空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『コンビニ兄弟』23-59,60,61

2023-12-11 23:44:49 | 本の森
ぼちぼち読み進めていた3冊。コンビニの上の階に老人たちの住居がある、そんな造りのビルっていうのは、これからの時代、本当に便利なんだろうな。そうか、今日買い物に来たか、お昼のお弁当を食べに来たか。そんなことが元気で変わりがないかの確認事項にもなるんだね。そうだよね。なんて感じで読み始めたけれども、話はもっと複雑。いくつになっても推しがいるっていうのは生活の彩りだね!時々、 . . . 本文を読む
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『世はすべて美しい織物』23-58

2023-11-11 20:46:02 | 本の森
昭和と現代を行き来しながら進む物語でした。私が生まれるよりもう少し前の昭和は、まだまだ「家」とか「家業」とかがしっかり残っていて、嫁ぎ先は家同士で決まるもの、だったんだよねえ。現代よりも、制約は多かっただろうけれども、その中でどう生きるか、自分を表現するか、にかける気持ちって、もしかしたらすごく濃密だったのかもしれないな。また、「手間がかかる」なんていう言葉で表現できないくらいの作業を、情熱を絶や . . . 本文を読む
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ベツレヘムパール 23-57

2023-11-05 17:38:48 | 本の森
しばらく前に図書館でゲットしていた本。ベツレヘムパールだね。よくよく読み直してみたら、せかほしにバイヤーとして出演されていた小坂さんだった。パレスチナへ行きたいとは思っていたけれど、やはり治安面で躊躇していて、でもせかほしのお話をいただいたから、チャンスだ!と思って行ったこと、その後コロナ禍でも大変だったことなどが書かれていて。それにさらに、今の情勢だものね。さらに昨日の、せかほしの . . . 本文を読む
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『レーエンデ国物語』23-56

2023-10-18 22:02:05 | 本の森
久しぶりにガッツリなファンタジーを読んだ!そして意外と、グサグサくる。あんたは他人に求められる自分が理想の自分だと思ってるみたいだけど、理想の自分ってのは、自分がなりたい自分のことを言うのさ。生きるってのは楽じゃない。喜びや幸福は刹那の光。それ以外はずっと闇ん中だ。ヘマして恥かいて失意と絶望の泥沼を這いずり回る、それが人生ってもんなのさ。だからこそ自分が歩く道は自分で選ばなきゃいけな . . . 本文を読む
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『猫を処方いたします』23-55

2023-10-09 23:25:02 | 本の森
昼休み読書。大丈夫ですよ、だいたいの悩みは猫で治りますから!そうだといいよね。京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫!?猫はね、見ているだけでなんとなく、あれ?私がこんなにセカセカしてるのはなんでだろう?そんなにあく . . . 本文を読む
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『茜唄(下)』23-54

2023-10-08 23:04:52 | 本の森
源氏の地元のせいか、私はどうしても源氏側の目線で歴史を見がちなんだけれど。それ以外にもやはり、勝てば官軍という要素もあるんだなと思いました。歴史は後の時代のものによって書き換えられる、までは言わなくても、多少に関わらず、描かれない部分、負けたものには反論の余地もない、ということがきっとあるんだろうなと思う。歌に乗せて、口伝的に平家物語を野に放つっていうのはうわあ、そんなやり方もあるのかᦀ . . . 本文を読む
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『ソロキャン!』23-52,53

2023-10-06 21:16:18 | 本の森
多分ね。これからもキャンプは行かないかもよ、とは思っています。だけど、キャンプが好きな人が一定数いることはわかるし、こういうことが好きなんだろうなとか、ひとりになるにはもってこいだよね、とか自然の音の中に身を置くのって、いいよね。そうしたい時が本当にあるよね、という共感はあるのよ。炎を見つめて過ごす時間、夜空を見上げる時間は私もほしい。じゃあキャンプの何がだめなのかといえば、まず道具を揃える . . . 本文を読む
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『すきだらけのビストロ』23-51

2023-09-29 23:16:07 | 本の森
イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹がぐうと鳴るいい香り。期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなコックが、キッチンカーの赴くままに店を開く「つくし」だけれど、きまっていつも芸術のある場所に現れる。ピアノの演奏が聞こえる野外劇場、絵画が飾られたマルシェ、映画が上映されている砂浜……。ちょっとだけ設定が、満月珈琲店に似てるA . . . 本文を読む
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『今日はいい天気ですね』23-51

2023-09-26 23:06:34 | 本の森
幸せは、人それぞれ――キョウコは自分でも「休みすぎ!」とツッコミを入れながらも、無職のまま、月10万円の生活をのんびり続けています。ささやかな楽しみを見つけながら。本当にね、日常にそんなにドラマは起きないと思うのよ、朝起きて、家のことをして、仕事に行って、帰りに食材買って、家に帰って料理して…の繰り返しばかりしているんじゃない?って思うこともあるけれども、その中で起きる小さな変化だと . . . 本文を読む
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『この夏の星を見る』23-50

2023-09-25 20:13:32 | 本の森
亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。 . . . 本文を読む
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『きみと暮せば』23-49

2023-09-11 23:01:50 | 本の森
昼休み読書。十年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、二人は兄妹になったが、五年前に両親は他界。中三のユカリは義母のレシピ帳を参考に料理し、陽一は仕事で生活費を稼ぎ、支えあいながらの二人暮らし。のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、ほんわりとした物語です。猫の肉球、ポトフ、あいまい弁当。穏やかな日々はかけがえのないものだし、別に事件は起こらなくていいね。 . . . 本文を読む
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『栞と嘘の季節』23-48

2023-09-05 23:19:32 | 本の森
『本と鍵の季節』続編。高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。トリカブトね。花は可愛いんだよね。こっわいわ〜。日常と非日常、生活の、日の当たる部分と . . . 本文を読む
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『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』23-47

2023-09-04 22:09:08 | 本の森
またもや昼休み読書。本当に、こういう系の本が好き(笑)ニヤニヤが止まりません。鳥類学者、それは神に選ばれし存在である。スマートな頭脳に加え、過酷なフィールドにいつでも出張できる体力が必要なのだから。かわいいメグロからの採血。噴火する孤島への上陸。ある日は吸血カラスの存在に驚き、ある夜は蛾の襲来に震え……。美女たちよ、わたしに近づくな。やけどするぜ。多分、学者というのはの . . . 本文を読む
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『それでもしあわせフィンランド』23-46

2023-09-03 22:25:18 | 本の森
昼休み読書。定期的にフィンランドの本を読みます。こちらはシリーズものの様相ですね。実際にそこで過ごしている人が、どんなことを感じて、どんなことを考えながら過ごしているのか。飾らない感じがホッとするエッセイです。ヒンメリ、部屋に飾っています。 . . . 本文を読む
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『子のない夫婦とネコ』23-45

2023-08-29 22:21:53 | 本の森
特に大きな出来事が起こるわけでもない。ある意味、ありふれたごく普通の毎日を送る中での些細な出来事が嬉しくて、何も起きない幸せというのがあるのかもしれないなぁとしみじみ思う。ついつい、刺激を求めてしまいがちだけどね。 . . . 本文を読む
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