神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

走り抜ける

2016-07-10 19:51:41 | 演劇
 1年間に、浮狼舎(もしくは番外)公演を春に座・九条で、夏はこの前のハレンチキャラメル公演(今夏で終了)を應典院で、秋は9月に宇野重吉のお膝元福井県、福井自由舞台アトリエで「神社探偵清神シリーズ」を、11月にはWFにて神原組プロデュース公演。年間平均約4公演。1年12か月、単純に3ヶ月に1度公演を打っている計算です。
 じっくりやった方が良いものができるのではないか?…と皆さん、そうお思いでしょう。確かにやれば良いというものではありません。しかし、作家が走っているときは止めてはならんのです。作家は書ける時に書くのです。満を持して、などとのんびりしておられんのです。うちの作家は稽古場と共に書きます。生きた人間を栄養にして書くのです(人喰い作家?)。他人(ひと)が渾身の一作を捻り出すうちに、うちは4本ぐらい打っちゃいます。それでいてその作品世界はブレません!ちょいと自慢です。

 実戦派集団といえば聞こえはいいですが、貧乏暇なしともいえます。日常稽古より公演稽古の方が圧倒的に多い。ロートルにはきつくなってきましたが、愚痴は出ません(ぼやいてますけど)。幸せです。俳優にとって、多く板を踏めるということは無上の喜びです。ここへ来んかったら、「芸」や「芝居」についてここまで考えんかったんと違いますやろか。もし、のんびり芝居して過ごしてたら、何やかやと選り好みして板に立たんかったなら…そう考えると、ほんまに今、芝居ができて幸せです。もう、何で自分は芝居をするのか考えんでええのんは、嬉しいことです。あとの人生迷うことなく進めます。ただ、深めていくのみ。簡単やないんやけどね、…でも、そういうこってす。

                                

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