1月25日(土)は男子新人戦準々決勝がかきどまりで開催。私はうち国見-創成館、長崎総合科学大学附属-長崎南の2試合を観戦しました。
2回戦の記事はこちら。
[1月25日(土)10:00 令和6年度 長崎県高等学校新人体育大会(第59回)サッカー競技 男子 準々決勝 @ベネックス総合運動公園かきどまり補助競技場 35分ハーフ]
国見 4(0-0/4-0)0 創成館
得点者
42分(後7分)鈴川 虎之助
45分(後10分)鈴川 虎之助
55分(後20分)原田 高虎(PK)
66分(後31分)打越 太湧
スタメンとフォーメーション。
昨年の新人戦覇者·国見が創成館に勝利。ミラーゲームで、後半立ち上がりまでは膠着状態が続いていたのですが、国見が先制し、ゲームが動いたことで、国見がカウンターで追加点を取っていった格好です。
前半は互いにFWに長いボールを当ててサイドからクロスというのが基本的な形。
立ち上がりは国見がセカンドボール回収から攻め込みます。国見はやはり左サイドのMF10原田高虎(2年/ヴェルスパ大分U-15)が起点になりやすく、そこを意識した攻撃。
創成はFW11小笹朋史(2年/瑞穂中)がロングボールのターゲットになりやすく、サイドは左のMF7山口慶太朗(2年/国見中)の仕掛けとクロスが武器になります。
ただ、20分経過しても膠着状態が続きます。
24分、創成。左サイドのこぼれ球をMF7山口が縦に仕掛けてクロスを逆サイドMF6堤陽来太(2年/C.Aフクオカーナ)がシュートはDFブロック。
25分辺りから国見が繋ぎ始めます。
ゲームは動くことなく、後半へ。
後半7分、国見先制。ゲームを動かしたのはやはりMF10原田。左サイドでドリブルで仕掛け、左足でふわっとしたクロス。逆サイドに流れたボールをMF13鈴川虎之助(1年/油山カメリアU-15)が右足で決めて1-0。
さらに10分、国見追加点。
左サイドFW11松本陸(2年/筑後サザンFC)の右足で巻いたクロスを再びMF13鈴川が中に持ち込んで決めて2-0。
ここから前がかりになる創成に対し、国見がサイドのスペースを有効活用してカウンター。これは木藤監督の国見の十八番。
サイドに出ると、創成のDFとGKの間を巻いて横断するようなクロスが度々見られ、非常に効果的に見えました。
20分、国見。左サイドでMF10原田が倒されてPK。これを自ら決めて3-0。
ゴール動画。
31分、国見追加点。
カウンターで右サイドの途中出場MF15木原彪都(2年/エルセレユナイテッドFC)のクロスをFW19打越太湧(2年/FCVALOR唐津)がヘディング、GKに弾かれるもこぼれを押し込んで4-0。
崩しの形に再現性が見えた国見が準決勝進出。
[1月25日(土)12:00 令和6年度 長崎県高等学校新人体育大会(第59回)サッカー競技 男子 準々決勝 @ベネックス総合運動公園かきどまり陸上競技場 35分ハーフ]
長崎総合科学大学附属 2(1-0/1-0)0 長崎南
得点者
6分 市川 太陽
50分(後15分)市川 太陽
スタメンとフォーメーション。
主力を占めていた3年生がごっそり抜けた総大附。選手権でスタメンだったのはこの中では10市川のみという総大附ですが(MF16寺井は欠場)、基本的にセカンドボールの争いになる中で、来年度は県リーグ1部の長崎南にボールを渡す時間帯がありながらも、無失点勝利となりました。
立ち上がりは総大附がセカンドボールを回収して優位に進める展開。
6分、総大附先制。
右からのクロスをFW10市川太陽(2年/鈴峰中)がヘディングで決めて1-0。
7分、総大附。FW10市川のポストから、ボランチ起用のFW9竹嶋優(1年/FC佐伯S-Play MINAMI)がドリブルで中央に持ち込み、GKと1対1でのシュートは長崎南GK1松尾洸星(2年/長崎ドリームFC)がストップ。ビッグセーブでした。
19分、総大附。ゴール前混戦からFW13工藤凌成(2年/FC COLZA)がシュートは外れます。
この15分から30分にかけての時間帯は総大附がトーンダウン。長崎南がセカンドボールを取り、ボールを持てる時間帯。ただ、長崎南はまず2トップにボールを入れることが約束事のようで、その段階で総大附も対応し、シュートチャンスにはなかなかならず。
30分を過ぎ、改めて総大附にシュートチャンス。
31分、左スローインから右に展開し、MF13工藤ミドルシュートは惜しくも枠の左。
32分、総大附。
右クロスのこぼれ球をFW20一宮優聖(1年/徳島ヴォルティスJY)のミドルシュートは右ポスト。
後半総大附は、立ち位置を変え、FW9竹嶋をFW10市川との2トップに、MF20一宮を右サイドハーフ、MF13工藤を左サイドハーフに変更。
4分、総大附。
左サイドMF13工藤の仕掛けからFW9竹嶋ミドルシュートは右に外れます。
15分、総大附追加点。
右コーナーキックの二次攻撃でDF3徳田周眞(2年/FC ALLURE JAPAN唐津)が入れたボールをゴール前でFW10市川が決めて2-0。
ゴール動画。
22分、総大附。
コーナーキック。グラウンダーのマイナスのボールをエリア外からシュート性のボールにゴール前FW10市川が合わせるも枠の右。
互いにセカンドボールを取って前に送る機会はあるものの、長崎南はFWに入れる段階で対応されます。もっとサイドを使う攻撃が出来ればと思いましたが、FWを経由してからという約束なのかどうなのか。
一方の総大附は、FW9竹嶋をトップに上げたことでボールが収まるようになりました。高さのある竹嶋ですが、ドリブルで仕掛けることも出来るのが魅力。
27分、長崎南。
左サイドでMF10浦山智也(2年/長崎ドリームFC)から追い越す途中出場DF19黒川大晴(2年/小島中)の左足クロスを逆サイド途中出場DF16平井逢太(1年/スネイルSC)がシュートはブロックされます。
ただ、初めてサイドをえぐる攻撃が見られました。
34分、総大附。
ボール奪取からMF7須原裕希(2年/鈴峰中)がミドルシュートはGK1松尾がセーブ。
総大附が準決勝進出。ただ長崎南もセカンドボール回収から運べていたので、それをどうシュートに結びつけるかがポイントになりそうです。
準々決勝結果
九州文化学園 3-0 長崎南山
国見 4-0 創成館
鎮西学院 3-1 佐世保実業
長崎総大附 2-0 長崎南
準決勝カード(1/26)
九州文化学園 - 国見
長崎総大附 - 鎮西学院
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