今年の夏は豪雨災害の影響で、11年目となる夏のシーカヤック教室も、春の開催後、夏に入る直前に1回開催した後は、残念ながら中断が続いていた。
未だに通勤では、渋滞を避けるため超早朝シフトを続けているが、ようやく今週末からシーカヤック教室を再開。
これまでは、7月8月を練習に使い、9月には島渡りを楽しんでいたのだが、今年は今日が実質的なシーカヤック部の練習スタートとなる。
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2018年8月25日(土) まだ、豪雨災害の影響で片側交互通行が続く島の道を走り、いつもの出艇地へと向かう。
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島の道路は、いたるところ、まだまだ路面に流れた砂が残っており、災害の爪痕を感じさせる。
久しぶりとなる、海の景色。
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さて、普通ではない様々な障がいがあった夏を、子供達は元気で過ごしていたかなあ?
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島の南側では結構な風が吹いていたが、南西の風の予報通り、島の北側は風裏となっていた。
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『うん、これなら練習できそうだ。 よかったなあ』
スタートの時間前に、施設の方々や上級生達が、部員のためにカヤックと道具を運んでくれる。
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この夏こそ、なかなか開催できなかったけれど、このシーカヤック部の活動が、定着しているのを感じて、嬉しい限り!
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今日の部員は3名。
プラス、職員さん2名と、毎年サポートしていただけるYさんが、今日のメンバー。
挨拶をし、準備運動をして、練習開始である。
今日の部員達は、みんな経験者であり漕げるので、それぞれシングル艇に乗ってもらうことに。
満潮なので、カヤックを順番に海に浮かべ、階段の途中のところで、子供達をサポートしながら一人づつ乗艇させる。
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『ようし、じゃあ久し振りに漕いでみようか!』
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少し雲があり、風も吹いてはいるものの、暑すぎず良い練習日和である。
久し振りに漕ぐ女の子が、少しクルクルと回り気味なので、職員さん達が指導しつつ、焦らず急がず、徐々にカヤックを漕ぐ感覚を取り戻してもらう。
何より、職員さん達が、部員の漕ぎ方を的確に指導できるようになりつつあるのが嬉しい。
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ようやくその子も感覚を取り戻し始め、先頭のYさんに着いていけるようになってきた。
『うん、いいねえ。 その感じ』
『ちゃんと後ろから見ているから、安心して』
『疲れたら、このタンデム艇の前が空いているから、いつでもこっちにのれるからね』
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肩慣らしに港内を一周し、『じゃあ、ちょっと出てみましょうか』
安全を確認しつつ、固まって港の外に漕ぎだしてみる。
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少し風と波があるが、部員達は安定した漕ぎでしっかりと進んでいる。
『頼もしいなあ』
時々漕ぐ手を止めて、水分補給を兼ねた休憩をとる。
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休憩中は、職員さんや子供達と、この夏の状況について話を聞いたり、先日訪れたヤンゴンの話をしたり、楽しい一時。
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職員さんが提案してくれている、この秋の企画も楽しみであり、部員達が、この風や波の中でこれだけ漕げるのなら、実行できそうだと頼もしく感じる。
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『ようし、じゃあ港内をもう一周してから戻ろうか! Yさんにしっかりと着いて行って』
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11年目を迎えた夏のシーカヤック教室。
久し振りに無事再開でき、子供達も元気そうでカヤックを楽しんでくれたようで、一安心。
思わぬ豪雨災害の影響で少し遅くなったが、これで俺の夏が本当にスタートした感じである。
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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?