空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

少年少女飛行倶楽部

2009-09-12 23:05:01 | 本の森
空好きです。
まぁ、それはわかるよね、ブログの題名からしても。
ぽや~~っと空を眺めて時間がたつ、なんてこともあるくらい。
最近はあんまり眺める時間がなくなっちゃったけど。

で、やっぱり空も飛んでみたい。
スカイダイビングでもいい。
バンジージャンプは嫌だけど、あれは谷に向かってまっさかさま、って感じだから。
気球もいいな。パラグライダーでもいい。

そんなことを時々思ったりするわけですが・・・


今回読んだのは『少年少女飛行倶楽部』加納朋子
加納さんのミステリー系の話は(『ななつのこ』とか『魔法飛行』『てるてるあした』etc)
いくつも読んでいるのだけど
中学生が主人公の話は初めて。


私たちは空が飛べる。
きっと飛べる。必ず飛べる。

飛行クラブの活動内容。
空を飛ぶことを目的とする。
以下、「空を飛ぶこと」に関する条件。

1 あくまでも「自分自身が」飛行することを旨とする。
2 当然ながら「落下」は「飛行」ではない。
3 飛行機やヘリコプターなどの飛行は除外される。
4 究極的には、理想を言えばピーター・パンの飛行がベストである・・・


海月(みずき)、海星(かいせい)、神(じん)、樹絵里(ジュエリー)
・・・このネーミングは・・・
まぁ、変な名前を付けられた子供として、ちゃんと突っ込まれてますからいいんだけどね。
朋=「ルナルナ」ってのもすごい。そりゃあ、月が二つだけど。
でもそんな名前の子もいそう・・と思えるくらいの最近の名前。

やる気のない顧問(でもまずいことになりそうになると、とても意見を述べだす)
裏情報に精通しているため諍いの中心になる子(あだ名:イライザ)
(いたよな、「ねえねえ、知ってる?」系女子)

野球大好きだけど、怪我であきらめなきゃならない海星、
親の期待を一身に集め、答えなきゃと努力してきたけど・・・な球児
(名前みただけで、願いがわかっちゃう名前っていうのも、時折残酷)

子どもは子どもなりに、いろんなこと感じて、考えてるんだよねと
どうしても親目線になりがちなこういう本だけど、子ども目線で読み切りました。
子どものほうが根性据わってるのかもと思ったり
大人って時々無茶苦茶な理論展開するよなぁ(つじつま合ってないよね)とか
思うことは数々あるけど
突っ走りようはまさしく青春!真っただ中!

さて。
上のような条件を掲げた飛行倶楽部はどのようにして目的を達成するのか、できるのか?
中学校の部活、という範囲内で。


ときにはそんな本もいいよね。

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