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霧の信州

2007年09月19日 | 旅行
服部です。

島津さん、織田さんと猫を飼っていらっしゃる方があるのでテンプレートを猫のにしてみました。かわいいでしょう? 世戸君のところにも猫がいたのでしたね?

先週末は信州に行ってきました。8月にラトビア人のヤニスと行ってからちょうど一ヶ月です。今回は夫の旧友夫妻といっしょに。
15日のお昼に新宿からやって来た彼らを茅野駅で出迎えて いざ出発。途中お蕎麦を食べながらプランの相談をしたりしたので霧ケ峰の車山肩について歩き出したのがもう2時過ぎ。霧ケ峰はその名の通り霧の中でした。花のシーズンはもうほとんど終わりで ところどころにマツムシソウやトリカブトが咲いているだけです。




日帰り温泉で汗を流してから 名古屋から持参した材料でシーフード中心のバーベキュー。野菜は蓼科で買った新鮮なもの。暑くも寒くもなくて快適な気温でした。

16日(日)も曇りで 山に登ってもたいした景色は見えないだろうということで麦草峠で森林浴することにしました。蓼科から北八ヶ岳をメルヘン街道というクネクネとカーヴした道を通って行きます。途中の見晴らし台からの眺め。ススキが美しい。


麦草峠は標高2127メートル、さすがに肌寒くジャケットを着て目指すは白駒池。ずっと続くのは地面を苔に被われたコメツガの森。根が深く張れない土地らしく根は地表にあってタコの足のように伸びて独特の風景です。池まで往復3時間ほど歩いてから さらに車で清里まで足を伸ばして遊んできました。




帰り道ではお客様の希望で奥蓼科の御射鹿池(みしゃかいけ)を見に行きました。森を写す静かな湖面、ちょうど霧が立ち込めてきて 林の奥からふわりと妖精が出てきそうな幻想的な眺め。東山魁夷がここを描いた有名な絵があるそうです。誰もいない静かな池でしばらく過ごしてさらにこの先まで行き30分ほどして戻ってきたら池はもうすっかり霧に被われてなにも見えなくなっていました。


いっしょに旅した友人は商社マンで長くロンドンに住んでいた人です。もう定年を迎えていますが 今までの仕事の延長で区切りがつくまであと2-3年は働くとのことです。最近は仕事でよくインドに出かけるそうで 日本人の想像を越える貧富の差のことや車でいっぱいの道をのんびり歩いている牛たちのことなどインドの話をいろいろ聞きました。「インドじゃ牛が一番しあわせそうに見えるなあ」ですって。

17日(月) これもお客様のご希望で朝から諏訪大社めぐり。諏訪大社は大きな柱を山から神社に引いて行って立てる「御柱」祭りで有名です。諏訪湖の周りに春宮、秋宮、本宮、前宮と四ヶ所に神社があります。諏訪は昔から開けたところで縄文時代の遺跡もあり 様々な面白い神話も残っているところ。写真は諏訪大社下社ですが注連縄の立派なこと!風格のある神社です。左はしに写っている人間と比べるとその大きさがわかるでしょう。
諏訪は盆地なので夏は暑いところです。この日もあまり涼しくありませんでした。でも東京よりはましなようで、朝の天気予報で東京は34度と聞いていた友人たちは帰りたくなさそうでしたがしかたなく帰っていきました。31度の名古屋にも帰りたくなかったのですが 私達もため息をつきながら帰途につきました。