漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

「おたまじゃくし」は春の季語

2010-10-02 19:04:10 | ◇1級:読み(熟字訓・当て字)
 
この池の 生々流転 蝌蚪の紐   《虚子》





カト
おたまじゃくし

蝌蚪

おたまじゃくし。 漢名は、カト。
カトと音読みするのは俳句の音数の都合でしたことだが、 今はかなり広く使われるようになっている。



読みも難しくありませんし、意味も忘れることはないでしょう。
俳句で遣うには文字数が長過ぎるので、漢名の「蝌蚪カト」を当てたのは別に驚くことでもありません。
そういうものかと納得すればいいことなんだから。





蝌蚪文字(科斗文字)

中国古代文字の一種で、周時代に書かれた文字と言われている。上古、筆墨がまだ行われなかった時、竹簡に漆汁をつけて書いたため、漆がねばって文字の線は頭が大きく尾が小さく、ちょうどおたまじゃくしのようになったため名付けたもの。










辞書で詳しく調べてみると、古文の書体に「蝌蚪文字」があるとは知らなかった。
ネットでも図書館でも驚くほど情報が少ない。
世の中的には正式に認知されていないものなのだろうか。


書道をしている方はご存知でしたか。





コメント (4)
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