今年は太平洋戦争の敗戦70年で、首相の70年談話やいろいろなことが新聞などマスコミで騒がしく報道されている。梅雨の徒然に戦争ものを読んだが、大岡昇平著創元社刊の「野火」が印象に残った。(昭和27年読売文学賞受賞)
フィリッピンのレイテ島での著者の経験をもとにして書かれたもので、人肉を食する人間などが登場する。どこまでが本当か嘘か疑問に残るが、戦争の悲惨な状況がよく判る。食料を持たぬ者は野戦病院から追い出される。戦うことより食べるために生きる。是非、若い人々に読んでもらいたい。
自分は、戦争が終わったときは4歳で、ほとんど何も覚えていないが、戦争はいかなる理由があってもやってはいけない。開戦の口実に正義はない。
他に、「あの戦争と日本人」半藤一利著、文芸春秋
「アウシュビッツを志願した男」小林公二著、講談社
「私はホローコストを見た 上・下」ヤン・カルスキ著、白水社
「ユダヤ人大虐殺の証人 ヤン・カルスキ」ヤニック・エネル著、河出書房新社など
フィリッピンのレイテ島での著者の経験をもとにして書かれたもので、人肉を食する人間などが登場する。どこまでが本当か嘘か疑問に残るが、戦争の悲惨な状況がよく判る。食料を持たぬ者は野戦病院から追い出される。戦うことより食べるために生きる。是非、若い人々に読んでもらいたい。
自分は、戦争が終わったときは4歳で、ほとんど何も覚えていないが、戦争はいかなる理由があってもやってはいけない。開戦の口実に正義はない。
他に、「あの戦争と日本人」半藤一利著、文芸春秋
「アウシュビッツを志願した男」小林公二著、講談社
「私はホローコストを見た 上・下」ヤン・カルスキ著、白水社
「ユダヤ人大虐殺の証人 ヤン・カルスキ」ヤニック・エネル著、河出書房新社など