先日、お世話になっている施設の方から久しぶりに電話をいただいた。
『今年もシーカヤック教室を開きたいんですが、どうでしょうか?』
『はい、もちろん大丈夫です。 今年もやらせていただけるんですね。 こちらも楽しみにしていますので、よろしくお願いします』
その後、FAXで何度かやりとりして今年の日程をフィックス。
毎年夏になると楽しみにしている、地元の島でのシーカヤック教室。 今年も安全第一で楽しみながら練習し、『秋の島渡り』を目指すぞ!
***
2017年7月8日(土) いつもの場所に到着すると、すでに施設の方々の手によりカヤックの運搬が終わっていた。
職員の方々の努力により、どんどん自主的に動けるようになっている。
素晴らしいなあ。
まだ開始まで時間があるので、カヤックをひっくり返して底部分の劣化状態を確認していく。
事前に職員さんによる清掃やチェックはおこなっていただいてはいるが、安全確保が俺の役目なので、PFDの装着状態のチェックと同様、ここは手を抜くわけにはいかないのである。
長く使っているので、若干の傷やスレはあるが、水漏れにつながるような傷はなさそうである。
補修が必要な劣化も認められず、まずは一安心。
***
子供達と職員さんが集まり、今年のシーカヤック教室のスタート。
今日は、小学生の子供3人と、シーカヤック教室担当の職員さん2人、そして施設に来られている実習生の方が2人である。
まずは挨拶と子供達の自己紹介から。
一人の子は昨年の体験教室に参加してくれた4年生だが、初参加となる二人の5年生はカヤックを漕いだ経験はないようだ。
実習生の方々も、初めてのカヤックだとのこと。
***
俺からは、『今年でこのシーカヤック教室が10年目になること』、『海で遊ぶ楽しさと、楽しむための安全確保について知ってほしい』ということをお願いした。
そう、このシーカヤック教室は、今年で10年目の記念の年になるのである。
『2008年に初めておこなったシーカヤック教室』
様々な人のご縁をいただき、始めることができた夏のシーカヤック教室。
プロのシーカヤックガイドではないものの、1992年から川や海を漕いできた経験や、当時参加していた内田隊長率いる『瀬戸内カヤック横断隊』の理念である、『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』を、サラリーマンカヤッカーの俺なりに実践できることとして手探りの状態から積み上げてきたのである。
一つの事を、10年続けることの難しさは、様々なチャレンジと失敗を重ねてきて、身に沁みて分かっているつもり。
自分がやりたいと思っても、子供達がシーカヤック教室に魅力を感じて参加したいと言ってくれいなければ、継続することはできない。
だからこそ、今年も施設の方から声をかけていただいたことのありがたさを改めて噛み締めるとともに、今年も安全確保に最大限の配慮をし、無事故で教室をやり遂げると誓うのである。
***
準備体操し、パドルを使った漕ぎ方の講習をまずは陸上で。
『今日は今年の初日だから、練習というよりはまずカヤックと海に慣れる日にしよう!』と声を掛け、カヤックを海に運んで下ろし、船割を決めて海に漕ぎ出す。
初めてシングル艇に乗る子供や実習生さんたちは、初めこそ不安そうな表情であったが、漕いでいるうちにすぐに慣れて楽しめるようになる。
『うん、いいねえ。 もっとパドルをしっかり海に入れて漕いでみようか』
『パドルを持つ手は、もう少し広げたほうがいいよ。 肩幅くらいにしてみて』
『お、うまく曲がれたじゃない。 もう完璧なシーカヤッカーだねえ』
不安や疲れが出ていないか参加者の表情を見ながら、場面場面で声を掛け、上手く漕げるように、そして何より楽しく漕げるようにアドバイスをして場を盛り上げていくのも、俺の大切な役目と自認している。
***
途中で休憩を取り、水分を補給すると、船割を変えて再び漕ぎ出す。
最初はタンデム艇に乗った女の子は、初めてのカヤックとはいえ充分漕げているようだったので、今度はシングル艇に乗ってもらった。
すると、さらに表情が活き活きとして楽しそうである。
『どう、一人で漕ぐのって楽しいじゃろう』 『うん』と微笑む。
『来週もこのシーカヤック教室はあるんですか?』
『うん、その予定だよ』
『やったー!』
この嬉しそうな子供達の笑顔を見るのが、この夏のシーカヤック教室の最大の遣り甲斐なのである。
***
その後も休憩と船割変更してパドリングを楽しみ、本日の2時間のシーカヤック教室は終了。
『ありがとうございました』
『お疲れ様でした』
ああ、今日は子供達も実習生の方々も、カヤックの楽しさを感じてもらえたようで良かった。
都合が合えば、これまで参加してくれていた経験豊富な中学生二人も参加してくれるとの事だし、今年も充実したシーカヤック教室にしていきたいな。
***
生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週も晴れて欲しいものである。
『今年もシーカヤック教室を開きたいんですが、どうでしょうか?』
『はい、もちろん大丈夫です。 今年もやらせていただけるんですね。 こちらも楽しみにしていますので、よろしくお願いします』
その後、FAXで何度かやりとりして今年の日程をフィックス。
毎年夏になると楽しみにしている、地元の島でのシーカヤック教室。 今年も安全第一で楽しみながら練習し、『秋の島渡り』を目指すぞ!
