『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

金沢 ~いいとこ~

2010年04月29日 | 


しょぼくれ爺がひとりで、ちょっとセンチメンタルな気分で行った事のない所へ、、、と北陸金沢へ

こじんまりとした地方都市だったがいたる所に加賀百万石の栄華を感じました。

公園や美術館や庁舎、情緒ある町家や街並み、豊かな食材の市場、歴史を感じる様々な食材食品・・。         



旅の楽しみは、景色を眺めたり、美味しいものを食べたり、温泉に入ったり、いりいろありましょうが

小生、その土地の人との触れ合いがいちばん楽しみです。ちょっとした会話の中にも温かい人情を
感じたときなど、「ここへ来てよかった!」とつくづく嬉しくなります。

ここ金沢はそうでした。もの珍しそうにキョロキョロして居るよそ者の哀れな老人を労わってかバス路線や
道順などを尋ねると本心から好感持てる態度で説明してくれる、嬉しくなりました。



長町武家屋敷跡、時代劇映画を観ているようで今にも侍が出て来るのでは?の風情がありました。

藩政のころ武士が住んでいたのでしょうが今は一見、個人のお住まいのようでしたが当時の末裔の
方がお住いなのでしょうか?維持補修はどのようにするのでしょうか?



東京を7:00に出て越後湯沢で北陸本線に乗り換え金沢に10:53着。兼六園方面に歩き出すと
近江市場に突き当たりました。 腹時計もそろそろ正午?市場内の食処で「海鮮丼」を。

(画像よりもうちょっとボリュウムあったのですが箸をつけてから慌てて直して撮りました)



ひとりぼっちで侘しい爺の今宵のディナーは「香林坊」に出かけました。

石川県の古くからの業者のみに認可され県内のみで販売許可されている珍味「ふぐの卵巣糟漬」。
山陰・北陸で獲れる白身のトロと言われる高級魚「ノドグロ」。 みみっちく半身だけ誂えました。
アマエビ・ホタルイカ・・・加賀美人が勧めた地酒「加賀鳶」は前田藩を彷彿とさせる品格ある喉越し。

「日本海のノドグロもず~っと泳いで東京湾へ来たとすれば「ハラグロ」に名が変わっているだろうな」

なんて考えながらホテルに帰りました。優しい、余裕のある金沢の雰囲気、風土でしょうか
ホテルの窓から眺めた金沢の夜景は、何故か時季外れのホタルの群れが飛んでいる様に揺れていました。






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