い込む出雲そば。
梅雨の晴れ間の美しい海を眺めながら、ビールを飲み、蕎麦を食べる。
最高のひと時である。 リフレッシュできるなあ!
***
夕方になると、晩御飯の準備。
まずは、広島ではほとんど食べることはない、ヒラマサとトビウオの刺身。
これまた美味しい銀河高原ビールをグビリ。
夕日を眺めながら、メインの焼きそばを調理する。
***
少し浜を散策し、パノラマ写真も撮ってみる。
iPhoneらしい楽しい写真タイムである。
***
ここからは夕日堪能タイム。
エビスビールを飲みながら、日本海に沈む夕日をただただ眺めるという、至福のひと時。
今日は、雲に隠れることなく、完璧なサンセットであった。
***
翌朝、5時前に目が覚めた。
外は予報通り風はないようである。
テントから這い出し、荷物を片付け、テントを畳む。
駐車場には、タンデムのシットオントップカヤックが。
挨拶すると、一人の方から『ブログの方ですか?』と声を掛けられた。
『はい』 『瀬戸内シーカヤック日記ですよね』 『ええ、見ていただいているんですか。 お恥ずかしい限りです』
釣り竿とクーラーボックスを積み込まれていたので、『何が釣れるんですか?』と伺うと、
『いいえ、釣りはメインじゃないんです。 穴を見に行こうかと思って』
『じゃあ、多古の7つ穴ですか。 お気をつけて』
様々な場所で、『ブログの方ですか?』と声を掛けて頂くことが時々ある。
ありがたいことだ。
***
少し雲が多いが、今日も漕げそうなので、昨日の浜へと移動。
朝食はまだだが、せっかくだから海の上で朝ごはんといこうか!
今日は雲が多いので、良い写真は期待できないと思い、防水ではないiPhoneは車に置いていくことにした。
久しぶりに、写真を撮らないシーカヤックツーリング。
のんびりまったりと、島根半島らしい断崖絶壁の横を、瀬戸内とは違ううねりを感じながら漕ぎ進む。
お腹がすくと、穏やかなエリアでシーカヤックを止め、景色を眺めながらコーヒーとパンの朝食。
『うん、なかなか良い朝じゃあないか!』
***
岩場に居られたおじいさんに、『こんにちは』と声をかけると、どこから声がしたのかとキョロキョロと岩場の上の方を見られたが、
誰もいないので海の方を見ると俺が目に入ったようで、『こんにちは』と挨拶を返していただいた。
手に、釜のようなものを持っておられたので、『何が採れるんですか?』と聞くと、手に持っている細長い海藻のようなものを指差して、『ウミゾウメン』との事。
見た目は、何かモズクっぽい感じである。
漕ぎ戻ってきて、防波堤の上から釣りをしておられる方に、『何が釣れるんですか?』
『グレです。 でもまだ釣れてないんですけ、予定ではグレが釣れるはずなんです』と苦笑い。
『それは楽しみですね』
穏やかな日本海の日曜日。
人それぞれの楽しみがあるようだ。
***
旅から旅への風来坊を楽しむ、生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?