カト
おたまじゃくし
蝌蚪
おたまじゃくし。 漢名は、カト。
カトと音読みするのは俳句の音数の都合でしたことだが、 今はかなり広く使われるようになっている。
読みも難しくありませんし、意味も忘れることはないでしょう。
俳句で遣うには文字数が長過ぎるので、漢名の「蝌蚪カト」を当てたのは別に驚くことでもありません。
そういうものかと納得すればいいことなんだから。
蝌蚪文字(科斗文字)
中国古代文字の一種で、周時代に書かれた文字と言われている。上古、筆墨がまだ行われなかった時、竹簡に漆汁をつけて書いたため、漆がねばって文字の線は頭が大きく尾が小さく、ちょうどおたまじゃくしのようになったため名付けたもの。
辞書で詳しく調べてみると、古文の書体に「蝌蚪文字」があるとは知らなかった。
ネットでも図書館でも驚くほど情報が少ない。
世の中的には正式に認知されていないものなのだろうか。
書道をしている方はご存知でしたか。