神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

またまた世界を立ち上げる

2021-07-06 16:41:34 | 演劇

 別に神様の話ではありもはん。

 劇世界を立ち上げるという意味です。それはみんなでやります。キャストもスタッフも作家もお客様も。みんなで立ち上げるのです。

 御見物(お客様)がいなければ芝居は成り立ちません。観客もお芝居の一部なのです(だから、世界は今、深刻な状況なのです)。みんなで一緒に立ち上げた共同幻想の世界で遊ぶ。それがお芝居。

 しかしながら、演じている者に見えていないもの、感じられていないものは存在していません。まずは我々が明確に「河童花嫁」の舞台を立ち上げねば、現場の浅草寺前もまた存在しません。我々が見るものを御見物も見るのです。殺陣も本当に斬るのです。本当に驚き、本当に死ぬのです。だからしんどいんですお芝居は。人の何倍も人生を楽しむということは、同時に何倍も苦しむ(悩む)ということなのです。

 いいことばかりじゃありませんが、その何倍も面白いです。人は楽しむために生まれてきたのですよ。ただ、その楽しみは上っ面だけじゃない、ちくっとdeepなものですけれどね。 …深いね~深いね~(^^♪ (これ今流行り♪)

 皆様のお力もお借りして、ぜひとも立ち上げて御覧に入れましょうほどに。ご予約お待ち申し上げております。

 

       

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気おくれの日曜日

2021-07-04 11:22:13 | 演劇

 朝から仕事しています(@_@) 

 昨夜は「大豆田とわ子と三人の元夫」の録りためた分を観、とある時代劇を観ました。「大豆田~」は相変わらず面白かったのですが、時代劇の方はちょっといただけなかった(T_T) 20年ぶりに巨匠監督が撮ったそうなのですが、主演の若い俳優さん(名前は伏せます)が、物語の芯を取れていないのが残念。ほとんど脚本(本はひどかった(-_-;))と監督のせいなのですが、これほど魅力のない侍も久しぶりでした。ご本人が何も考えていないのがまるわかり(眉間に皴寄せればいいってもんじゃないんです)。怖いですねぇ~、客には見えてしまうのです。そんな風に。殺陣にもその人の生きざまが出ます。ただのアクションじゃないんですよね。その点でも明らかに監督さん息切れしてますね。「無理しないでくださいね」って感じでした。

           

 同時に観ている「たそがれ清兵衛」の方が見入ってしまう(まだ前半30分なのに)。山田洋次監督は得意じゃないんですが、人を生かすという点では独特の眼差しがあるようです。

                    

 江戸の時代に生きている人であれ。そのように「在る」ためにはどうしたらいいのか? 延々幕が上がるまで考え続けましょう程に。

            

 

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