長崎ぺんぎん日和

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長崎総大附が創成館に快勝し、2年連続10回目の全国へ▪︎令和6年度 第103回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 決勝

2024-11-18 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)

[11月17日(日)12:40 令和6年度 第103回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 決勝 @トランスコスモススタジアム長崎]
長崎総合科学大学附属 4(0-0/4-0)0 創成館
41分(後1分) 松下 昊稀
42分(後2分) 寺井 海人
65分(後25分) 松下 昊稀
70分(後30分) 坂本 錠

総大附が4-0で快勝し、2年連続10回目の全国大会の出場を決めました。おめでとうございます!

準決勝についてはこちら↓

長崎総大附が九州文化学園に3-1快勝し、2年連続の決勝進出▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝 - 長崎ぺんぎん日和

[11月3日(日)11:00令和6年度第103回全国高校サッカー選手権大会長崎県大会準決勝@トランスコスモススタジアム長崎]長崎総合科学大学附属3(1-0/2-1)1九州文化学園得点者2分坂...

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創成館が鎮西学院との激闘を制し、2年ぶりの決勝進出▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝 - 長崎ぺんぎん日和

[11月3日(日)14:00令和6年度全国高校サッカー選手権大会長崎県大会準決勝@トランスコスモススタジアム長崎]創成館2(1-0/0-1/0-0/1-0)1鎮西学院得点者24分オウンゴールᦀ...

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スタメンとフォーメーション。
両チーム1名ずつ変更。総大附は11松下を左サイドからFWへ。創成は準決勝で活躍した22堤を3バックの左から左ウイングバックへ。


立ち上がりは蹴り合いでセカンドボールの争い。総大附の左サイド、創成の右サイドでの攻防が続きます。総大附が意識してそちらサイドを使っていたような印象も。そして、ロングスローから攻め込みます。


10分ほど経過したところで創成が後ろで回しながら左右に揺さぶりをかけます。FW10浦田昊輝(3年/V·ファーレン長崎U-15)も小柄ながらポストプレーが上手く収まります。(中学時代はサイドのプレーヤーだったのですが、その変化が感慨深いです。)ただ、創成はここから先に繋がらず。

12分、総大附。
FW9坂本錠(3年/川中島中)が左から切れ込んでミドルシュートは枠の上。

創成がビルドアップして前進しようとするところを総大附がプレスで奪って縦に速い攻撃からセットプレーとロングスローという場面が続きます。

23分、総大附。高い位置で奪ったFW9坂本ミドルシュートは創成GK17阿部巧翔(2年/スマイス·セレソン)がナイスセーブ。

30分を経過するところ、創成も立ち位置を変えながらビルドアップするものの、総大附は付いていけている印象。そして奪ってからの攻撃もやり切っていました。ただ、得点は生まれず。


32分、創成にようやくチャンス。
ロングボールと見せかけて総大附のラインを押し下げると、スペースの出来た中盤でグラウンダーの縦パスを通し、MF6坂本貫太(3年/ソレッソ熊本)が繋ぎ、裏に抜けたFW9主計虎太郎(2年/サガン鳥栖U-15)がシュートは総大附GK1マガリェンスアルナウド(3年/SMIS SPORTS)がナイスセーブ。
この崩しはとても組織的で目を引きました。

総大附ペースながら、スコアは動かず、0-0で前半を折り返し。



後半1分、いきなりゲームが動きます。
フリーキックを獲得した総大附。MF10宇土尊琉(3年/有明中)のキックはクリアされますが、2次攻撃から最後はゴール前のFW11松下昊稀(3年/FC佐伯S-Play MINAMI)がシュート。創成GK17阿部が一度は防ぎますが、跳ね返りを再びFW11松下が押し込み1-0。



ゴール動画。

そして、直後の2分に追加点。
セカンド回収からFW9坂本が右サイドへ展開。受けて右サイドをドリブルで駆け上がったMF16寺井海人(2年/FC Lazofio鎌ヶ谷)が右足で豪快に決めて2-0。

