座長神原の週末大引っ越し、日曜に終われませんでした。2週間前に見た段階で関係者たちを絶望させた神原宅は、魔窟と呼ぶにふさわしい困難極まる現場であった。我々の頭の中に「地上の星」が流れ、この引っ越しが「プロジェクトX」に匹敵する難業であることは容易に知れた。
この2日間(土日とも)よく頑張った!庄司 勝、岩井宏行、わらし、安宅姉妹、島上(わし)、そして前後左右も判別つかなくなるくらい疲れ果てた神原!捨てても捨てても現れるコンピュータ機器や家電、書籍!何十年も溜め込められてきた綿埃!淀川さんぽ氏の幻の漫画原稿発見に至ってはびっくり仰天である。
しかし、タイムリミットが迫りくる中、なくならない廃棄物を前に、我々はさながら彗星帝国を前に呆然と佇む宇宙戦艦ヤマト乗組員の心境であった。勝てるのか?いや、そもそも終われるのか?ぐるぐると詮無い思考が頭を駆け巡る。
「立つんだ!ジョー!」もう無茶苦茶である。フラフラになって我々は作業を終え、一時撤退した。
明日の勝利に向けての大いなる退却である。あと1週間闘おうと、それぞれ闘志を確認し、帰路についた。
とにかくこの大引っ越しを終えなくては、台本を書いてもらえない。非常事態宣言は出るわ、稽古場は制限されるわ、引っ越しは終わらんわで… 大丈夫か劇団 浮狼舎!できるのか3月公演!
以下、次号(^^;)
※大阪市が団地の取り壊しを決め、立ち退きを勧告したためにこの引っ越し劇である。どこまでも芸能・芸術関係者 をいじめやがって。ちょっと文句が出る。
両の掌が腫れている。熱を持ち、痛くて眠れんかった。過酷な作業の証だ。
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