Fine, Peace!

感想といえない感想が多いです。

地に巣くう

2017-09-02 22:12:26 | 小説
あさのあつこさんの弥勒シリーズ。
何冊目だろ?

こちらはまた、薄暗いところにほおりこまれた感じ。
闇雲に昏いわけではないのだけど、覚束ない感じがする薄闇。

信次郎の父親の話から清之介はしまい込んでいた父親を想起する。

わかっていて踏み込み、踏ん張ろうとするのに動かされてしまう。

清之介の葛藤が痛い。

そしてまた、刀を抜いてしまう。
唆されたのではなく、そのように仕向けられた。
染みついた動きに信次郎が悦ぶ。

その目にまた清之介はうつむき、昔に囚われもがく。

清之介がかわせるのか、信次郎が追い詰めるのか。
さらに今後が気になる。

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