第101回全国高校サッカー選手権長崎県大会が開幕しました。すでに熱戦が繰り広げられております。
10月23日は2回戦が開催され、会場の一つである大村市古賀島スポーツ広場で開催の九州文化学園-島原、長崎工業-長崎北陽台の2試合を観戦しました。
九州文化学園-島原のスタメンとフォーメーション。
元V·ファーレン長崎の有光亮太監督率いる九文は創部3年目。高総体ではベスト8。県リーグ2部Bで首位に立っており、この選手権でも下剋上の期待が高まります。
島原は進学校のため1、2年生だけでの大会になるものの、1回戦では県リーグ2部の佐世保西を破っています。
全体を通して、九文がボールを保持して島原がカウンターという流れ。九文は右サイドバックの5佐藤が高い位置を取り、10宮本がインサイドに入り、4中務、3水田、7山本の3枚でのビルドアップ。島原はマンマークのような守備。奪ってから9金田に収まるかどうかが鍵。
29分、九文先制。右ハーフスペースからのクロスを逆サイドから入ってきた8梅野が左ボレーで決めました。
キャプテンの8梅野はV·ファーレン長崎U-15出身。安部大晴と同期。
島原のカウンターは九文のセンターバックがしっかりケアしつつ、ボールを握る流れはまだ変わらず。
20分過ぎたところで島原に勢いが。カウンターからコーナーキックの場面を作りますがシュートまでは至らず。
飲水明けからペースはまた九文へ。セカンドボールを拾い、縦パスからゴールに迫ります。
後半30分、九文に追加点。右サイドの突破からPKを得て13カンが決めて3-0。
そのまま試合終了。九州文化学園が長崎南山の待つ3回戦へ。
下剋上なるか。
続いて、長崎工業-長崎北陽台の試合。
スタメンとフォーメーション。
長崎工業は高総体ベスト16。新人戦地区予選では南山に勝利。また県リーグ2部Aでは3位(1位は総大附B、2位は日大2nd)に立っており、九文同様に下剋上なるかというチーム。
長崎北陽台は進学校のため1、2年生のみですが、1回戦は猶興館を4-1で破っての2回戦進出です。
こちらも長工がボールを保持し、北陽台がカウンターの流れ。ユニットでのパス回しがしっかり出来る長工。とりあけ10深山と6脇野の左サイドからの前進に冴えを見せます。パスワークだけてまなく、裏へのロングボールやドリブル突破も織り交ぜながらシュートまでという多彩さを見せます。
その後はすぐに長工ペースに戻りますが、そのまま0-0で前半終了。
後半立ち上がり、北陽台にチャンス。右からのクロスから10馬場がシュートもGK1戸田の正面。
そこからまた長工がボールを保持し、北陽台がカウンターの流れに。
飲水直前の長工のコーナーキック。ボールはファーサイドにいた5長迫へ。これを決めて1-0。
その後も長工がボールを持ち、北陽台がプレスをかけてカウンター。圧倒的に長工がボールを持ててはいましたが、前半よりも北陽台が高い位置で取ってシュートという場面があったので、どう転んでもおかしくはない試合でした。
1-0で長工が勝利し、長崎総大附の待つ3回戦へ。
九文も長工ももっと出来そうな気はしましたが、初戦ということもあり硬さがあったのかなと。
3回戦は格上の対戦。どんな戦いになるか楽しみです。
第101回全国高校サッカー選手権 長崎県大会 3回戦 10/29
長崎総大附 - 長崎工業
鎮西学院 - 諫早
佐世保実業 - 諫早商業
創成館 - 長崎明誠
海星 - 西陵
長崎日大 - 島原商業
長崎南山 - 九州文化学園
国見 - 大村工業