後半の入り、そして先制の直後。いい時間で得点した総大附。ボールへの反応、一歩一歩が先手を取れていたように思います。
特に畳み掛けるような2点目は創成にとっては重かったのでは。


それでも創成も選手交代をしながら前への意識を強めますが、起点の縦や斜めのパスは総大附がプレスで奪い、ウイングバックを使ってサイドの深いところまで行けたとしても総大附がエリア内には入れさせない守備。そして、逆に総大附がカウンターを繰り出す流れ。
やはりサイドを起点にしたい創成ですが、総大附のバックスも予測と準備が出来ていた印象です。そして、ボランチの8髙橋駿介(3年/京都J-マルカFC Comrade)があちこちに顔を出し、最終ラインと連動し、穴がない守備に。


25分、カウンターを繰り出し続けていた総大附に追加点。左サイドで浮き球を単独でキープしたFW9坂本が右へサイドチェンジ。受けた途中出場MF7土屋蕾聖(3年/ロアッソ熊本JY人吉)がシュートはGK17阿部に跳ね返されますが、MF10宇土が頭で繋ぎ、またもFW11松下が決めて3-0。

松下のFW起用が大当たりでしたね。


さらに30分、総大附追加点。
総大附の攻撃を創成が一旦クリアしマイボールにしかけますが、途中出場MF19斉藤巧志が高い位置で奪い返し、ボールはFW9坂本へ。左ポケット付近で1人DFをかわし、右足を振り抜くと、それが右ポストをかすめてゴールイン。準決勝の2点目と似た得点でした。得意な角度なのかもしれませんね。


まず1点を取りたい創成。
36分、セカンド回収から左サイドで受けた途中出場MF25山口郁弥(3年/平戸中)の左足アーリークロスをゴール前途中出場のFW20酒井瑞生(1年/V·ファーレン長崎U-15)がフリーで触れますが、ミートせず。

創成はDF4松崎櫂斗(3年/CAセレスト)を前に上げ、4バック。


40+1分にはFW20酒井の落としを左ハーフスペース付近で受けたFW10浦田が左足ミドルシュート。枠を捕らえますが、GK1マガリェンスアルナウドがセーブ。


そのまま4-0で試合終了。


総大附、素晴らしい戦いでした。
準決勝までよりも決勝がより隙がなかったような守備でした。昨年も同じことを感じたんですよね。「勝って兜の緒を締めよ」を体現するような戦いぶりでした。エース·坂本錠の充実も見逃せません。大会5得点2アシストの数字もですが、数字に表れないポストプレーや守備での貢献も素晴らしかったです。

全国大会の1回戦の相手は埼玉県代表·正智深谷に決定。今年は全国でも少しでも上に行ってほしいです。


これで大会が終了しました。
選手、スタッフ、ご家族の皆様、応援されていた皆様、お疲れ様でした!

創成館が鎮西学院との激闘を制し、2年ぶりの決勝進出▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝

2024-11-08 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
[11月3日(日)14:00 令和6年度 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 準決勝 @トランスコスモススタジアム長崎]
創成館 2(1-0/0-1/0-0/1-0)1 鎮西学院
得点者
24分 オウンゴール(創成)
75分(後35分)辻丸 晴統(鎮西)
97分(延後7分)酒井 瑞生(創成)

準決勝第2試合。延長戦にもつれ込んだ創成館と鎮西学院の試合は2-1で創成館の勝利。

第1試合。

長崎総大附が九州文化学園に3-1快勝し、2年連続の決勝進出▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝 - 長崎ぺんぎん日和

[11月3日(日)11:00令和6年度第103回全国高校サッカー選手権大会長崎県大会準決勝@トランスコスモススタジアム長崎]長崎総合科学大学附属3(1-0/2-1)1九州文化学園得点者2分坂...

