親友ｋくんの死を悼む

６０年来親しくしたKくんが昨夜心筋梗塞で死んだという信じられない電話を奥さんから受けた。心底驚いた。そんなことがあってはいけない、そんなこと起こるはづもないと否定したいが事実らしい。詳しく聞いたところ心筋梗塞で即死状態だからしょうがない。永遠の眠りについた彼の冥福を心より祈ります。
K君と初めて知り合ったのは、学生食堂で一人無中でらーめんかカレーを食っているとき、お前どこから来たと声をかけられたのが始まりだ。自分は四国の陸の孤島と言われる四万十から初めて信州の大学へ通い始めた心細いころだった。えらいさっぱりしたやつだと思ったが気が合って以来６０年親友だった。昨年は浅間温泉で久しぶりに一杯やって、旧交を温めた。ピンピンコロリで逝こうよ・・・とそんな話題も出たが、本当にそんな逝き方をしてしまった。せっかちな彼らしい死に方だ。
彼はIHIでトラクターの品質管理をやった。組合運動も命を懸けてやった。会社だけでなく世の中の不正に立ち向う気骨のある闘士だった。県知事にも立候補したが落選した。僕にはできない生き方をした。多分彼は満足しているだろう。僕は彼を尊敬している。合掌
写真は昨年会った最後の写真。左がKくん浅間温泉にて