スピルバーグの「ウエストサイドストーリー」を観ました。これはスピルバーグのリアル「ウエストサイドストーリー」でした。ユダヤ系のスピルバーグが父親にささげた、今まで見たことのない繊細な「物語」でした。良質のストレートプレイを観たような感じです。
しかし、ミュージカルでなくてもよかったのではなかったか、と思うほど「物語」として存在感があった。
ロバートワイズ監督のも、スピルバーグ監督のも両方劇場で観ました。前者はミュージカルとしてあまりに美しかった。と同時に当時違和感を私は感じていた。後者はその違和感を解消してくれる生活感と人間臭さを感じた。だが、あの美しさと爽快感はなかった。この二つの「ウエストサイド」は同じ物語でありながら、全く違う作品なのである。どちらも間違いなく傑作です。
当時この二人は吹き替えでしたダンスは今よりキレッキレでした
ミュージカルとしてはロバートワイズ、物語としてはスピルバーグというのが私の感想でした。
スピルバーグ版のヒロインだけは規格外でした!あの人はTheミュージカルでした(86歳で歌っていたリタ・ヘイワーズは別格)!
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