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スタメンとフォーメーション。
鎮西はボール非保持の際には4前田純が前に出て5-3-2の形。

第1試合の記事で、創成がロングボールで鎮西がポゼッションという分け方をしましたが、創成も最終ラインで回すことも多く繋ぐ場合もあり、逆に鎮西も蹴る場合もありで、極端に違うわけではないと感じました。
鎮西は準々決勝の国見戦では繋ぐところを引っかけられてショートカウンターを食らう場面も多く、それで失点しなかったのは攻から守への切り替えの早さがあったからだと思いますし、その試合の決勝点は高い位置でのプレッシングで奪ってからのものだったので、むしろ守備に持ち味があるとも言えなくもなく、そこは評するのが難しいところです。


前半立ち上がりは、互いにボール奪取から速く攻めようとするので、ボールが落ち着かず行ったり来たり。
ファーストシュートは鎮西MF7福吉康生(3年/キックスFC)。左足シュートは枠の上。

4分には創成。
左サイドのクロスからセカンドボールわ、MF6坂本貫太(3年/ソレッソ熊本)がシュートは枠の上。

5分を過ぎると、お互い回しながら長めのボールをサイドの深いところに蹴って起点を作ろうとします。


11分、創成。
右サイドから左のMF13山口慶太朗(3年/国見中)へのサイドチェンジからクロスをFW9主計虎太郎(2年/サガン鳥栖U-15)が収めて落としをMF7森永功喜(1年/V·ファーレン長崎U-15)の左足ミドルはGKキャッチ。


15分過ぎ、ロングボールも使っていた鎮西がより繋ぐ方向に。サイドに流れるボランチ8内山瑞貴(3年/V·ファーレン長崎U-15)を上手く使いながら前進しようとしますが、なかなかシュートには繋がらず。

22分、創成。
左コーナーキックのショートコーナーから最後はMF8田原昊仁郎(3年/サガン鳥栖U-15)が左足シュートは枠の左。


そして24分、創成先制。
左コーナーキックをDF22堤陽来太(2年/C.Aフクオカーナ)が右足でゴールに向かうボールを蹴ると、これがGKのオウンゴールを誘い、1-0。

ちょうど創成がMF8田原のボール奪取からカウンターから左サイドをえぐってコーナーキックが続き、リズムが出来ていたところでした。

しばらくは創成がボールを保持し、前進する時間。

35分過ぎに、鎮西がボールを回収し、左右に顔を出すMF4前田純太(3年/CEREJA FC)と背後を狙うFW9辻丸晴統(2年/スネイルSC)を起点に前進出来るようになってきます。

しかし、前半はそのまま終了。


後半立ち上がりはやや創成が押し込む流れ。

鎮西は10分ほどで、キーマンの1人である8内山が無念の負傷交代。

そこからしばらくはお互いシュートチャンスはなく、どちらペースとも言えない時間が続きます。

22分、創成。
右コーナーキックをDF5長岡巧磨(3年/スマイス·セレソン)がヘディングはGKキャッチ。


22分、鎮西。
MF4前田純ミドルシュートはGK正面。

23分、鎮西。
高い位置で奪ってFW9辻丸ミドルシュートは枠の上。

何となく鎮西がシュートへの意識を強めてきたかなというところで、同点ゴールが生まれます。


35分、左後方から鎮西DF5松尾琉生(3年/ジュラーレ佐世保)がフリーで対角のロングボール。これを右ポケット付近で収めたFW9辻丸が仕掛け、鮮やかなマルセイユルーレットから右足を振り抜くと、右上に突き刺さり、1-1。

鎮西のゴールはロングボール起点。FW9辻丸の見事な個人技でしたが、5松尾にプレッシャーがかかっていなかったことも影響したかもしれません。


創成はMF8田原をFWに上げます。そこから彼が起点でチャンスというのはあまりなかったようには感じましたが、改めて前から行く姿勢が出てきた創成。

ゲームは10分ハーフの延長戦へ。

延長前半5分、鎮西。
MF7福吉の左コーナーキックをDF5松尾がヘディング。これがゴール隅に向かいますが、これは創成MF13山口がぎりぎりクリア。

足を攣る選手が続出し、総力戦の様相。


PK戦もちらつき始めた延長後半7分、創成が勝ち越し。
GK17阿部巧翔(2年/スマイス·セレソン)のロングフィードを左サイドで収めた22堤が右足クロス。これを後半途中から入っていたFW20酒井瑞生(1年/V·ファーレン長崎U-15)が頭に当てると、これがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、2-1。

