神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

まだ知らない

2017-01-23 20:34:32 | 演劇

 うちの芝居は面白いです。

 いつも作品の底に流れるものがあって、それが大きく変わらないのでザクッと観る方は「似たような話」だと受け取られるようです。二つとして同じものはないのですが、共通するものはあります。それが作家のこだわりであり、愛なのだと思います。

 初めて浮狼舎の芝居を観た時、「こんなに『生』を肯定している作品は見たことない」と驚きました(あんなに人が死ぬのにね)。だから当時すぐ合流しました。初参加は「狼のいる森」。私は主催者・作家である神原くみ子の作風に似たものを他に知りません。あるとすれば師匠の劇作家・演出家の金杉忠男の作品ぐらいだと思います。根っこは同じだと思いますから。

 私たちは「人がそこにいる」芝居をします。少なくともそれを目指します。だから面白いのです。そこを気に入ったお客様は通い詰めてくださいます。でも知らない方もまた大勢おいでです。もちろん人には好みというものがあるので、お口に合わないのであれば離れていかれると思います。それはそれでよろしいかと。しかし、まず観ていただかなければ話になりません。観てください。あなたの、知っているはずなのに知らない世界がきっと拓けるはずです。

     「寂しかったらふらりとおいで、決してただでは帰さない」  劇団 浮狼舎

                                                      

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