***
2017年7月8日(土) いつもの場所に到着すると、すでに施設の方々の手によりカヤックの運搬が終わっていた。
職員の方々の努力により、どんどん自主的に動けるようになっている。
素晴らしいなあ。
まだ開始まで時間があるので、カヤックをひっくり返して底部分の劣化状態を確認していく。
事前に職員さんによる清掃やチェックはおこなっていただいてはいるが、安全確保が俺の役目なので、PFDの装着状態のチェックと同様、ここは手を抜くわけにはいかないのである。
長く使っているので、若干の傷やスレはあるが、水漏れにつながるような傷はなさそうである。
補修が必要な劣化も認められず、まずは一安心。
***
子供達と職員さんが集まり、今年のシーカヤック教室のスタート。
今日は、小学生の子供3人と、シーカヤック教室担当の職員さん2人、そして施設に来られている実習生の方が2人である。
まずは挨拶と子供達の自己紹介から。
一人の子は昨年の体験教室に参加してくれた4年生だが、初参加となる二人の5年生はカヤックを漕いだ経験はないようだ。
実習生の方々も、初めてのカヤックだとのこと。
***
俺からは、『今年でこのシーカヤック教室が10年目になること』、『海で遊ぶ楽しさと、楽しむための安全確保について知ってほしい』ということをお願いした。
そう、このシーカヤック教室は、今年で10年目の記念の年になるのである。
『2008年に初めておこなったシーカヤック教室』
様々な人のご縁をいただき、始めることができた夏のシーカヤック教室。
プロのシーカヤックガイドではないものの、1992年から川や海を漕いできた経験や、当時参加していた内田隊長率いる『瀬戸内カヤック横断隊』の理念である、『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』を、サラリーマンカヤッカーの俺なりに実践できることとして手探りの状態から積み上げてきたのである。
一つの事を、10年続けることの難しさは、様々なチャレンジと失敗を重ねてきて、身に沁みて分かっているつもり。
自分がやりたいと思っても、子供達がシーカヤック教室に魅力を感じて参加したいと言ってくれいなければ、継続することはできない。
だからこそ、今年も施設の方から声をかけていただいたことのありがたさを改めて噛み締めるとともに、今年も安全確保に最大限の配慮をし、無事故で教室をやり遂げると誓うのである。
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準備体操し、パドルを使った漕ぎ方の講習をまずは陸上で。
『今日は今年の初日だから、練習というよりはまずカヤックと海に慣れる日にしよう!』と声を掛け、カヤックを海に運んで下ろし、船割を決めて海に漕ぎ出す。
初めてシングル艇に乗る子供や実習生さんたちは、初めこそ不安そうな表情であったが、漕いでいるうちにすぐに慣れて楽しめるようになる。
『うん、いいねえ。 もっとパドルをしっかり海に入れて漕いでみようか』
『パドルを持つ手は、もう少し広げたほうがいいよ。 肩幅くらいにしてみて』
『お、うまく曲がれたじゃない。 もう完璧なシーカヤッカーだねえ』
不安や疲れが出ていないか参加者の表情を見ながら、場面場面で声を掛け、上手く漕げるように、そして何より楽しく漕げるようにアドバイスをして場を盛り上げていくのも、俺の大切な役目と自認している。
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途中で休憩を取り、水分を補給すると、船割を変えて再び漕ぎ出す。
最初はタンデム艇に乗った女の子は、初めてのカヤックとはいえ充分漕げているようだったので、今度はシングル艇に乗ってもらった。
すると、さらに表情が活き活きとして楽しそうである。
『どう、一人で漕ぐのって楽しいじゃろう』 『うん』と微笑む。
『来週もこのシーカヤック教室はあるんですか?』
『うん、その予定だよ』
『やったー!』
この嬉しそうな子供達の笑顔を見るのが、この夏のシーカヤック教室の最大の遣り甲斐なのである。
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その後も休憩と船割変更してパドリングを楽しみ、本日の2時間のシーカヤック教室は終了。
『ありがとうございました』
『お疲れ様でした』
ああ、今日は子供達も実習生の方々も、カヤックの楽しさを感じてもらえたようで良かった。
都合が合えば、これまで参加してくれていた経験豊富な中学生二人も参加してくれるとの事だし、今年も充実したシーカヤック教室にしていきたいな。
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生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週も晴れて欲しいものである。