あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 久し振りとなる『とびしま海道』SUP&キャンプ、そして夏のシーカヤック教室

2020年08月22日 | 旅するシーカヤック
金曜日は有給休暇をとり、SUPをカートップしたマツダ6で、とびしま海道へ。

この夏は、自粛や慎重な行動でいつもとは全く異なる雰囲気の夏。
驚くことに、シーカヤックなどで海には何度か出ているものの、まだ一度も海に浸かっていないのだ。

さすがに金曜日なら人も少ないだろうという目論見で、有休を利用して島を目指したのである。

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久しぶりとなるSUP漕ぎ。

日差しが厳しく、裸足になると熱い砂で足の裏がヤケドしそうなほどだ。
俺以外に誰もいない、貸切状態の海岸で、まずは海に飛び込み体を冷やす。

落ち着いたところで、SUP漕ぎ。

お気に入りの、スターボード・ツーリング。

芸予ブルーの夏の海。
海の上は風が吹き抜け、思ったよりも涼しくて快適である。

近くの無人島までパドリング。

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島影の日陰でしばし休憩。

その後、グルリと小さな島を一周する。

休憩しようと思っていた小さな浜は、残念ながら、ちょうど満潮の時刻で海の中。

穏やかな凪の瀬戸内海を、のんびりまったりと気持ちよく漕ぎ進み、夏の終わりの海のお散歩を楽しんだ。


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お昼ご飯は、持参したインスタントラーメンである。

昼食後、再び海へ。

ここも、誰もいない貸切状態の海水浴場。

まさに、芸予諸島の良さを実感できるスポットだ。

透明度の高い気持ちの良い海。

体を海でしっかりと冷やし、シャワーを浴びて着替えて休憩。

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午後は、日陰で本を開く。

お気に入りの場所で、ビールをゴクリと飲り、本をパラリとめくる。

これぞ、夏の至福の一時。
ようやく俺にも夏がやってきた感じである!

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夕食は、家から持参したカレーとハンバーグ、冷奴、そして缶詰。

次第に暗くなっていく島の静かなスポットで、独り静かにラジオを聴きながらビールを飲り、久々の野宿の雰囲気を楽しんだ。

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翌朝は、俺のキャンプ朝食の定番である、うどん。

今日は、キムチうどんにしてみた。

『ああ、なんでキャンプの朝のうどんは、こんなに美味しいのだろうか!』

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コーヒーを飲んでゆっくりし、徐々に道具を片付けて、クルマにパッキングしていく。

今日は、今年4回目となる夏のシーカヤック教室の日。

今回の参加は、職員さん2名と、中学生、高校生の女の子の部員。
部員たちは何年も漕ぎ慣れていることに加え、今日は海も穏やかなので、近くの島まで渡ってみることにした。

高校生の女の子は、久しぶりの参加ではあるが、楽しそうに漕いでいる。

部員や職員さん達に声をかける必要がある俺はマウスシールドは装着してはいるが、それでも念のために距離を保ちながら、時々話を聞いてみる。

『そうか、もう高校生だったんだよなあ』
彼女は、小学校中学年の頃から参加してくれているので、もう6-7年ほどこのシーカヤック部の活動に参加してくれていることになる。

『久し振りだねえ。 どう海を漕ぐ感触は?』
『高校の授業はどう?』
『卒業したら、進路はどう考えているの?』

夏限定ではあるが、長年その成長を見ているので、まるで自分の姪っ子か孫のような気持ちになるのだ。

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無事、島に到着。

しばし上陸し、部員たちは海で遊んだりして、夏の終わりの休日を楽しむ。

ここは、もう少しすると潮が満ちて浜がなくなってしまうので、近くの浜へと移動する。


ここでも、海で泳いだり、石を投げて遊んだり、なぜか大量に流れてくるレモンを拾ったりして、それぞれ思い思いの夏のバカンスを堪能。

『じゃあ、そろそろ戻ろうか?』

帰りの中学生の女の子のカヤックは、なぜかレモン舟と化していた!


久々にSUPを漕ぎ、島でキャンプと海水浴を楽しみ、島渡りを頼んだシーカヤック教室も開催することができた。
『ああ、本当に、これでようやく俺にも夏が来たーって感じだなあ!』

***

『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
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