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ガレット・デ・ロワ(galettes des rois)のフェーヴ

2007年01月10日 | 季節の飾り
 先日のガレット・デ・ロワ(galettes des rois)パーティーで紹介させて頂きましたフェーヴ。フェーヴ とは直訳すると“そら豆”の意味。フェーヴをお菓子の中に入れる伝統は11世紀頃、ブザンソンの教会で始められた習わしに由来していると言われています。この教会では、後継者選びの際、パンに金貨を隠して切り分け、それが当たった人を後継者と定めていました。この風習が他の教会にも伝わり、次第に教会の外にも広まっていきました。
貧しい家庭では本物のそら豆を入れ、貴族やお金持ちの家では金貨を入れていたそうです。やがて御公言の祝日に食べるお菓子にも同様に入れられるようになり、次第にキリストに関連した陶器の人形に変わっていき、現在では宗教上のモチーフにとどまらず、フルーツ、動物、乗り物、店のロゴやマークが入った物など多種多様なフェーヴが用いられ、娯楽性の部分が大きくなってきています。もともと、何かを選出する方法にそら豆を用いることは古代ローマの時代にすでに行われていたそうです。
今回は、仕掛け人Sさんのフェーヴコレクションのほんの一部を紹介させて頂きたいと思いますお店ではありませんよ~可愛くて、精巧に出来ていて、見ていて飽きませんよ。ガレット・デ・ロワには、フェーヴを集める楽しさもあるんですね。是非ご覧下さい。