[11月17日(日)12:40 令和6年度 第103回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 決勝 @トランスコスモススタジアム長崎]
長崎総合科学大学附属 4(0-0/4-0)0 創成館
41分(後1分) 松下 昊稀
42分(後2分) 寺井 海人
65分(後25分) 松下 昊稀
70分(後30分) 坂本 錠
総大附が4-0で快勝し、2年連続10回目の全国大会の出場を決めました。おめでとうございます!
準決勝についてはこちら↓
スタメンとフォーメーション。
両チーム1名ずつ変更。総大附は11松下を左サイドからFWへ。創成は準決勝で活躍した22堤を3バックの左から左ウイングバックへ。
立ち上がりは蹴り合いでセカンドボールの争い。総大附の左サイド、創成の右サイドでの攻防が続きます。総大附が意識してそちらサイドを使っていたような印象も。そして、ロングスローから攻め込みます。
10分ほど経過したところで創成が後ろで回しながら左右に揺さぶりをかけます。FW10浦田昊輝(3年/V·ファーレン長崎U-15)も小柄ながらポストプレーが上手く収まります。(中学時代はサイドのプレーヤーだったのですが、その変化が感慨深いです。)ただ、創成はここから先に繋がらず。
12分、総大附。
FW9坂本錠(3年/川中島中)が左から切れ込んでミドルシュートは枠の上。
創成がビルドアップして前進しようとするところを総大附がプレスで奪って縦に速い攻撃からセットプレーとロングスローという場面が続きます。
23分、総大附。高い位置で奪ったFW9坂本ミドルシュートは創成GK17阿部巧翔(2年/スマイス·セレソン)がナイスセーブ。
30分を経過するところ、創成も立ち位置を変えながらビルドアップするものの、総大附は付いていけている印象。そして奪ってからの攻撃もやり切っていました。ただ、得点は生まれず。
32分、創成にようやくチャンス。
ロングボールと見せかけて総大附のラインを押し下げると、スペースの出来た中盤でグラウンダーの縦パスを通し、MF6坂本貫太(3年/ソレッソ熊本)が繋ぎ、裏に抜けたFW9主計虎太郎(2年/サガン鳥栖U-15)がシュートは総大附GK1マガリェンスアルナウド(3年/SMIS SPORTS)がナイスセーブ。
この崩しはとても組織的で目を引きました。
総大附ペースながら、スコアは動かず、0-0で前半を折り返し。
後半1分、いきなりゲームが動きます。
フリーキックを獲得した総大附。MF10宇土尊琉(3年/有明中)のキックはクリアされますが、2次攻撃から最後はゴール前のFW11松下昊稀(3年/FC佐伯S-Play MINAMI)がシュート。創成GK17阿部が一度は防ぎますが、跳ね返りを再びFW11松下が押し込み1-0。
ゴール動画。
そして、直後の2分に追加点。
セカンド回収からFW9坂本が右サイドへ展開。受けて右サイドをドリブルで駆け上がったMF16寺井海人(2年/FC Lazofio鎌ヶ谷)が右足で豪快に決めて2-0。
後半の入り、そして先制の直後。いい時間で得点した総大附。ボールへの反応、一歩一歩が先手を取れていたように思います。
特に畳み掛けるような2点目は創成にとっては重かったのでは。
それでも創成も選手交代をしながら前への意識を強めますが、起点の縦や斜めのパスは総大附がプレスで奪い、ウイングバックを使ってサイドの深いところまで行けたとしても総大附がエリア内には入れさせない守備。そして、逆に総大附がカウンターを繰り出す流れ。
やはりサイドを起点にしたい創成ですが、総大附のバックスも予測と準備が出来ていた印象です。そして、ボランチの8髙橋駿介(3年/京都J-マルカFC Comrade)があちこちに顔を出し、最終ラインと連動し、穴がない守備に。
25分、カウンターを繰り出し続けていた総大附に追加点。左サイドで浮き球を単独でキープしたFW9坂本が右へサイドチェンジ。受けた途中出場MF7土屋蕾聖(3年/ロアッソ熊本JY人吉)がシュートはGK17阿部に跳ね返されますが、MF10宇土が頭で繋ぎ、またもFW11松下が決めて3-0。
松下のFW起用が大当たりでしたね。
さらに30分、総大附追加点。
総大附の攻撃を創成が一旦クリアしマイボールにしかけますが、途中出場MF19斉藤巧志が高い位置で奪い返し、ボールはFW9坂本へ。左ポケット付近で1人DFをかわし、右足を振り抜くと、それが右ポストをかすめてゴールイン。準決勝の2点目と似た得点でした。得意な角度なのかもしれませんね。
まず1点を取りたい創成。
36分、セカンド回収から左サイドで受けた途中出場MF25山口郁弥(3年/平戸中)の左足アーリークロスをゴール前途中出場のFW20酒井瑞生(1年/V·ファーレン長崎U-15)がフリーで触れますが、ミートせず。
創成はDF4松崎櫂斗(3年/CAセレスト)を前に上げ、4バック。
40+1分にはFW20酒井の落としを左ハーフスペース付近で受けたFW10浦田が左足ミドルシュート。枠を捕らえますが、GK1マガリェンスアルナウドがセーブ。
そのまま4-0で試合終了。
総大附、素晴らしい戦いでした。
準決勝までよりも決勝がより隙がなかったような守備でした。昨年も同じことを感じたんですよね。「勝って兜の緒を締めよ」を体現するような戦いぶりでした。エース·坂本錠の充実も見逃せません。大会5得点2アシストの数字もですが、数字に表れないポストプレーや守備での貢献も素晴らしかったです。
全国大会の1回戦の相手は埼玉県代表·正智深谷に決定。今年は全国でも少しでも上に行ってほしいです。
これで大会が終了しました。
選手、スタッフ、ご家族の皆様、応援されていた皆様、お疲れ様でした!