考えなしに演じることはないが、考えて演じない。
理解しようとしてお芝居を観るとしくじるのに似ているかしら。理屈で理解するのと、感じ取ったものを自分なりに理解するのとは、全く違うものなのです。
大先輩のデカルコマリィさんの舞踏を観ているとよく思います。かつて、いつの間にか理屈に傾いている自分に気づくことがあったので。
何が起こているのかを考えるのではなく、目の前で繰り広げられていることを自分の中に流し込んだ上で、吐き出すもよし、受け入れるもよし、なのです。現代人は、感じることを無条件で実行し辛くなっているかも知れません。ただ見て感じるだけでも、後から思考は追いかけてきます。言い知れぬ感覚と共に。
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