漫画家松本零士氏の「キャプテンハーロック」の戦艦名が「アルカディア号」。作中でハーロックを狙う若者が艦の中を見て驚く場面がある。規律や緊張感のない自宅のような艦内。好き勝手に振る舞っている皆の姿を見て失望するといったシーンがある。しかし、ひとたび戦闘が近づくと一瞬にして戦艦らしくなるアルカディア号。即、臨戦態勢。その変貌ぶりに驚きを隠せない青年。「戦艦といえ、ここは我が家でもあり、日常でもある。四六時中気を張っているわけにもいくまい。」とハーロック。
いつでも戦える日常、理想ですね。理想を持たない私の唯一の理想かも知れません。日常の中の戦い、戦いの中の日常。二つは分かつものではなく、同時に存在するもの。
真の安らぎは・・・? 未だ我はその答えを持たぬ。