[12月1日(日)10:00 高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ2024長崎県リーグ1部 第18節 @長崎県スポーツ協会人工芝グラウンド]
V·ファーレン長崎U-18 2nd 1(0-0/1-0)0 長崎日大
得点者
70分(後25分) 岩永 大翔
U-18長崎県リーグ1部は2024年度の全日程を終了。
最終節、V·ファーレン長崎U-18 2ndは、すでに優勝とプリンスリーグ参入戦進出を決めている長崎日大と対戦し、1-0で勝利。6位で終え、リーグ残留となりました。
順位表はこちら。
今年は本当に混戦でハードなリーグ戦でした。
スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンがなんと3バック。聞けば4試合目だそうで、来年への布石を感じます。日大とはミラーゲームとなります。
日大はややメンバーを入れ替えている印象。スタートは3年生のみのメンバー構成。
ミラーゲームは噛み合わせ上、マンツーマンで全員が互いに1対1となり、余る選手がいない状態。
なので、フリーの選手が出来にくく、拮抗しやすくなります。この試合もそうで、ズレを作るための駆け引きが繰り広げられました。
前半1分、V·ファーレン。
セカンドボール回収から左サイドに抜けたFW19片野琉人(2年/幕別札内FC)がマイナスの折り返し。受けたボランチの7北口輝我(2年/セレッソ大阪和歌山U-15)がミドルシュートはGK正面。
立ち上がり5分はV·ファーレンがセカンド回収からライン間で受ける3トップを起点に前進し、攻め立てる時間。
その後は日大もボールを保持出来るようになり、ウイングバック、特に右の7池田真紘(3年/スネイルSC)を起点にサイドを攻略し始めます。
V·ファーレンもFW19片野を起点にカウンターを打っていく攻防。
15分頃からは特に日大が右サイドを中心にV·ファーレンのDF-MFの2ライン間にボールを差し込むところでの攻防が続きます。
25分、V·ファーレン。
中央で受けたMF15折戸颯良(2年/FC岐阜U-15)の右へのサイドチェンジから受けたMF8西村真生(2年/サガン鳥栖U-15)がドリブルで縦に仕掛け、ポケットを取りますが、ここは日大DF4松尾一翔(3年/V·ファーレン長崎U-15)が防ぎます。
31分には日大。
右サイドMF24満汐颯貴(3年/スネイルSC)の左足クロスをバイタルエリアで受けたMF17井原凌央(3年/長崎ドリームFC)がターンしてシュートはGK正面。
30分過ぎくらいからさV·ファーレンが保持する時間が長く、ペナルティエリア付近まで攻め込みます。左から右へのサイドチェンジも効いていた印象。前半終盤までV·ファーレンがボールを支配しますが、アディショナルタイムに日大がコーナーキックからシュートで終了。
後半開始から日大は選手交代。
左シャドーに11笠野眞央(3年/キックスFC)、右シャドーに18末光蓮史(3年/長崎ドリームFC)、ボランチに6菊池逞(3年/V·ファーレン長崎U-15)を投入。
日大のボール保持が特徴的なのは、シャドーがウイングのように幅を取り、ウイングバックがシャドーに位置に入ってくること。私は他で見たことがないスタイルです。攻撃に特徴がある選手を守備の負担から解放するためなのか、スタミナ維持のためなのか、知りたいなぁ。
立ち上がりから日大がハイプレスで圧力をかけます。
後半序盤はV·ファーレンにカウンターも許さず押し込む状態。ただ、V·ファーレンも5バックなので簡単には崩れず、シュートまでは行けません。
20分、日大が右ショートコーナーからのクロスからヘディングでネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定。
日大ペースの中、V·ファーレンがカウンターから先制。
途中出場FW11大山星七(2年/V·ファーレン長崎U-15)が右サイドで収め、サポートした8西村がサイドチェンジ。左サイドで受けたMF2大束誠人(2年/V·ファーレン長崎U-15)が縦に抜けて折り返し、途中出場MF10岩永大翔(1年/V·ファーレン長崎U-15)が左足ダイレクトで決めて1-0。
その後は、依然日大が保持してV·ファーレンがカウンターの時間が続きます。
徐々に点が欲しい日大がまた押し込みます。30分過ぎくらいからは4松尾もボランチに上がり人数をかけます。
35分、日大。右クロスのセカンドボールを11笠野がボレーは枠を外れます。
その後も日大がボールを持ちますが、V·ファーレンが守り切り、1-0で試合終了。
日大はボールは持てるのですが、フィニッシュまでの形がこの試合では見えにくかった印象でした。
しかし、プリンスリーグ昇格を願っています。
V·ファーレン2ndはリーグ後半戦失速してしまいましたが、ラスト2試合を勝ち切って締めてくれました。3バック採用がどのように来年に繋がっていくのか楽しみです。
3年生はお疲れ様でした!