そのまま終了。


創成が激闘を制し、決勝進出。

どちらに転んでもおかしくない試合だったと思います。鎮西の同点ゴールには感動しました。お疲れ様でした。


さあ、創成は2度目の全国なるか。総大附が連覇か。いよいよ決勝です、


決勝
長崎総合科学大学附属 - 創成館
11月17日(日)12:40
@トランスコスモススタジアム長崎





長崎総大附が九州文化学園に3-1快勝し、2年連続の決勝進出▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝

2024-11-05 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
[11月3日(日)11:00 令和6年度 第103回全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 準決勝 @トランスコスモススタジアム長崎]
長崎総合科学大学附属 3(1-0/2-1)1 九州文化学園
得点者
2分 坂本 錠(総大附)
78分(後38分)坂本 錠(総大附)
80分(後40分)島田 俐亜武(総大附)
80+6分(後40+6分)サイク ハンター 夏壱(九文)


昨年の王者·長崎総大附が九州文化学園に勝ち、2大会連続の決勝へ。


準決勝の2カードは広く捉えれば、ロングボール(総大附、創成館)vsポゼッション(九文、鎮西学院)の戦いとなりました。総大附は特にロングボールが色濃く、強度の高いトランジションのチーム。新興勢力の九文は後ろから繋ぐポゼッションサッカーのチーム。


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スタメンとフォーメーション。
総大附は準々決勝と同じ。
九文は以前見たときまでは4バックでサイドバックがインサイドハーフに入る可変でボール保持していた記憶ですが、思うようにいかなかったのか、試行錯誤の後が見られます。


試合は九文が後ろから繋いで前進するところを、総大附がプレスで奪ってカウンターを狙うという流れが終了までずっと続きました。


立ち上がり2分、いきなり総大附先制。
右サイドDF2黒木秀彰(3年/アリーバFC)のロングスローのクリアボールをMF10宇土尊琉(3年/有明中)が頭で繋ぎ、FW9坂本錠(3年/川中島中)が滑り込みながら決めました。



ゴール動画。


ここからは前述のとおり、九文がボールを後ろで保持して縦に入れるところを総大附が襲いかかります。序盤の九文は3バックの両側からシンプルに2トップにつけようとする場面が多かったですが、そこをブロックを圧縮して奪う総大附。

11分、総大附。
コーナーキックからヘディングシュートはDFクリア。

12分、九文。
右サイドから斜めの長いボールを左ポケットで受けたMF11市丸翔太郎(3年/ALLURE)が左足シュートはGK正面。

柔軟に裏への長いボールも使いながら前進しようとする九文。ただ、試合を通してエリア内でのシュートはこれくらいだったか。

23分、総大附。
高い位置で奪ったFW9坂本がミドルシュートは枠の左。

ゴール前に入っていく回数は総大附のほうが多かったと思います。

九文は左サイドのセンターバックから縦にウイングバックに入れてコンビネーションやドリブルから前進しようとする場面も多く、MF10久保海斗(3年/ミレニオAC)とMF11市丸のところはストロングか。

35分には、総大附がその九文の左(総大附の右)のところにテコ入れで、16寺井に代えて7土屋を投入。


39分、総大附。
右サイドからのFW9坂本のクロスのセカンドボールをMF8髙橋駿介(3年/京都J-マルカFC Comrade)がミドルシュートは枠の上。

1-0で前半終了。

後半も同様の流れ。
ただ、立ち上がりは総大附がやや押し込みます。

1分、左サイドでロングボールを受けたFW9坂本が縦に仕掛けて折り返すと、後半から入ったFW21伊藤壮汰(2年/長崎レインボーSC)がダイレクトで合わせるも、シュートは枠の上。


3分、総大附。右サイドDF2黒木のロングスローから最後はMF11松下昊稀(3年/FC佐伯S-Play MINAMI)のヘディングは枠の上。

10分、総大附。
左サイド高い位置で奪ってクロスをFW9坂本の浮かしたシュートはクロスバー。決定機。


後半序盤の相手の攻撃を凌いだ九文も20分過ぎくらいからFW13サイクハンター夏壱(3年/CAセレスト)に収まるようになり、サイドへ展開してエリア付近まで運べるように。ただ、シュートには繋がらず。

