令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝。創成館会場の第2試合は創成館-長崎南山。
第1試合はこちら↓
長崎総大附が海星に2-1で競り勝ち、準決勝へ▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝 - 長崎ぺんぎん日和
令和6年度第103回全国高校サッカー選手権大会長崎県大会は10/27に準々決勝を迎えました。3回戦の結果(10/26)長崎総大附4-1佐世保実業海星1-0諫早商業九州文化...
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創成館 3(1-1/2-0)1 長崎南山
得点者
30分 坂本 貫太(創成)
32分 橋本 斗雅(南山)
47分(後7分)山口 慶太朗(創成)
56分(後16分)田原 昊仁郎(創成)
効果的に得点を重ねた創成館が勝利。
スタメンとフォーメーション。
こちらも第1試合と同様、ロングボールからセカンドボールの争い主体の戦いになりました。
ただ、南山がどちらかと言えば個人のスピードや技術を生かそうとしているのに対し、創成が各局面でのグループでの形が整理されている戦いをしていたように見えました。
立ち上がりはお互いにテンション高く入り、激しいセカンド争いからの速攻。ボールを手放すのも速く、ボールが行ったり来たり。
左SB4森林恒志(3年/長崎南山中)、左SH7宮之原翔(3年/長崎南山中)、そして左に流れるFW10浦大世(3年/長崎南山中)の推進力によって一気にゴール前に持っていこうという南山。
創成も負けておらず、6分に初シュート。左サイドで受けたFW10浦田昊輝(3年/V·ファーレン長崎U-15)が左足で打ちますが、GK正面。
しばらくは互いに遠目からシュートを打つ場面があるだけで、決定機は生まれず。
15分くらいになってようやくゲームが落ち着き始めます。
創成は後ろで回しながら1トップ2シャドーか幅を取るウイングバックに長いボール。南山はやはり左サイド中心に前進を狙います。
21分、南山。
ボールを収めて右サイドに展開し、右ポケットにいたFW9重松遥良(3年/長崎南山中)がターンしてシュートはDFブロック。
23分、創成。
左サイドでセカンドボールを回収し、クロスからGKが弾いたところをMF6坂本貫太(3年/ソレッソ熊本)がシュートはGK正面。
26分、創成。
中央で収めて左から右に展開しMF2深見悠人(3年/東長崎中)の速いクロスを左ポケットのMF6坂本シュートはポスト。決定機。
29分、南山。
カウンターのロングボールを左のFW9重松が収めて、右サイドに展開し、FW10浦シュートは右のサイドネット。
30分、創成先制。
GK17阿部巧翔(2年/スマイス·セレソン)のフィードを右サイドMF2深見が頭でのトラップで縦に抜け、速いクロス。逆ポケットのMF6坂本がシュート。跳ね返るも再び6坂本が押し込み、1-0。
この逆ポケットへのクロスは直前もあったので、狙いだったのかもしれません。そして、効果があったようにも見えました。
しかし、直後の33分、南山同点。
左サイドバックの4森林が低い位置からスルスルと持ち上がり、1人で高い位置まで運び、マイナスのクロスを上げると、ペナルティスポット付近でフリーになっていたMF8橋本斗雅(3年/エクセデール長崎FC)が落ち着いて決めて1-1。
やはり、南山の左サイドはストロングポイント。
36分、創成。
左サイドの崩しからマイナスのクロスをMF8田原昊仁郎(3年/サガン鳥栖U-15)がシュートはGK正面。
1-1で前半終了。
後半は立ち上がりから創成がボールを保持し、南山がカウンターという構図が色濃くなります。
創成のロングボールの収め方が効果的で、FW10浦田も上背はないものの、相手を背負いながらしっかり前に落とし、2シャドーやボランチがサポートしてボールを収めていました。
そこから左右に展開し、失っても南山のファーストボールをしっかり跳ね返していたので、マイボールの時間が長くなります。
しかし、創成の追加点はカウンター。
一度ボールを奪った南山が左サイドに展開するも、創成が奪い返し、ボランチを経由して左サイドを駆け上がるMF13山口慶太朗(2年/国見中)に渡ると、そのまま左足を振り抜き、ゴラッソ。
2-1。
16分、創成追加点。
ビルドアップから中央FW10浦田のポストプレーでFW9主計虎太郎(2年/サガン鳥栖U-15)が仕掛けてラインを押し下げ、MF2深見の落としをMF8田原が左ミドルシュートで中央をぶち抜き、3-1。
そこからもしばらく創成の時間が続きます。特にMF8田原がボールを回収したり、受けて繋ぐことで、マイボールの時間を増やしていきます。
ラスト5分くらいになって、南山が後ろで持てる時間が出来ますが、なかなか創成のブロック内に差し込めず。
創成には堅い守備ブロックのイメージもありますが、この試合は前からのプレスもあり、出来るだけ相手陣内で進めたい印象を受けました。
南山はFW10浦に収まってサイドチェンジする場面もありましたが、逆サイドも創成のウイングバックが対応。
39分、南山。
ミドルシュートのこぼれをFW10浦が押し込んでネットを揺らしますが、これはオフサイド。
そのまま3-1で終了。
高い組織力を発揮した創成館が準決勝に進出。準決勝は国見に勝利した鎮西学院。楽しみです。
南山も今年のチームには期待感があったのですが、残念。お疲れ様でした。
準々決勝結果
長崎総合科学大学附属 2-1 海星
九州文化学園 1-0 長崎日大
創成館 3-1 長崎南山
鎮西学院 2-1 国見
準決勝(11/3 @トラスタ)
11:00 長崎総大附 - 九州文化学園
14:00 創成館 - 鎮西学院
国見と日大も敗れたのは残念でもありますが、国見にはプリンスリーグ2部優勝、日大には県1部優勝がまだ残っています。頑張ってほしいです。