あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 地元でキャンプツーリング、芸予諸島の楽園/パラダイス&北吉鮮魚店

2014年05月11日 | 旅するシーカヤック
2014年5月10日(土) この週末は晴れの予報に変わったが、日曜日に用事があるので遠出はせず、地元でゆっくりと楽しむ事にした。
家から1時間弱で、いつものお気に入りのエリアへ。

今日は久し振りに、エルコヨーテさんのワークショップで製作したウッドパドルを引っ張りだしてきた。

普段は、長年使い込んで手に馴染んだアークティックウインドがお供なのだが、同じくナローパドル系のこれもお気に入り。
自分で仕上げたパドルなので、もちろん『Wave Walker / ウエーブウオーカー』の銘を入れてある。

今日は少し風があるものの、晴れていることに加え、空気が澄んで景色の抜けも良く、気持ちのよいツーリング日和。

『さて、のんびりまったり楽しむとするか!』


***

漕ぎだして、まずは浅瀬へ。

このエメラルドグリーン! まさにここは、芸予諸島の楽園、パラダイスである。

沖にある島を目指して漕ぎ進む。

アークティックウインドに比べるとかなり短いので、最初こそバタバタしたが、すぐにこのパドルに合った漕ぎスタイルに馴染んだ。
ウッドパドルは手に当たる感触が柔らかくて温かく、とても好い感じ。

島に到着し、カヤックを引き揚げてしばし休憩。

買い込んできたサンドイッチを引っ張りだし、ポットに詰めてきたコーヒーで軽くお昼ご飯。


***

島を離れ、対岸へ。

迎えてくれたのは、なんと愛らしい”クマ”。

このお気に入りの浜で、のんびりまったり。

海は澄んで白砂青松の自然海岸。

カヤックを始めた頃から20年以上通い続けているが、ここの海は本当に変わっていない。

浜に陣取り、海を眺めながらコーヒーを飲む。

まさに、芸予諸島の楽園である。 至福の一時!

次回もこのクマに会えるよう、高台に移動していただいた。

『風にも負けず、波にも負けず、そこでしっかり頑張れよ!』

再び漕ぎだし、出発した浜に戻る。

ここを漕ぐ度に、美しい海をのんびりと散歩する事の楽しさが、俺がシーカヤックの深みにはまる切っ掛けとなった”原点”であることを再認識させられる。

***

桂が浜に移動し、温泉で潮抜き。

以前の苦い経験を踏まえ、テントを張るのは夜になってからにすることにし、しばし浜を散策。

まさに白砂青松。

***

夕方、晩ご飯を食べに行くため、バスに乗る。

海辺を走る生活バス。

今日の晩ご飯は、久し振りに訪れる『北吉鮮魚店』

扉をガラリと開けて店に入り、『こんにちは。 さっき電話したものですが』
女将さんが出てこられ、俺を見ると、『あー、久し振りですねえ』 どうやら、顔は覚えておいていただけたようだ。
『ご無沙汰してます。 よろしくお願いします』

『今日はクルマですか?』 『いいえ、バスで来たんですよ』
『じゃあ、何か飲まれますか?』 『ええ、ビールをお願いします。 まずは生で!』

『いただきます』 グビ、グビ、グビリ。 プハーッ。 『いやあ、美味い!』
じゃあ、もう一口。 ゴク、ゴク、ゴクリ。

『はい、刺し盛りです』

今日は、あらかじめ電話で、刺し盛りにアナゴを入れていただくようにお願いしていた。
『そうそう、このコリコリ感がアナゴなんだよなあ』

『すみません。 瓶ビール、お願いします』


『はい、内蔵の煮込みです』

待ってました! 俺の大好物。
北吉鮮魚店の人気裏メニューである、魚の内蔵の煮込みである。

これは日本酒が欲しくなるなあ。 『すみません。 お酒、お願いします』

『はい、タタキです。 これはポン酢で食べて下さいね』

このお店では初めて食べるメニュー。

日本酒をグビリ、内蔵煮込みをパクリ。 タタキをガブリ、日本酒をグビリ。
今日は最高の一日だ。

***

浜に戻り、テントを張る。

月を眺めながら今日一日の楽しかった想い出を振り返る。

翌朝、5時。

快適な浜でグッスリ眠る事ができ、爽快な目覚め。

パンとコーヒーで簡単な朝食を済ませ、6時には浜を出発した。
ようし、じゃあ家に戻るとするか。

いやあ、またまた最高の週末だった! さて、来週はどこ行こう?
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