30分には九文は4バックに変更し、ゴールを狙いにいきますが、流れは変わらず。


そして38分、総大附に追加点。
クリアボールが左サイドに渡り、ヘディングで繋いだボールを左ポケットで受けたFW9坂本が対面のDFの脇を狙ったシュートでゴール右隅に決め、2-0。


その2分後にはDF6小手川蓮(3年/UFAパルティーダ)の左足コーナーキックをDF17島田俐亜武(3年/クラブレジェンド熊谷)がヒールで流し込んで3-0。


40+6分、九文も一子報います。
右インサイドに起点を作り、左に叩いたボールを1人がスルーし、大外でフリーのFW13サイクハンターが右足でゴール右上に鮮やかに決めて3-1。


そのまま試合終了。

初の決勝を狙った九文でしたが、ベスト4。しかし、このスタイルは継続してほしいです。

個人的に、キャプテンマークを巻いてプレーしたV·ファーレンU-15出身の4松本士苑を誇らしく見ていました。来年も頑張ってほしいですね。


総大附が2年連続の決勝へ。
相変わらずの強度と運動量でした。特に2、3人で囲んで奪う守備のところが、相手に考える間を与えず、相手は嫌だよなと思わされます。

決勝でも脅威となるでしょう。



創成館が南山に3-1で勝利し、準決勝へ▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝

2024-10-30 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝。創成館会場の第2試合は創成館-長崎南山。

第1試合はこちら↓

長崎総大附が海星に2-1で競り勝ち、準決勝へ▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝 - 長崎ぺんぎん日和

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創成館 3(1-1/2-0)1 長崎南山
得点者
30分 坂本 貫太(創成)
32分 橋本 斗雅(南山)
47分(後7分)山口 慶太朗(創成)
56分(後16分)田原 昊仁郎(創成)


効果的に得点を重ねた創成館が勝利。


スタメンとフォーメーション。


こちらも第1試合と同様、ロングボールからセカンドボールの争い主体の戦いになりました。
ただ、南山がどちらかと言えば個人のスピードや技術を生かそうとしているのに対し、創成が各局面でのグループでの形が整理されている戦いをしていたように見えました。

立ち上がりはお互いにテンション高く入り、激しいセカンド争いからの速攻。ボールを手放すのも速く、ボールが行ったり来たり。


左SB4森林恒志(3年/長崎南山中)、左SH7宮之原翔(3年/長崎南山中)、そして左に流れるFW10浦大世(3年/長崎南山中)の推進力によって一気にゴール前に持っていこうという南山。

創成も負けておらず、6分に初シュート。左サイドで受けたFW10浦田昊輝(3年/V·ファーレン長崎U-15)が左足で打ちますが、GK正面。

しばらくは互いに遠目からシュートを打つ場面があるだけで、決定機は生まれず。

15分くらいになってようやくゲームが落ち着き始めます。
創成は後ろで回しながら1トップ2シャドーか幅を取るウイングバックに長いボール。南山はやはり左サイド中心に前進を狙います。


21分、南山。
ボールを収めて右サイドに展開し、右ポケットにいたFW9重松遥良(3年/長崎南山中)がターンしてシュートはDFブロック。

23分、創成。
左サイドでセカンドボールを回収し、クロスからGKが弾いたところをMF6坂本貫太(3年/ソレッソ熊本)がシュートはGK正面。

26分、創成。
中央で収めて左から右に展開しMF2深見悠人(3年/東長崎中)の速いクロスを左ポケットのMF6坂本シュートはポスト。決定機。

29分、南山。
カウンターのロングボールを左のFW9重松が収めて、右サイドに展開し、FW10浦シュートは右のサイドネット。


30分、創成先制。
GK17阿部巧翔(2年/スマイス·セレソン)のフィードを右サイドMF2深見が頭でのトラップで縦に抜け、速いクロス。逆ポケットのMF6坂本がシュート。跳ね返るも再び6坂本が押し込み、1-0。

