劇団すかんぽ長屋の物語には必ず登場する人物がいる。
安太郎。誰も素性を知らない小博打うち。遊び人ながら剣術の心得があるやくざなあんちゃん。女の切れ目がなく(安太郎が転がり込むことの方が多い?)、長屋の皆とは良好な関係を築いている。元来は風来坊なのかもしれない。しかし、今はこの江戸のすかんぽ長屋に住みついている。彼との付き合いも4年目を迎える(私こと島上とおるが安太郎を演じます)。まだまだ謎の多い御仁です。借りぐらしのアリエッティならぬ借りぐらしの安太郎です。
元々、年に一度、人情時代劇をやろうと立ち上げた座組劇団(劇団すかんぽ長屋)でした。春秋には劇団浮狼舎(母体劇団)、神原組(演劇ユニット)とそれぞれ特徴ある演劇集団の名の下で現代劇、時代劇と毎年がんばっております。演劇界の我らもこの未曽有の事態に壊滅的な打撃を受けました。いや、まだこれからも続いて受け続けることでしょう。映像配信を駆使してがんばっている皆さん、何としても演劇を発信し続けようとするその姿勢に頭が下がります。
私たち(劇団すかんぽ長屋、劇団浮狼舎、神原組)は実体としてのLIVEにこだわり続けようと思います。それぞれやり方は違えども、立ち止まらず発信し続けていこうという点では皆同じだと思います。立ち止まればそれは停滞ではなく、後退であると知っているのです。力を蓄え、再出発を画策している皆さんもおいでだと思います。皆さん、チャンスはあります。行く手を阻まれても、めげてなんかいられませんよね。やってやろうじゃありませんか。こちとら伊達に河原に住んでんじゃねえんだ。どんな窮地もはなっから承知の助だっての(^_-)-☆
明日も稽古。とにかく稽古の出来る日々に感謝ですm(__)m
閑話休題
今年3月に逝ったY女史から32年前にいただいたカップソーサー。今も大事に使っています。一番憩う茶器です。ゆっくり珈琲を飲むときは必ずこれを使います。こんなに長く使った食器はありません。
彼女はこれを見ているとシルクロードの悠久の時を感じると言っていました。 今は私がそれを感じています-☆
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