原発事故の炉心融解を政府は外部に秘 トク した。
トク
かく(す)、かく(れる)、かくま(う)
匿
【解字】形声。匚+若。音符の若は、素直でおとなしいの意味。個性を出さずに隠すの意味を表す。
- 隠れる。潜む。
- 隠す。かくまう。つつみかくす。
今日、ヒロシマに原爆投下されてから66年を迎えました。
世界で唯一原爆を投下された国ニッポン。しかも2回。
おそらくもう被爆者も当時を知っている方も少なくなってきていると思いますが、
まだまだ後遺症で苦しんでおられる方も多いことでしょう。
そして今回の大震災による福島原発の核炉心融解メルトダウン事故。
人類化学の研鑽・発達により原子力が発明されたが、残念ながら用途は、原子力発電所、戦争・外交カードくらいであろうか。リスクを無視し「利益コスト」を優先してきた結果でしょう。倫理を持たない民族にこのまま核を持たしていたら「地球」まで破壊してしまいそうです。
もし、あの人が生きていたなら、今回の震災、原発事故についてどう仰るのか興味がありました。
今を遡ることおよそ半世紀前の言葉ですが、まったく色褪せていないと思います。
やぶから棒 -夏彦の写真コラム-(S57.6.24)
「なかった昔には戻れない」
~前略
かくしてひとたび原子力があらわれたら、あらわれない昔にはかえれない。核もまたそうである。私は原子力の発明を呪っているが、マイカーやテレビのごときよしんば渋々でも認めたら、その科学技術の絶頂である核だけ廃絶しようなんて出来ない相談だとあきらめている。いくら憎んでも原子力の存在は認めなければならないと、私は署名せよと言われてもしないのである。ほかでもないそれをつくったのは自分自身だと無限の悔いと怒りをこめて!
なにも政府、東電が悪いとは言っておりません。
マクロで見たら、国民(人類)である自分自身が原因なのですから。