この逆ポケットへのクロスは直前もあったので、狙いだったのかもしれません。そして、効果があったようにも見えました。


しかし、直後の33分、南山同点。
左サイドバックの4森林が低い位置からスルスルと持ち上がり、1人で高い位置まで運び、マイナスのクロスを上げると、ペナルティスポット付近でフリーになっていたMF8橋本斗雅(3年/エクセデール長崎FC)が落ち着いて決めて1-1。
やはり、南山の左サイドはストロングポイント。

36分、創成。
左サイドの崩しからマイナスのクロスをMF8田原昊仁郎(3年/サガン鳥栖U-15)がシュートはGK正面。


1-1で前半終了。


後半は立ち上がりから創成がボールを保持し、南山がカウンターという構図が色濃くなります。


創成のロングボールの収め方が効果的で、FW10浦田も上背はないものの、相手を背負いながらしっかり前に落とし、2シャドーやボランチがサポートしてボールを収めていました。
そこから左右に展開し、失っても南山のファーストボールをしっかり跳ね返していたので、マイボールの時間が長くなります。



しかし、創成の追加点はカウンター。
一度ボールを奪った南山が左サイドに展開するも、創成が奪い返し、ボランチを経由して左サイドを駆け上がるMF13山口慶太朗(2年/国見中)に渡ると、そのまま左足を振り抜き、ゴラッソ。
2-1。


16分、創成追加点。
ビルドアップから中央FW10浦田のポストプレーでFW9主計虎太郎(2年/サガン鳥栖U-15)が仕掛けてラインを押し下げ、MF2深見の落としをMF8田原が左ミドルシュートで中央をぶち抜き、3-1。


そこからもしばらく創成の時間が続きます。特にMF8田原がボールを回収したり、受けて繋ぐことで、マイボールの時間を増やしていきます。

ラスト5分くらいになって、南山が後ろで持てる時間が出来ますが、なかなか創成のブロック内に差し込めず。

創成には堅い守備ブロックのイメージもありますが、この試合は前からのプレスもあり、出来るだけ相手陣内で進めたい印象を受けました。


南山はFW10浦に収まってサイドチェンジする場面もありましたが、逆サイドも創成のウイングバックが対応。

39分、南山。
ミドルシュートのこぼれをFW10浦が押し込んでネットを揺らしますが、これはオフサイド。





そのまま3-1で終了。
高い組織力を発揮した創成館が準決勝に進出。準決勝は国見に勝利した鎮西学院。楽しみです。

南山も今年のチームには期待感があったのですが、残念。お疲れ様でした。


準々決勝結果
長崎総合科学大学附属 2-1 海星
九州文化学園 1-0 長崎日大
創成館 3-1 長崎南山
鎮西学院 2-1 国見

準決勝(11/3 @トラスタ)
11:00 長崎総大附 - 九州文化学園
14:00 創成館 - 鎮西学院

国見と日大も敗れたのは残念でもありますが、国見にはプリンスリーグ2部優勝、日大には県1部優勝がまだ残っています。頑張ってほしいです。



長崎総大附が海星に2-1で競り勝ち、準決勝へ▪︎令和6年度 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝

2024-10-29 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
令和6年度 第103回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会は10/27に準々決勝を迎えました

3回戦の結果(10/26)
長崎総大附 4-1 佐世保実業
海星 1-0 諫早商業
九州文化学園 5-1 長崎北
長崎日大 4-1 大村
長崎南山 8-0 諫早
創成館 3-0 島原商業
鎮西学院 4-0 長崎南
国見 6-0 島原
プリンスリーグ、県リーグ1部上位組が勝ち上がり。


準々決勝カード
[創成館Sフィールド]
11:00 長崎総大附 - 海星
14:00 長崎南山 - 創成館
[百花台公園サッカー場]
11:00 国見 - 鎮西学院
14:00 長崎日大 - 九州文化学園

私は創成館S-フィールドでの2試合を観戦しました。

[第1試合]
長崎総合科学大学 2(2-1/0-0)1 海星
得点者
5分 須田 隼太(海星)
14分 松下 昊稀(総大附)
40+4 坂本 錠(総大附)


スタメンとフォーメーション。


昨年度準決勝の再戦は2-1で総大附の勝利。ロングボールのセカンドボール争いで、ボールが頭上を行ったり来たりする試合となりました。


立ち上がり5分、海星先制。
カウンターで左サイドでロングボールを収めたFW10須田隼太(3年/雲仙アルディート)がファウルをもらい、そのフリーキックを最後はFW10須田が押し込みました。



ゴール動画。


総大附はサイドの深いところにロングボールを入れて、FWとSHの関係でキープし、ポケットを攻略しにかかります。が、海星もロングボール対応を苦としておらず、落ち着いて対応。
海星もエースFW10須田のキープ力を生かして前進。カテゴリーの差を感じさせない試合。



14分、総大附すかさず同点。
右サイドでボールを奪い、スローインの早いリスタートから右ポケットを取ったFW9坂本錠(3年/川中島中)がキープして折り返すと、ゴール前フリーのMF11松下昊稀(3年/FC佐伯S-Play MINAMI)が右足で合わせて1-1。

この形、プリンスリーグのV·ファーレン長崎U-18戦でも見ましたね。再現性。


畳み掛けたい総大附。
22分、右サイドから一気に前進したFW9坂本がミドルシュートは枠の左。

ここからしばらくまたロングボールの跳ね返し合い。

29分、総大附。
MF10宇土尊琉(3年/有明中)のコーナーキックを最後はMF8髙橋駿介(3年/京都J-マルカFC COMRADE)がヘディングはGKキャッチ。



36分、海星
FW10須田が持ち上がり、中央に入れたボールをMF11楠博有(3年/エクセデール長崎FC)が繋いで裏に抜けたFW19増山志道(3年/雲仙アルディート)が浮かしたシュート。GKを越しますが、総大附DF2黒木秀彰(3年/アリーバFC)がクリア。

ここから終盤にかけては、海星がボールを前で収めて押し気味。



しかし、40+4分、総大附逆転。
DF6小手川蓮(3年/UFAパルティーダ)の左足コーナーキックをファーサイドのFW9坂本がヘディングで決めて2-1。そしてそのまま前半終了の笛。



ゴール動画。

大きな逆転ゴールでした。


後半も同じようにロングボールの応酬。

8分、海星。
セカンドボールを拾ったMF11楠のキープから受けたFW19増山が持ち込んで左足シュートはGK正面。

総大附は前でボールが収まらず、海星の切り替えの速さもあり、カウンターが打てず。



10分、海星。
クリアボールが左サイドフリーのMF7橋本朝陽(3年/Verslien)に渡り、左足シュートは右ポストに当たり決まらず。決定機。


16分、総大附。
右サイドのスローインから縦に仕掛けたMF16寺井海人(2年/FC Lazofio鎌ケ谷)がクロスを上げ、ゴール前に入ってきた途中出場FW19斉藤巧志(3年/FC KASUKABE)のヘディングは枠の上。

19分、総大附。
後方からのフリーキックをペナルティエリア付近FW9坂本がキープし、右足シュートは惜しくも枠の左。

この時間帯は総大附も押し返していた印象。ただし、シュートチャンスはここまで。



26分、海星。
左サイドのパスワークで崩し、左クロスをFW10須田がキープし、最後はMF8上川祐太朗(3年/CAセレスト)がシュートは枠の右上。

ここからは両チームチャンスがなく、鬩ぎ合い。


40+4分、海星。
後方からのフリーキックのセカンドボールを拾ったMF11楠がミドルシュートは総大附GK1マガリェンスアルナウド(3年/スマイススポーツU-15)が好セーブで防ぎます。

海星の最後のチャンスも総大附が防ぎ、試合終了。



総大附が前日の3回戦が南島原だったということでコンディションの問題もあったかもしれませんが、海星が勝っていてもおかしくはない展開。総大附が決めるべきところをしっかり決めたという試合という印象でした。


海星の皆さん、お疲れ様でした。